カルヤタイン殉教者旅団はヨルダン北東部のラクバーン・キャンプのシリア難民にシリア北部への同行を呼びかける、『ハヤート』によるとその数は3,000人強(2018年9月21日)

米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯(55キロ地帯)で活動を続けてきたカルヤタイン殉教者旅団は、ヨルダン北東部の国境地帯にあるルクバーン・キャンプに身を寄せるシリア難民に向けて声明を出し、「同キャンプの難民の苦労を軽減するため、希望する民間人と戦闘員をシリア北部に移送する」と発表した。

カルヤタイン殉教者旅団は、ロシアとの協議の末、シリア政府支配地域を経由し、トルコの実質占領下にあるアレッポ県北部に転戦すると発表していた。

Kull-na Shuraka’, September 22, 2018

『ハヤート』(9月22日付)が、ルクバーン・キャンプの報道筋の話として伝えたところによると、民間人(難民)2,400人を約3,100人が、カルヤタイン殉教者旅団の戦闘員およびその家族とともに登録を済ませ、シリア北部(ジャラーブルス市一帯)への移動の準備をしているという。

AFP, September 22, 2018、ANHA, September 22, 2018、AP, September 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2018、al-Hayat, September 22, 2018、September 23, 2018、Reuters, September 22, 2018、SANA, September 22, 2018、UPI, September 22, 2018などをもとに作成。

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トルコ諜報機関はテロリストとムハーバラートを含む400人からなる逮捕者リストを作成(2018年9月21日)

トルコ日刊紙『イェニ・シャファク』(9月21日付)は、トルコの諜報機関が、イドリブ県で活動するトルキスタン・イスラーム党、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーら「テロリスト」や、シリアの諜報機関(ムハーバラート)の工作員を含む400人の逮捕者リストを作成したと伝えた。

AFP, September 21, 2018、ANHA, September 21, 2018、AP, September 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2018、al-Hayat, September 21, 2018、Reuters, September 21, 2018、SANA, September 21, 2018、UPI, September 21, 2018、Yeni Safak, September 21, 2018などをもとに作成。

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反体制派系サイトのドゥラル・シャーミーヤ:住民のほとんどは「スレブレニツァの虐殺」が繰り返されるのを懸念している(2018年9月21日)

反体制派系サイトのドゥラル・シャーミーヤ(9月21日付)は、イドリブ県の反体制派支配地域で住民を対象とする世論調査を実施したと主張、そのほとんどがロシア・トルコ首脳会談での非武装地帯設置にかかる合意に従い、反体制派が重火器を引き渡せば、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1995年7月に発生した「スレブレニツァの虐殺」が繰り返されることを懸念していると伝えた。

ただし、同サイトは、世論調査の具体的な結果については開示していない。

AFP, September 21, 2018、ANHA, September 21, 2018、AP, September 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2018、al-Hayat, September 21, 2018、Reuters, September 21, 2018、SANA, September 21, 2018、UPI, September 21, 2018などをもとに作成。

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トルコ外務省「ロシアの使節団と会合を重ね、イドリブ県の非武装地帯の境界線を画定した」(2018年9月21日)

トルコ外務省は声明を出し、9月19~21日にロシアの使節団と会合を重ね、17日の両国首脳会談で設置合意されたイドリブ県の非武装地帯の境界線について合意に達したと発表した。

AFP, September 21, 2018、ANHA, September 21, 2018、AP, September 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2018、al-Hayat, September 21, 2018、Reuters, September 21, 2018、SANA, September 21, 2018、UPI, September 21, 2018などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「イドリブ県での非武装地帯設置は最終解決ではなく、段階的な措置」(2018年9月21日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、17日にソチでのロシア・トルコ首脳会談でイドリブ県での非武装地帯設置が合意されたことに関して、記者会見で、「最終解決ではなく、段階的な措置だ」と述べた。

ラブロフ外務大臣は「ロシア・トルコの合意は何よりもまず、テロの脅威を根絶するためのもので、非武装地帯を設置するだけの段階的な措置に過ぎない…。この措置は、イドリブ県に設置されている緊張緩和地帯でのシリア軍拠点への砲撃、そしてフマイミームにあるロシア軍基地への砲撃を引き続き阻止することを必要としている」と述べた。

