シャーム解放機構はイドリブ県情勢への対応を協議するための拡大会合を開催(2018年9月11日)

イドリブ県では、シャーム解放機構がテレグラムを通じて、前線司令官らを一同に会した拡大会合を開き、イドリブ県情勢への対応について協議したと発表、その写真を公開した。

al-Durar al-Shamiya, September 11, 2018
al-Durar al-Shamiya, September 11, 2018

 

AFP, September 11, 2018、ANHA, September 11, 2018、AP, September 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 11, 2018、al-Hayat, September 12, 2018、Reuters, September 11, 2018、SANA, September 11, 2018、UPI, September 11, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヘイリー米国連大使「ロシア・シリア両軍のイドリブ県に対する爆撃の唯一の目的は血塗られた軍事征服」(2018年9月11日)

国連安保理で、イドリブ県情勢への対応を協議するための会合が開かれた。

会合はロシアの呼びかけによるもので、ロシアのワシーリー・ネベンジャ国連大使は、「民間人の声明を守りつつ、イドリブ県の過激派を撃破する」と述べた。

ネベンジャ大使はまた、「我々はシリアに難民を帰還させるため行動を続けており、近隣諸国とも協力している」と強調する一方、「シリアの過激派は化学兵器を使用している。イドリブ県にはダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線(シャーム解放機構)のメンバーが数千人いる」と述べた。

これに対して、米国のニッキー・ヘイリー国連大使は、ロシア・シリア両軍がイドリブ県に対してすでに100回以上もの爆撃を行っていると非難、「唯一の目的は血塗られた軍事征服」と指弾した。

AFP, September 11, 2018、ANHA, September 11, 2018、AP, September 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 11, 2018、al-Hayat, September 12, 2018、Reuters, September 11, 2018、SANA, September 11, 2018、UPI, September 11, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県東部に残るダーイシュ支配地域制圧に向け新たな作戦を開始(2018年9月11日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はハサカ県シャッダーディー市で報道向け声明を出し、「ユーフラテスの怒り」作戦の一環として、ダーイシュ(イスラーム国)が活動を続けているダイル・ザウル県ハジーン市、スーサ町、シャフア村の解放に向けた新たな作戦「テロ駆逐の戦い」を開始したと発表した。

https://youtu.be/qzke5wI6E0s

ANHA, September 11, 2018

AFP, September 11, 2018、ANHA, September 11, 2018、AP, September 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 11, 2018、al-Hayat, September 12, 2018、Reuters, September 11, 2018、SANA, September 11, 2018、UPI, September 11, 2018などをもとに作成。

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アフリーン市(アレッポ県)でトルコの支援を受ける武装集団どうしが交戦(2018年9月11日)

アレッポ県では、ANHA(9月11日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市のヴィーラート通りで、反体制武装集団どうしが衝突、交戦した。

戦闘は略奪品の分配をめぐる意見対立に端を発していたという。

AFP, September 11, 2018、ANHA, September 11, 2018、AP, September 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 11, 2018、al-Hayat, September 12, 2018、Reuters, September 11, 2018、SANA, September 11, 2018、UPI, September 11, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュはダマスカス郊外県、ヒムス県でダーイシュを要撃・奇襲し、兵士40人以上を殺害(2018年9月11日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月11日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、スワイダー県東部に接するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を続けた。

一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュの要撃により、シリア軍少なくとも21人が死亡した。

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ヒムス県では、RT(9月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のシリア軍拠点複数カ所を奇襲し、兵士28人を殺害した。

AFP, September 11, 2018、ANHA, September 11, 2018、AP, September 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 11, 2018、al-Hayat, September 12, 2018、Reuters, September 11, 2018、RT, September 11, 2018、SANA, September 11, 2018、UPI, September 11, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北部を砲撃(2018年9月11日)

ハマー県では、SANA(9月11日付)によると、シリア軍が県北部のカルアト・マディーク町一帯、ラターミナ町でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がラターミナ町一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクルド山、トルコマン山一帯を砲撃した。

al-Hayat, September 12, 2018

AFP, September 11, 2018、ANHA, September 11, 2018、AP, September 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 11, 2018、al-Hayat, September 12, 2018、Reuters, September 11, 2018、SANA, September 11, 2018、UPI, September 11, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民142人が新たに帰国、避難民288人が新たに帰宅(2018年9月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月11日付)を公開し、9月10日に難民142人(うち女性43人、子供72人)が新たに帰国したと発表した。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は12,001人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者11,683人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は24万1,281人(うち女性7万2,367人、子供12万3,052人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は697万2,711人(うち女性209万1,813人、子供355万6,082人)。

一方、国内避難民288人が9月10日に新たに帰宅した。

これにより、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は122万9,526人となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(9月11日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(アレッポ県8件、ハマー県20件、ラタキア県10件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 11, 2018をもとに作成。

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