イスラエルが救出したホワイト・ヘルメットのメンバーとその家族117人がカナダへ(2018年10月29日)

カナダのCBCチャンネル(10月29日付)は、7月にイスラエルによって救出され、クナイトラ県からイスラエル占領下のゴラン高原を経由して、ヨルダンに脱出していた反体制組織のホワイト・ヘルメットのメンバーとその家族422人のうちの117人が、カナダに先週入国していたと伝えた(https://www.cbc.ca/news/thenational/syria-s-white-helmets-arrive-in-canada-1.4882034)。

ヨルダン外務省は10月17日、ホワイト・ヘルメットのメンバー422人のうち279人が、一時収容先だったヨルダン国内の某所から西側諸国に移送されたことを明らかにしていた。

CBC, October 29, 2018

AFP, October 29, 2018、ANHA, October 29, 2018、AP, October 29, 2018、CBC, October 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 29, 2018、al-Hayat, October 30, 2018、Reuters, October 29, 2018、SANA, October 29, 2018、UPI, October 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから115人、ヨルダンから344人の難民が帰国、避難民1,134人が帰宅(2018年10月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月29日付)を公開し、10月28日に難民459人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは115人(うち女性36人、子供58人)、ヨルダンから帰国したのは344人(うち女性106人、子供175人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は25,084人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者21,002人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者3,847人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 254,364人(うち女性76,314人、子供129,684人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,529人(うち女性1,991,859人、子供3,319,765人)。

一方、国内避難民1,134人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは16人(うち女性3人、子供6人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは292人(うち女性79人、子供159人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは826人(うち女性293人、子供330人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は162,380人(うち女性49,250人、子供81,904人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,244,742人(うち女性374,248人、子供634,287人)となった。

**

ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(アレッポ県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 29, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア運輸省次官はナスィーブ・ジャービル通行所でのシリアの車輌ヨルダン当局の待遇の悪さを非難(2018年10月28日)

運輸省のアンマール・カマール次官は、首都ダマスカスで開かれたワークショップで、今月半ばに再開したダルアー県のナスィーブ国境通行所(ヨルダン側のジャービル通行所)の状況に関して「通行所開通後、シリアの車輌に対する待遇の悪さが目立つ」と批判、「状況が改善されない場合、通行所を再び閉鎖する措置を講じることもあると述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月28日付)が伝えた。

AFP, October 28, 2018、ANHA, October 28, 2018、AP, October 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 28, 2018、SANA, October 28, 2018、UPI, October 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

東グータ地方から敗走した革命家はトルコの観光施設で「ジップスライダー」に興じ、ショッピング・モール建設のための投資話を持ちかける(2018年10月28日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月28日付)は、ダマスカス郊外県東グータ地方でのロシア・シリア軍との戦闘で敗北し、シリア北部に退去していたイスラーム軍の司令官の1人イサーム・ブワイダーニー氏(アブー・ハマーム)が副官らとともに、トルコの観光地(場所は不明)を訪れ、「ジップスライダー」に興じていると伝え、その映像を掲載した。

al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018

同サイトはまた、複数のSNSやサイトからの情報として、ブワイダーニー氏の訪問がトルコへの投資を目的としていると伝えた。

これらのSNSやサイトによると、シリアの「某ビジネスマン」がアンタキア議会に対して、ショッピング・モール建設のため、3,000万ドルを投資したいと話を持ちかけており、それがブワイダーニー氏だという。

al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018

これに対して、イスラーム軍は声明で、トルコ訪問中のブワイダーニー氏の写真が拡散されたことで、さまざまな噂が拡散されているとし、これを否定した。

AFP, October 28, 2018、ANHA, October 28, 2018、AP, October 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 28, 2018、SANA, October 28, 2018、UPI, October 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はハマー県、イドリブ県を砲撃(2018年10月28日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月28日付)によると、シリア軍がムーリク市一帯、ラターミナ町一帯、ラハーヤー村一帯、アトシャーン村一帯、カルアト・マディーク町一帯を砲撃した。

**

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月28日付)によると、シリア軍がウンム・ジャラール村、サキーヤート村を砲撃した。

AFP, October 28, 2018、ANHA, October 28, 2018、AP, October 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 28, 2018、SANA, October 28, 2018、UPI, October 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市西の村々を砲撃(2018年10月28日)

