ロシア難民受入移送居住センター:難民107人が新たに帰国、避難民371人が新たに帰宅(2018年9月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月9日付)を公開し、9月8日に難民107人(うち女性32人、子供55人)が新たに帰国したと発表した。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は11,814人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者11,496人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は24万1,094人となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は698万9,342人(うち女性216万6,696人、子供349万4,671人)。

一方、9月8日に国内避難民371人が新たに帰宅した。

これにより、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は122万8,885人(うち女性36万8,900人、子供62万6,575人)で、うち2018年1月以降の帰宅者数は14万6,523人(4万4,191人、子供7万4,571人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(9月9日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を29件(アレッポ県10件、ハマー県14件、イドリブ県2件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも5件(イドリブ県4件、ハマー県1件)の停戦違反を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 9, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反逆罪の嫌疑をかけられていた親政権民兵「カラムーンの盾」が解体され、司令官多数が逮捕(2018年9月9日)

ドゥラル・シャーミーヤ(9月9日付)は複数の地元消息筋の話として、ダマスカス郊外県で活動を続けてきた親政権民兵組織「カラムーンの盾」が軍の決定に従い解体され、所属していた戦闘員が第3師団に吸収されるとともに、司令官多数が逮捕されたと伝えた。

同消息筋によると、カラムーンの盾は、2018年2月から4月にかけてのダマスカス郊外県ハラスター市での戦闘で、反体制武装集団によって包囲された運輸局を解囲するための作戦に参加する指示を受けていたが、これに失敗した。

これに乗じて、2016年にタッル市への部隊展開(共和国護衛隊、軍の進駐の是非)をめぐってカラムーンの盾と対立していた共和国護衛隊は、カラムーンの盾が反体制武装集団と結託していたとし、反逆罪の嫌疑をかけていたという。

al-Durar al-Shamiya, September 9, 2018

 

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月9日付)によると、シリア軍がハラスター市で兵役忌避者多数を拘束、バス10台以上で彼らを搬送した。

AFP, September 9, 2018、ANHA, September 9, 2018、AP, September 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2018、al-Hayat, September 10, 2018、Reuters, September 9, 2018、SANA, September 9, 2018、UPI, September 9, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍と反体制武装集団がアレッポ県アフリーン郡で住民を拉致、拷問により殺害(2018年9月9日)

アレッポ県では、ANHA(9月9日付)によると、トルコ軍とシャーム自由人イスラーム運動がアフリーン郡のカルズィーラ村で女性1人を含む住民10人を拉致、連行した。

また、ラージュー町では、トルコ軍と東部自由人連合が村人1人を拷問によって殺害した。

このほか、アフリーン市内のシャーリア通りで爆発が発生した。

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターは声明を出し、7日にハムザ師団のメンバーをシャッラー村近郊の街道で殺害した。

AFP, September 9, 2018、ANHA, September 9, 2018、AP, September 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2018、al-Hayat, September 10, 2018、Reuters, September 9, 2018、SANA, September 9, 2018、UPI, September 9, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民107人が新たに帰国、避難民371人が新たに帰宅(2018年9月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月9日付)を公開し、9月8日に難民107人(うち女性32人、子供55人)が新たに帰国したと発表した。

内訳は、レバノンからの帰国者11,389人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は11,814人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者11,496人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は24万1,094人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者11,389人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は698万9,342人(うち女性216万6,696人、子供349万4,671人)。

一方、9月7日に帰宅した国内避難民371人が新たに帰宅した。

これにより、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は13万5,014人(うち女性36万8,751人、子供62万6,421人)で、うち2018人1月以降の帰宅者数は14万6,532人(4万4,191人、子供7万4,571人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(9月9日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を29件(アレッポ県10件、ハマー県14件、イドリブ県2件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも5件(イドリブ県4件、ハマー県1件)の停戦違反を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 9, 2018をもとに作成。

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レバノンで避難生活を送ってきた避難民数百人が帰国(2018年9月9日)

SANA(9月9日付)によると、レバノンで避難生活を送ってきた避難民数百人が、ダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ヒムス県のザムラーニー国境通行所、タルトゥース県のダブースィーヤ国境通行所を経由して、ダマスカス郊外県(『ハヤート』(9月10日付)によると主にカラムーン地方出身者))、ヒムス県の自宅に帰還した。

SANA, September 9, 2018

 

AFP, September 9, 2018、ANHA, September 9, 2018、AP, September 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2018、al-Hayat, September 10, 2018、Reuters, September 9, 2018、SANA, September 9, 2018、UPI, September 9, 2018などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍はハマー県、イドリブ県、アレッポ県を爆撃・砲撃(2018年9月9日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍がカルアト・マディーク町、トゥワイナ村、ラターミナ町一帯を爆撃・砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月9日付)によると、カルアト・マディーク町にはシリア軍の迫撃砲、砲弾100発以上が打ち込まれた。

一方、SANA(9月9日付)によると、シリア軍がサイヤード丘、カフルズィーター市でイッザ大隊を名のる反体制武装集団などの拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍がフバイト村、サラジュ村、ハルバ村、アービディーン村一帯を爆撃・砲撃した。

シリア軍が投下した「樽爆弾」は約60発に達し、女児1人が死亡、6人が負傷したという。

また爆撃が激化したのを受け、15日以降住民数百世帯が避難したという。

なお、シリア人権監視団によると、8~9日の48時間で、子供22人を含む22人が死亡、5,000人以上が避難したという。

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アレッポ県では、ANHA(9月9日付)によると、ロシア軍がハイヤート村、フッリーヤート村、アナダーン市にある反体制武装集団(トルコの支援を受ける勢力)の拠点を爆撃した。

これに対して、反体制武装集団はヌブル市、ザフラー町を砲撃した。

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月9日付)によると、イスラーム山地大隊を名のる武装集団が、トルクマーン山にあるシリア軍拠点を攻撃した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月9日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に接するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を続けた。

AFP, September 9, 2018、ANHA, September 9, 2018、AP, September 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2018、al-Hayat, September 10, 2018、Reuters, September 9, 2018、SANA, September 9, 2018、UPI, September 9, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省は米主導の有志連合がダイル・ザウル県での爆撃で白リン弾を使用したと発表(2018年9月9日)

ロシア国防省は声明を出し、米主導の有志連合がダイル・ザウル県ハジーン市に対する爆撃で、国際法で使用が禁止されている白リン弾を使用したことを確認したと発表した。

声明によると、白リン弾による爆撃は8日に行われ、戦闘機2機がこれに参加したという。

AFP, September 9, 2018、ANHA, September 9, 2018、AP, September 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2018、al-Hayat, September 10, 2018、Reuters, September 9, 2018、SANA, September 9, 2018、UPI, September 9, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.