レバノン軍は南部の領空を侵犯したイスラエル軍の無人航空機に対して迎撃を行う(2019年8月28日)

レバノン軍司令部は声明を出し、イスラエル軍の無人航空機1機が午後7時35分に占領下パレスチナ(イスラエル)からレバノン領空を侵犯し、ナバティーヤ県マルジャアユーン郡のウダイサ村一帯にあるレバノン軍の拠点複数カ所の上空を旋回、レバノン軍が迎撃し、これを駆逐したと発表した。

声明によると、その後しばらくして、イスラエル軍の別の無人航空機2機が今度は、ナバティーヤ県マルジャアユーン郡のカフルカラー村一帯上空を侵犯し、レバノン軍が1機を迎撃したという。

『ハヤート』(8月29日付)などが伝えた。

AFP, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、al-Hayat, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北西部のシール・マガール村近郊に設置されているトルコ軍の監視所一帯を爆撃(2019年8月28日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北西部のシール・マガール村近郊に設置されているトルコ軍の監視所一帯がシリア軍の爆撃を受けた。

ANHA(8月28日付)も、シール・マガール村のトルコ軍監視所が攻撃を受けたとして、その映像を公開した。

しかし、トルコ国営のアナトリア通信(8月28日付)は、治安筋の話として、爆撃を受けたとの報道は正しくないと伝えた。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月28日付)によると、トルコ軍の車列が、アレッポ市とラタキア市を結ぶ高速道路(M4)に面するナイラブ村近郊に展開した。

AFP, August 28, 2019、Anadolu Ajansı, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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米軍がトルコとの国境に近いガナーミーヤ村(ハサカ県)にヘリポート併設の新たな基地を建設(2019年8月28日)

ハーブール(8月28日付)は、米軍がトルコとの国境に近いハサカ県ダルバースィーヤ市近郊のガナーミーヤ村に新たな基地を建設したと伝えた。

ガナーミーヤ村は国境から約5キロの地点に位置し、北・東シリア自治局の支配下にある。

基地は数日前に完成、ヘリコプターの離着陸も可能なポートも併設されているという。

AFP, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、al-Khabur, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領はトランプ米大統領との電話会談でイドリブ県の民間人を保護することで合意(2019年8月28日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はドナルド・トランプ米大統領と電話会談を行い、シリア情勢への対応や両国関係について意見を交わした。

アナトリア通信(8月29日付)によると、会談では、イドリブ県の民間人を保護することで合意したという。

AFP, August 29, 2019、Anadolu Ajansı, August 29, 2019、ANHA, August 29, 2019、AP, August 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2019、Reuters, August 29, 2019、SANA, August 29, 2019、SOHR, August 29, 2019、UPI, August 29, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュと思われる武装集団がダイル・ザウル県にある北・東シリア自治局内務治安部隊の検問所を襲撃(2019年8月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ハワーイジュ村にある北・東シリア自治局の内務治安部隊の検問所がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる武装集団の襲撃を受け、1人が死亡、2人が負傷した。

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ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(8月28日付)は、26日にラッカ県タブカ市で発生した爆発事件に関して、ダーイシュの戦闘員が車に爆弾を仕掛けた爆破し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士13人を殺傷したと伝えた。

AFP, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市を砲撃(2019年8月28日)

アレッポ県では、ANHA(8月28日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市ザフラー地区を砲撃した。

一方、トルコの占領下にあるアフリーン市のヴィーラート通りで、反体制武装集団とトルコ軍を狙ったと思われる大きな爆発があった。

AFP, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市およびその一帯(アレッポ県)で反体制武装集団どうしが衝突(2019年8月28日)

アレッポ県では、ANHA(8月28日付)によると、トルコの占領下にあるバーブ市、同市近郊のカッバースィーン村、ラーイー村で反体制武装集団が衝突、住宅などが巻き添えとなり、子供2人が負傷した。

衝突は27日にもスーゥイヤーン村で起きっていた。

AFP, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県各所でYPG主体のシリア民主軍と米主導の有志連合の合同パトロール部隊が兵役を忌避する住民多数を連行(2019年8月28日)

ハサカ県では、SANA(8月28日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・ブラーク町近郊のジャスア村、ナッス・タッル村、西サムヒーヤーン村、アブドッサイイド村で、人民防衛隊(YPG)を主体とするシリア民主軍と米軍主体の有志連合の車輌40台以上からなる合同パトロール部隊が、シリア民主軍への従軍を拒否する兵役忌避者と彼らが隠し持っているという武器を押収するとして強制捜査を行い、住民多数を連行した。

AFP, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県ではシリア・ロシア軍の爆撃で女性と子供を含む住民24人が死亡(2019年8月28日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が爆撃を激化させてから119日目を迎えた8月28日、シリア・ロシア軍は同地への攻撃を継続、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は95回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」48発を投下、ロシア軍も49回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は1,000発におよんだ。

シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より24人(民間人16人(うち女性2人、子供7人)、シリア軍兵士3人、反体制武装集団戦闘員5人)増えて3,996人となった。

うち、1,032人が民間人(女性182人、子供258人を含む)、1,369人がシリア軍兵士、1,595人が反体制武装集団戦闘員。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でタッフ村、ジャルジャナーズ町、ダイル・シャルキー村、サラーキブ市、タッル・マンス村、マアッルシューリーン村、ガドファ村、タッル・マルディーフ村、ムアスラーン村、マアッラト・ヌウマーン市、シャリカ村などに対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでタマーニア町、ハーミディーヤ村、マアッル・シャマーリーン村、ダイル・シャルキー村、タッル・シーフ村に「樽爆弾」を投下した。

この爆撃で、マアッラト・ヌウマーン市では、女性2人と子供6人を含む市民12人が死亡、30人あまりが負傷した。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月28日付)によると、爆撃ではまた、ムアスラーン村で女性1人を含む2人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊がカフルナブル市、ハーッス村、ジャルジャナーズ町、タッフ村、ダイル・シャルキー村、カフルサジュナ村、アーミリーヤ村、シャイフ・ムスタファー村、ラカーヤー村、タマーニア町、フワイン村、ナキール村を砲撃した。

ロシア軍もタマーニア町一帯、ムアスラーン村、タッル・ディブス村、タッフ村、タマーニア町、マアッラト・ハルマ村、カフルサジュナ村、バルシューン村、マシューン村、イフスィム町、シャリカ村を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月28日付)によると、この爆撃でガドファ村の野戦病院が破壊されたという。

一方、SANA(8月28日付)によると、シリア軍がシャイフ・ムスタファー村、タッフ村、カフルサジュナ村、タッル・マンス村、マアッラト・ハルマ村、マアッルシューリーン村、サラーキブ市およびその一帯にあるシャーム解放機構の拠点への攻撃を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でジュッブ・スライマーン村、シャフルナーズ村、マイダーン・ガザール村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでに「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊がアンカーウィー村、ヒルバト・ナークース村、マナーラ村を砲撃した。

ロシア軍もジュッブ・スライマーン村、シャフルナーズ村、マイダーン・ガザール村を爆撃した。

一方、SANA(8月28日付)によると、シリア軍がシャフルナーズ村にあるシャーム解放機構の拠点への攻撃を行った。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が同地を砲撃した。

ロシア軍もカッバーナ村一帯を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(ラタキア県10件、アレッポ県11件、イドリブ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を33件(イドリブ県30件、ハマー県1件、ラタキア県2件)確認した。

AFP, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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