アレッポ県では、ANHA(10月28日付)によると、トルコ軍が、アイン・アラブ(コバネ)市西のルーズ・マガール村、ヒルバト・アトウ・アーシマ村、ジャーリウリー村を戦車などで越境砲撃した。

al-Hayat, October 29, 2018

**

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月28日付)は、トルコ軍の増援部隊がカフルルースィーン村に設置された通行所からシリア領内に進入し、県東部のサルマーン村、アレッポ県シール・マガール村、ハマー県ムーリク市にある監視所に展開した。

al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018

AFP, October 28, 2018、ANHA, October 28, 2018、AP, October 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 28, 2018、SANA, October 28, 2018、UPI, October 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合はダーイシュに奪還されたダイル・ザウル県南東部のスーサ町を爆撃し、子供2人を含む住民5人が死亡(2018年10月28日)

ダイル・ザウル県では、SANA(10月28日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合が県南東部のスーサ町を再び爆撃し、子供2人を含む住民5人が死亡した。

ユーフラテス・ポスト(10月28日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)は26、27日、砂嵐に乗じて西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が制圧していたユーフラテス川左岸(東岸)のスーサ町、上バーグーズ村を奪還、シリア民主軍戦闘員数十人を殺傷していた。

**

ダマスカス郊外県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(10月28日付)によると、ダーイシュがサファー丘でシリア軍と交戦し、兵士10人以上を殺害した。

AFP, October 28, 2018、ANHA, October 28, 2018、AP, October 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018、Euphrates Post, October 28, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 28, 2018、SANA, October 28, 2018、UPI, October 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス国立博物館が7年ぶりに再開(2018年10月28日)

ダマスカス県ハルブーニー地区にあるダマスカス国立博物館が7年ぶりに再開され、考古学者や一般の観覧者が訪れた。

ダマスカス国立博物館は「アラブの春」波及に伴う混乱のなかで2011年に閉鎖されていた。

ダマスカス国立博物館は1920年に設置され、1936年に現在の施設に移転、1956年と1975年に展示施設が増設された。

博物館には、起源108年に建設されたパルミラ遺跡(ヒムス県タドムル市)の地下墓地の複製、8世紀に建設された西ハイル城(ヒムス県中部)の正門の複製、オガレット遺跡やローマ時代のモザイク、そして先史時代、古代オリエント時代、ギリシャ・ローマ・ビザンツ時代、ウマイヤ朝時代の出土品などが展示されている。

文化省遺跡博物館局は、首都ダマスカスでも戦闘が発生した2012年に、所蔵品約30万点と文書数千点を、「テロリスト」の攻撃から守るために、国内各所の秘密の場所に移設させていた。

開会式典には、ムハンマド・アフマド文化大臣、マフムード・ハンムード文化省遺跡博物館局長、国連開発計画シリア事務所のデヴィッド・アコピヤン代表らが出席し、祝辞を述べた。

SANA(10月28日付)が伝えた。

SANA, October 28, 2018
SANA, October 28, 2018
SANA, October 28, 2018
SANA, October 28, 2018
SANA, October 28, 2018
SANA, October 28, 2018

 

AFP, October 28, 2018、ANHA, October 28, 2018、AP, October 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 28, 2018、SANA, October 28, 2018、UPI, October 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは2件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年10月28日)

ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(ラタキア県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 28, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヨルダンのサファディー外務大臣「ルクバーン・キャンプの問題はシリア難民が自発的に帰国できるようにすることで解決する」(2018年10月27日)

ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣は、バーレーンで開幕したマナーマ対話フォーラムで、米主導の有志連合が占領するタンフ国境通行所(ヒムス県)に近いヨルダン北東部のルクバーン難民キャンプの処遇に関して、ロシア、米国と問題解決に向けた協議が行われていることを明らかにするとともに、「ルクバーン・キャンプの問題は、そこで暮らすシリア難民が自分たちの町に自発的に戻れるようにすることで解決する」と述べた。

サファディー外務大臣はまた「シリア領内からキャンプに支援が行われなければならず、キャンプのニーズに対応するのはヨルダンではなくシリアの責任だ」と付言した。

ペトラ通信(10月28日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018

AFP, October 28, 2018、ANHA, October 28, 2018、AP, October 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018、al-Hayat, October 28, 2018Petra, October 28, 2018、Reuters, October 28, 2018、SANA, October 28, 2018、UPI, October 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

