ダマスカス旧市街に武装したアジア人風の男が現れる(2019年8月10日)

サウト・アースィマ(8月10日付)は、首都ダマスカス中心街に、武装したアジア人風の男性が突如として現れたとし、その写真を公開した。

男性が現れたのは8日。

旧市街のダマスカス城近くの停車中の大型旅客バスの脇に立ち、通行人を監視していたという。

大型旅客バスは、旧市街の中にある12イマーム派のルカイヤ廟モスクを訪問する「シーア派観光団」を載せていたという。

https://www.facebook.com/damv011/posts/2939259546147357?__xts__%5B0%5D=68.ARCyz607eA7rSsPV04s_0ijJBvNDzmQ1ik46LQj5Y8CP6jUpGpOR2CuGapAHiFVSfnBGO6zWa06oKGrHoQBa57upYf3uvbPd_FDl5HqNDmluCBtQ7_dsESIaUCWnMzBGky-tVcuG4tUWOiM5jjmHO1o_EryDf-cty9jKJn5DO2ea3u9cLdasw5sbqq5NvtlFKJXa_ktVSowjlJuWLTXEkgP7T1hZTJpj1OPLlwc6C-zWMRFHG1DCiYu9yDTO_zNJd6OdLpLGRkeRjkNVGha1QRuDg9Y4Bi2RRb-pRfXUoHcQE3_FX05Jl40Ggv28qzs-sw3vUvFU0LSAprRet164d2CpmdNo&__tn__=-R

AFP, August 10, 2019、ANHA, August 10, 2019、AP, August 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2019、Reuters, August 10, 2019、SANA, August 10, 2019、Sawt al-‘Asima, August 10, 2019、SOHR, August 10, 2019、UPI, August 10, 2019などをもとに作成。

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トルコの二つのNGO組織が「あなたたちは独りではない」キャンペーンと銘打って、イドリブ県に人道支援物資を搬入(2019年8月10日)

イェニ・シャファク(8月10日付)は、トルコの二つのNGO組織IHH(人道支援基金)とフェティフ・デル(Fetih-Der)が、「あなたたちは独りではない」キャンペーンと銘打って、イドリブ県のバーブ・ハワー通行所から車60台分の人道支援物資を搬入したと伝えた。

AFP, August 10, 2019、ANHA, August 10, 2019、AP, August 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2019、Reuters, August 10, 2019、SANA, August 10, 2019、SOHR, August 10, 2019、UPI, August 10, 2019、Yeni Safak, August 10, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍は前日に引き続きイドリブ県南部とハマー県南部を激しく爆撃・砲撃、民間人1人死亡(2019年8月10日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が爆撃を激化させてから101日目を迎えた8月10日、シリア・ロシア軍は同地への攻撃を継続、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は110回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」90発を投下、ロシア軍も50回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は1,200発におよんだ。

シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より76人(民間人1人、シリア軍兵士180?人、反体制武装集団戦闘員118?人)増えて3,123人となった。

うち、888人が民間人(女性161人、子供218人を含む)、1,204人がシリア軍兵士、1,254人が反体制武装集団戦闘員。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・シャイフーン市、アービディーン村、フバイト村、カフルサジュナ村、トゥラムラー村、スカイク村、フワイン村、タマーニア町、マダーヤー村、ラカーヤー村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでフバイト村、アービディーン村、マダーヤー村に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が県南部の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もフバイト村、ハーン・シャイフーン市一帯を爆撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(8月10日付)によると、シリア軍と「ロシアの民兵」が県南部のスカイク村およびスカイク丘(ハマー県)一帯に進攻、シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室と激しく交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ラターミナ町に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでカフルズィーター市、ラターミナ町に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が県北部および北西部の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もドゥワイル・アクラード村を爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が同地一帯を砲撃した。

ロシア軍もカッバーナ村一帯を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県南部の戦闘地域を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(8月10日付)によると、トルコの支援を受ける国民解放戦線がワースィタ村にあるシリア軍拠点複数カ所を攻撃し、兵士多数を殺傷した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月10日付)によると、ナワー市でシリア軍第112旅団の兵士が何者かに撃たれ、1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, August 10, 2019、ANHA, August 10, 2019、AP, August 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2019、Reuters, August 10, 2019、SANA, August 10, 2019、SOHR, August 10, 2019、UPI, August 10, 2019などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアアザーズ市で爆発が発生し、1人死亡(2019年8月10日)

アレッポ県では、ANHA(8月10日付)によると、トルコの占領下にあるアアザーズ市で爆発が発生し、複数人が死傷した。

ザマーン・ワスル(8月10日付)によると、この爆発で1人が死亡、6人が負傷した。

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一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、トルコの占領下にあるバーブ市西のトゥワイス村一帯にあるシャーム戦線の拠点複数カ所を攻撃、戦闘員8人を殺害、4人を負傷させた
と発表した。

ANHA(8月10日付)が伝えた。

AFP, August 10, 2019、ANHA, August 10, 2019、AP, August 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2019、Reuters, August 10, 2019、SANA, August 10, 2019、SOHR, August 10, 2019、UPI, August 10, 2019、Zaman al-Wasl, August 10, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから381人、ヨルダンから1,734人の難民が帰国、避難民6人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年8月10日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月10日付)を公開し、8月9日に難民2,115人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは381人(うち女性115人、子供195人)、ヨルダンから帰国したのは1,734人(うち女性520人、子供884人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は349,186人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者111,339人(うち女性33,557人、子ども56,708人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者237,847人(うち女性71,386人、子ども121,290人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 578,466人(うち女性173,601人、子供294,920人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,637,757人(うち女性1,991,327人、子供3,385,256人)。

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一方、国内避難民6人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは6人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は44,736人(うち女性14,413人、子供20,398人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,303,801人(うち女性393,475人、子供659,944人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した6人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 10, 2019をもとに作成。

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