北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県内の油田で、米軍兵士がYPG主体のシリア民主軍の兵士3人を銃で殺害(2019年8月8日)

地元インターネット日刊紙『ジスル』(8月8日付)は、北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県内の油田で、米軍兵士が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士らに銃を発砲、3人を殺害したと伝えた。

事件が起きたのは、ダイル・ザウル県南東部のタナク油田内。

同紙が信頼できる匿名情報筋の話として伝えたところによると、この米軍兵士は油田内でシリア民主軍の兵士らと口論の末に発砲、3人を死に至らしめたという。

同情報筋によると、シリア民主軍はこの事件に何らの声明も出しておらず、箝口令を敷いているという。

タナク油田には完全武装の米軍将兵25人、シリア民主軍将兵80人、シリア民主軍の傘下で活動する革命家軍の兵士20人が駐留する司令拠点が設置されている。

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クウェートがシリア政府支配地域での農業支援のために300万米ドルを供与(2019年8月8日)

シリア政府に近いスナーク・スーリー(8月8日付)は、クウェートがシリア政府支配地域での農業支援のため、300万米ドル(18億シリア・ポンド)を供与したと伝えた。

同サイトによると、クウェートの資金援助による受益者数は、シリア政府支配下の4県で約2万人に達するという。

同サイトはまた、国際連合食糧農業機関(FAO)の話として、ダルアー県、ハマー県、ダイル・ザウル県での女性が世帯主の世帯への支援に重点を置いており、彼らに野菜の種子、灌漑設備、飼料の供給、飼料生産の支援、農業技術の講習などを行うという。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「我々は安全地帯設置合意がマンビジュ郡にかかる行程表に置き換えられることを認めない」(2019年8月8日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は首都アンカラでの記者会見で、米国とシリア北東部での「安全地帯」設置に向けて合同作戦センターを立ち上げることなどを合意したことに関して「この取り組みがマンビジュ郡にかかる行程表に置き換えられることを我々は認めない」と述べ、米国を牽制した。

チャヴシュオール外務大臣は、「マイク・ポンペオ国務長官とともに昨年6月、行程表を策定し、それは90日以内に実施されるはずだった」としたうえで、「だが米国は、合同パトロールなどの多くの口実を並べて、これを延期してきた」と批判した。

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シリア外務在外居住者省は米国とトルコが北東部での「安全地帯」設置に向けて合同作戦センターを立ち上げることなどを合意したことを拒否、クルド人に共闘を呼びかける(2019年8月8日)

シリアの外務在外居住者省筋の公式筋は、米国とトルコがシリア北東部での「安全地帯」設置に向けて合同作戦センターを立ち上げることなどを合意したことを「断固として完全拒否する」と発表した。

同公式筋は、この合意が「シリアの主権および領土統一へのあからさまな敵対行為で、国際法の諸原則と国連憲章への明確は違反」としたうえで、「イスラエル占領政体の国益とトルコの拡張主義的野望に資する」と批判する一方、「クルド人はこうした敵対的な計画における道具にして口実」と主張、クルド人に対して軍とともにシリアの主権、平和、領土統一を防衛するよう呼びかけた。

SANA(8月8日付)が伝えた。

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トルコの占領下にあるアフリーン市のハール市場で爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発、子供1人を含む市民3人が死亡(2019年8月8日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月8日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市のハール市場で爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発し、子供1人を含む市民3人が死亡、10人以上が負傷した。

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シリア軍はシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構などとの戦闘の末、ハマー県北部のサフル村、サフル丘、ジャイサート穀物サイロを制圧(2019年8月8日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア軍がシリア軍事革命諸勢力代表団(アスタナ会議に参加する反体制派の代表団)との停戦を破棄してから4日目、シリア・ロシア軍が爆撃を激化させてから99日目を迎えた8月8日、シリア・ロシア軍は同地への攻撃を継続、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は94回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」70発を投下、ロシア軍も34回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は620発におよんだ。

シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より14人(民間人4人、シリア軍兵士7人、反体制武装集団戦闘員109?人)増えて3,007人となった。

うち、887人が民間人(女性161人、子供218人を含む)、1,008人がシリア軍兵士、1,112?人が反体制武装集団戦闘員。

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ハマー県では、SANA(8月8日付)によると、シリア軍がシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘の末、カフルズィーター市西に位置するサフル村、サフル丘、ジャイサート穀物サイロを制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月8日付)によると、シャーム解放機構が、シリア政府による停戦破棄後初めて声明を出し、徹底抗戦の意思を示すとともに、7日にシリア軍に制圧されたザカート村、アルバイーン村での戦闘で、メンバー数十人が死亡したことを認めた。

シリア人権監視団によると、シリア軍がヘリコプターがサフル村一帯、ラターミナ町、カフルズィーター市に「樽爆弾」を投下、地上部隊が県北部の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もカフルズィーター市を爆撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でスカイク村およびその一帯、カフルサジュナ村、タマーニア町、アーミリーヤ村、ハーン・シャイフーン市、フワイン村、タッル・タルイー村、トゥラムラー村、タッフ村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでフバイト村、ハーン・シャイフーン市に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が県南部の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市およびその一帯、フワイン村を爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でに対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下、地上部隊が同地を砲撃した。

ロシア軍もカッバーナ村一帯の丘陵地帯を爆撃した。

クッルナー・シュラカー(8月8日付)によると、ロシア軍が爆撃を行うなか、シリア軍がクバイナ丘一帯に再び進攻を試みたが、シャーム解放機構がこれを撃退した。

一方、SANA(8月8日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がハッファ市一帯およびカルダーハ市一帯に着弾し、民間人5人が負傷した。

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ダルアー県では、ハウラーン自由人連合のフェイスブック/アカウント(HFL)によると、シリア政府との和解に応じたムウタッズ・ビッラー旅団の元司令官ナースィーフ・マルワーン・ルワイスィー氏がアジャミー村とタッル・シハーブ町を結ぶ街道で何者かに撃たれて死亡した。

また、ダルアー市内のダム街道地区で、元反体制武装集団(自由シリア軍)メンバーのムハンマド・ヤアラブ・マハーミード氏とムハンマド・ムースィー・クマイティー氏も7日深夜、何者かに撃たれて死亡した。

AFP, August 8, 2019、ANHA, August 8, 2019、AP, August 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2019、HFL, August 8, 2019、Reuters, August 8, 2019、SANA, August 8, 2019、SOHR, August 8, 2019、UPI, August 8, 2019などをもとに作成。

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