青山弘之「シリア地方選挙結果(2018年):県議会・県庁所在市議会当選者一覧」(CMEPS-J Report No. 43)

Contemporary Middle East Political Studies in Japan.net (CMEPS-J.net) 現代中東政治研究ネットワーク(CMESP-J.net)に青山弘之「シリア地方選挙結果(2018年):県議会・県庁所在市議会当選者一覧」(CMEPS-J Report No. 43)が掲載されました。

青山弘之「シリア地方選挙結果(2018年):県議会・県庁所在市議会当選者一覧」(CMEPS-J Report No. 44)

イスラエル軍報道官「イスラーム聖戦機構によるロケット弾攻撃の責任はシリア政府とイラン・イスラーム革命防衛隊にある」(2018年10月27日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)(10月27日付)で、「昨日(26日)に(ガザ地区)からイスラーム聖戦機構が発射されたロケット弾は、ダマスカスからもたらされたものだ。我々はシリア政府とイランのゴドス軍団(イラン・イスラーム革命防衛隊)に今回の一件の責任があると考えている」などと綴った。

アドライ報道官によると、イスラーム聖戦機構は26日、イスラエル領内に向けてロケット弾34発を発射、うち13発はイスラエル軍が迎撃し破壊し、残りの21発は砂漠地帯に着弾したという。

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアレッポ県で略奪品の分配をめぐって武装集団どうしが激しく交戦(2018年10月27日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月27日付)によると、トルコの実質占領下にあるバーブ市近郊のタッル・ハワー村などで、トルコの庇護を受ける国民軍に所属する武装集団どうしが激しく交戦した。

同市近郊で戦闘を繰り広げたのは、スルターン・ムラード師団と東部自由人連合。

数時間にわたる戦闘で、多数が死傷したという。

シリア人権監視団によると、戦闘は、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡のアイン・ハジャル村で略奪した物資や農産物(オリーブ)の分配をめぐる対立が原因だという。

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は、イドリブ県での非武装地帯設置合意後初となる大規模軍事演習を実施(2018年10月27日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は、イドリブ県での非武装地帯設置合意後初となる大規模軍事演習を行い、その写真をインターネットを通じて公開した。

演習が行われたのは、イドリブ県南部(詳細な場所は不明)で、同機構所属の特殊部隊が重火器、軽火器を使用して訓練を行った。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月27日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018

al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

サウジアラビアからヨルダンを経由し陸路で帰国したシリア人をシリア軍が「特別待遇」(2018年10月27日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月27日付)は、複数の活動家の情報として、サウジアラビアからヨルダンを経由し陸路で帰国したシリア人が、シリア軍の「特別待遇」を受けていると伝えた。

同サイトによると、今月半ばにダルアー県南部のナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)の再開を受けて、サウジアラビアに逃れていたシリア人男性12人を乗せた大型旅客バスが同通行所を通って、シリアに入国したが、このうち兵役を忌避していた7人が通行所でただちに拘束・連行されたという。

また、のこる5人のうち2人もアレッポ県の徴兵事務所に連行され、3人も拘束され、軍事情報局、空軍情報部に連行されたという。

al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制派支配下のアレッポ県北部の2都市がシリア時間を廃止し、トルコ時間を採用(2018年10月27日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月27日付)は、トルコの支援を受ける反体制武装集団(いわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室所属組織)の支配下にあるアアザーズ市とアフタリーン市で、シリア時間を廃止し、トルコ時間が採用されたと伝えた。

アアザーズ市の地元評議会は声明を出し、「現地時間を現状のまま(シリア時間のサマータイム)とし、トルコ時刻と合わせる旨決定した」と発表した。

また、アフタリーン市の地元評議会も「トルコの教育関連顧問との協議し、学校の始業・就業時間を変更した」と発表、トルコ時刻を採用することを明らかにした。

al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュは砂嵐に乗じてYPG主体のシリア民主軍に制圧されていたスーサ町、上バーグーズ村などを奪還(2018年10月27日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による県北東部への攻勢で25~26日に制圧していたスーサ町、上バーグーズ村、ハジーン市一帯の複数カ所を、砂嵐に乗じて襲撃、奪還した。