スプートニク・ニュース(9月21日付)が伝えた。

AFP, September 21, 2018、ANHA, September 21, 2018、AP, September 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2018、al-Hayat, September 21, 2018、Reuters, September 21, 2018、SANA, September 21, 2018、Sputnik News, September 21, 2018、UPI, September 21, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県、アレッポ県、ラタキア県の反体制派支配地域各所で体制打倒を求めるデモ(2018年9月21日)

ドゥラル・シャーミーヤ(9月21日付)は、イドリブ県、ハマー県、アレッポ県、ラタキア県の反体制派支配地域各所で、金曜日の午後の集団礼拝後に、体制打倒、当局による逮捕者の釈放、革命の諸原則の堅持を求めるデモが行われと伝えた。

このうち、ハマー県では、カストゥーン村、カルアト・マディーク町、カフルズィーター市、シャフシャブー山でデモが行われ、数千人が参加したという。

また、イドリブ県では、マアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市、イドリブ市でデモが実施され、数万人が参加したという。

デモは、反体制派支配地域で活動する活動家らが、「バッシャールを退陣させるまで、憲法に反対、復興に反対」と銘打って呼びかけたもの。

デモ参加者は、シリア革命旗(委任統治領シリアの国旗)のほか、トルコ国旗、そしてシャーム解放機構の旗を掲げて抗議を行った。

Kull-na Shuraka’, September 21, 2018
Kull-na Shuraka’, September 21, 2018
Kull-na Shuraka’, September 21, 2018
Kull-na Shuraka’, September 21, 2018
Kull-na Shuraka’, September 21, 2018

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アレッポ県では、ANHA(9月21日付)によると、シリア政府の支配下にあるアレッポ市ハムダーニーヤ地区で大きな爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

AFP, September 21, 2018、ANHA, September 21, 2018、AP, September 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2018、al-Hayat, September 21, 2018、Reuters, September 21, 2018、SANA, September 21, 2018、UPI, September 21, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下のアレッポ県アフリーン郡でYPGがスルターン・ムラード師団を攻撃し、5人を殺害(2018年9月21日)

アレッポ県では、ANHA(9月21日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターによると、YPGがトルコの実質占領下にあるアフリーン郡シャッラー村、ラージュー町の複数カ村でトルコ軍およびその支援を受けるスルターン・ムラード師団を攻撃し、5人を殺害した。

 

ANHA, September 21, 2018

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SANAはホワイト・ヘルメットがイドリブ県で制作したとされる化学兵器攻撃捏造ビデオを公開、その後削除(2018年9月21日)

SANA(9月21日付)は、ホワイト・ヘルメットが、イドリブ県でシリア軍が化学兵器を使用したとの嫌疑をかけるために制作したとされる捏造ビデオが流出したと伝え(https://www.sana.sy/?p=818056)、映像を公開した。

だが、映像そのものは公開後数分で削除された。

SANAが配信した映像はユーチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=Gy-akgzvVZY&feature=youtu.be)で閲覧でき、救出現場の脇でスモークが炊かれている様子、救出現場を平然と歩く住民の様子などが写っている。

https://www.youtube.com/watch?v=Gy-akgzvVZY&feature=youtu.be

Youtube, September 21, 2018
Youtube, September 21, 2018
Youtube, September 21, 2018
Youtube, September 21, 2018
Youtube, September 21, 2018

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県で、シリア軍はダマスカス郊外県でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年9月21日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(9月21日付)によると、「テロ駆逐の戦い」を続ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が上バーグーズ村北部一帯、スーサ町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月21日付)によると、ダーイシュは上バーグーズ村にあるシリア軍拠点で爆弾を仕掛けた車を爆発させ、戦闘員7人を殺害した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月21日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、スワイダー県東部に面するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続した。

AFP, September 21, 2018、ANHA, September 21, 2018、AP, September 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2018、al-Hayat, September 21, 2018、Reuters, September 21, 2018、SANA, September 21, 2018、UPI, September 21, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民112人が新たに帰国、避難民414人が新たに帰宅(2018年9月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月21日付)を公開し、9月20日に難民112人(うち女性34人、子供57人)が新たに帰国したと発表した。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は14,362人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者14,044人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は24万3,623人(うち女性7万3,091人、子供12万4,259人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は663万1,873人(うち女性216万9,215人、子供349万8,734人)。

一方、国内避難民414人が9月20日に新たに帰宅した。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は15万215人(うち女性4万5,627人、子供7万6,203人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は123万2,577人(うち女性37万389人、子供62万8,393人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(9月20日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(アレッポ県8件、イドリブ県1件、ハマー県1件、ラタキア県7件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 21, 2018をもとに作成。

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