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(10月28日付)によると、26、27日の戦闘でダーイシュはシリア民主軍の戦闘員40人以上(シリア人権監視団によると60人)を殺害し、スーサ町、上バーグーズ村を奪還した。

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、Euphrates Post, October 28, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

UNHCRとシリア赤新月社は「治安および輸送上の理由」で有志連合占領地の背後に位置するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプへの支援物資輸送を延期(2018年10月27日)

国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所代表のファドワー・アブドゥラッブフ・バールード氏は、米主導の有志連合が占領するヒムス県南東部のタンフ国境通行所に近いレバノン北東部のルクバーン・キャンプへの人道支援の輸送が延期となったことを明らかにした。

人道支援物資はUNHCRとシリア赤新月社の合同チームによって搬送される予定だったが、「治安および輸送上の理由」で延期になったという。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月27日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスタンブールでロシア、ドイツ、フランス、トルコ首脳会談:エルドアン大統領「4カ国はアサド大統領を将来どうするかを決めることはしない」(2018年10月27日)

トルコの首都イスタンブールで、シリア情勢への対応を協議するためのロシア、ドイツ、フランス、トルコ4カ国首脳会談が行われ、ヴラジミール・プーチン大統領、アンゲラ・メルケル首相、エマニュエル・マクロン大統領、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が一同に会した。

AFP, October 27, 2018

**

4カ国首脳は会談後に共同声明を発表し、シリアの領土の統一性性と主権の維持、危機の政治解決、難民帰還に向けた行動の必要を確認したと表明した。

声明ではまた、ロシア、トルコ、イランを保証国とするアスタナ会議を危機解決に向けて取り組むモデルと評価、ドイツとフランスの参加により、同会議が効率性を増するとしたうえで、すべての当事者にこの取り組みへの協力を呼びかけた。

また、9月17日のソチでのロシア・トルコ首脳会談での合意(非武装地帯設置合意)内容を確認、4カ国首脳会談の成果をイランに報告し、協力を継続すると表明するとともに、今年末までに制憲委員会を設置させる必要があると強調した。

**

プーチン大統領は、会談後の共同記者会見で「何よりもまず、ソチでのシリア国民対話大会の決議を踏まえて、シリア危機のすべての当事者の承認のもとに、ジュネーブで制憲委員会の活動を立ち上げる必要がある…。すべての当事者の承認が得られることで、この構造(制憲委員会)は効率的、有意義なものとなり、憲法改革に向けた準備や実施を可能とし、シリアの国家を強化し、シリア社会を統合する。それゆえ、制憲委員会の設置に向けて真摯に行動しなければならない」と述べた。

その一方、プーチン大統領は「ロシアは、イドリブ県で挑発行為があった場合、テロの脅威を根絶するためにシリア政府を支援する権利を留保している」とも述べた。

**

エルドアン大統領は、会談後の共同記者会見で、4カ国首脳会談が「建設的」だったと高く評価、「ドイツとフランスの参加により、アスタナ会議の一環として行われている協力が改善されると見ている…。我r割れは停戦を保証しようとしてきた…。イドリブ県をめぐる我々の合意は人道危機の軽減につながる…。我々はイランに首脳会談の成果を報告し、危機解決に向けて引き続き協力する。今年末までに制憲委員会を設置することで合意した。委員会の活動は来年から始まるだろう」と述べた。

また「我々、すなわちここにいる首脳たちは、シリア大統領が将来どうなるかを決めることはしない。シリア国民が彼の将来を決める…。我々はシリアで戦闘を止めて、シリア国民が将来どのように暮らしていきたいのかという問いへの回答がなされるようにするために行動している」と付言した。

**

4カ国首脳会談と合わせて、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣とトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣がイスタンブールで会談した。

**

『ハヤート』(10月28日付)、ANHA(10月27日付)、SANA(10月27日付)などが伝えた。

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから734人、ヨルダンから474人の難民が帰国、避難民503人が帰宅(2018年10月27日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月27日付)を公開し、10月26日に難民1,208人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは734人(うち女性221人、子供374人)、ヨルダンから帰国したのは474人(うち女性142人、子供242人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は24,049人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者20,712人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者3,337人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 253,329人(うち女性76,000人、子供129,157人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,529人(うち女性1,991,859人、子供3,319,765人)。

一方、国内避難民503人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは27人(うち女性11人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは294人(うち女性99人、子供118人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは182人(うち女性55人、子供86人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は160,955人(うち女性48,787人、子供81,257人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,241,418人(うち女性373,785人、子供633,640人)となった。

**

ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 27, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県を中心とする反体制派支配地域で「移行期統治委員会(設置を)、アサドの悪党打倒を」と銘打ったデモが行われる、金曜日の抗議デモはこれで9週連続(2018年10月26日)

反体制派系サイトのザマーン・ワスル(10月26日付)は、イドリブ県各所、アレッポ県東部、ハマー県北部の反体制派支配地域で金曜の集団礼拝後にデモが行われ、数万人が参加したと報じた。

デモが行われたのは、イドリブ県のイドリブ市、アリーハー市、マアッラト・ヌウマーン市、マアッラト・ミスリーン市、サラーキブ市、カフルナブル市、ムハムバル村、マアッラト・ハルマ村、ハーリム市、ハーン・シャイフーン市、サルキーン市、ジスル・シュグール市、カフル・ウワイド村、カフルサジュナ村、カンスフラ村、サルマダー市、サルミーン市、ダーナー市、アティマ村避難民キャンプ、マアッルシューリーン村、マストゥーマ村、ハマー県のカフルズィーター市、ラターミナ町、ジャーヌーディーヤ町、アレッポ県のアアザーズ市、バーブ市、アフリーン市、ダーラト・イッザ市、バータブー村、ラタキア県のナリラヤー村など70の市町村。

金曜日にデモが行われるのは、これで9週連続。

デモは、「移行期統治委員会(設置を)、アサドの悪党打倒を」と銘打たれ、体制打倒、革命継続、ソチ合意(ロシア・トルコ両政府による非武装地帯設置合意)拒否などが主唱された。

Zaman al-Wasl, October 26, 2018

AFP, October 27, 2018、ANHA, October 27, 2018、AP, October 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 27, 2018、SANA, October 27, 2018、UPI, October 27, 2018、Zaman al-Wasl, October 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県北部で活動する反体制派はシリア政府の身分証明書が無効になったと住民に布告(2018年10月26日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月26日付)によると、トルコ国境に近い県北部の反体制派の拠点都市であるアアザーズ市の地元評議会は、住民に対して、シリア政府発行の身分証明書を破棄し、新たな身分証明書を取得するよう求める布告を発した。

同評議会によると、シリア政府発行の身分証明書は反体制派支配地域(いわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室所属組織支配地域)において無効で、新たな身分証明書を取得しなければ、学校、裁判所、警察などでの福祉サービスを受けられないという。

al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノンのマヤーディーン・チャンネルによると、イドリブ県の反体制派がホワイト・ヘルメットともに有毒ガスをイドリブ市近郊に移動させる(2018年10月26日)

レバノンのマヤーディーン・チャンネル(10月26日付)は、イドリブ県で活動する反体制武装集団が、ホワイト・ヘルメットとともにイドリブ市から同市近郊のヒルバト・アームード村に有毒物質を搬送したと伝えた。

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、Qanat al-Mayadin, October 26, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県東部でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2018年10月26日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(10月26日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

ANHA, October 26, 2018

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は国連安保理で制憲委員会設置に向けた自身の試みが頓挫したことを認める(2018年10月26日)

国連安保理でシリア情勢への対応を協議する会合が開かれた。

会合は米国の要請によるもので、テレビ会議システムで会合に参加したスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、制憲委員会設置に向けた動きについての報告を行い、そのなかで、シリアのワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相が、国連の役割を認めなかったと非難し、設置の試みが頓挫したことを認めた。

また、アスタナ会議保障国であるロシア、トルコ、イランが制憲委員会の構成に関する新たな提案を用意し、国連に提示することでシリア・ロシア両政府が合意しているとしたうえで、この提案がバランスのとれたものであれば、自身が提示した3度目となる名簿案を撤回する用意があると述べた。

制憲委員会は150人から構成され、うち50人をシリア政府が、50人を反体制派が、そして50人をデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表が選ぶことになっている。

またこのなかから15人(シリア政府選出5人、反体制派選出5人、シリア問題担当国連特別代表選出5人)に新憲法草案の起草を付託することが基本方針となっている。

ANHA, October 26, 2018

**

一方、バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構やトルコの庇護を受ける国民解放戦線などの支配下にあるイドリブ県およびその周辺地域に関して、主権を回復する決意を改めて表明するとともに、米主導の有志連合の攻撃を違法と非難した。

ジャアファリー代表は、「イドリブはシリアのかけがえのない一部を構成している。国家には、同地の主権を回復する決意がある…。これは国連憲章や国際法が保障している権利である…。シリアはイドリブがテロの新たな温床となることを許さないだろう」と述べた。

また「米国が主導する有志連合は、テロ組織だけを標的とせずに爆撃しており、違法だ」などと述べた。

SANA, October 26, 2018

RT(10月26日付)、SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、Reuters, October 26, 2018、RT, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はイドリブ県を、反体制派はアレッポ市を砲撃(2018年10月26日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月26日付)によると、シリア軍が県東部のラッファ村を砲撃し、女性3人と子供3人を含む7人が死亡した。

**

アレッポ県では、SANA(10月26日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアレッポ市を砲撃、ナイル通りに放談が着弾した。

**

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月26日付)によると、シリア政府との和解に応じたシリア革命家戦線の元司令官アフマド・ファッルーフ氏がサナマイン市でシリア軍に拘束された。

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから168人、ヨルダンから256人の難民が帰国、避難民232人が帰宅(2018年10月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月26日付)を公開し、10月25日に難民424人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは168人(うち女性50人、子供84人)、ヨルダンから帰国したのは256人(うち女性77人、子供128人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は22,841人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者19,978人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者1,834人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 252,121人(うち女性75,637人、子供128,541人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,529人(うち女性1,991,859人、子供3,319,765人)。

一方、国内避難民232人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは22人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは210人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は160,452人(うち女性48,622人、子供81,041人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,242,814人(うち女性373,620人、子供633,424人)となった。

**

ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 26, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県東部砂漠地帯でダーイシュがヒズブッラー戦闘員を要撃、5人を殺害(2018年10月25日)

ヒズブッラーは、ヒムス県東部の砂漠地帯で数日前に、ダーイシュ(イスラーム国)の要撃によって、ヒズブッラーの司令官の1人ジャミール・スカーフ氏(愛称ダニエル)を含むメンバー5人が殺害されたと発表した。

遺体は収容されたという。

『ハヤート』(10月26日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アスマー大統領夫人が首都ダマスカスにある癌検診センターを訪問する映像が公開される(2018年10月25日)

大統領府はユーチューブの公式アカウント(https://www.youtube.com/channel/UCZxqzqKhqs8fFH_-BqHGkbQ)を通じて、アスマー・アフラス大統領夫人が首都ダマスカスにある癌検診センターを訪問する映像を公開した。

アスマー夫人は、癌患者や家族の支援に尽力しているが、8月に自身も悪性腫瘍の初期治療を開始したと発表していた。

映像には、抗ガン剤治療の副作用による脱毛を隠すように頭に布を巻きたアスマー夫人が徒歩でセンターを訪れ、入館希望者の列に並ぶ様子や、センター内の撮影室に向かう途中で患者の家族ら懇談する様子が映っている。

https://www.youtube.com/watch?v=rJ4Bhrq1_5o&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0bK5W0L1PxriQivqF3Z3GdvE2yI-IHU5nmhU1sC1yGMr9gpTsQ_3qOQCM

 

Youtube, October 25, 2018
Youtube, October 25, 2018
Youtube, October 25, 2018

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県アフリーン郡の自由警察がトルコを批判した女性活動家を尋問(2018年10月25日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月25日付)は、トルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡の自由警察が、ダマスカス県ヤルムーク・キャンプ地区から退去した女性活動家がトルコ政府を批判したとして尋問・追及したと伝えた。

追放されたのはナウワール・サッカールさん。

サッカールさんが発表した報道向け声明によると、アフリーン郡ジンディールス町の自由警察の隊員12人が、彼女が身を寄せていたダイル・バッルート村の避難民キャンプで強制捜査を行ったという。

サッカールさんはこのときキャンプに隠れて、身柄拘束を逃れたが、その後、ジンディールス町の自由警察に出頭したという。

出頭した際、対応したムハンマド・ナビール・サーリハ警部から、「トルコ政府に反対するよう人々を扇動し、フェイスブックにトルコを中傷する書き込みをした」容疑がかけられていると告げられたという。

al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.