シリア民主軍がフール・キャンプで治安回復を目的とする大規模な「人道と治安」作戦を開始(2021年3月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるフール・キャンプで、シリア民主軍、同軍に所属する人民防衛隊(YPG)、女性防衛隊(YPJ)、テロ撲滅部隊(Yekîneyên Antî Teror‏、YAT)、内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)からなる合同部隊が、大規模な治安回復作戦を開始した。

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ANHA(3月28日付)によると、内務治安部隊(アサーイシュ)とシリア民主軍が午前4時にフール・キャンプ一帯に展開、キャンプ内で「人道と治安」と銘打った治安回復作戦を開始した。

作戦に参加したのは、内務治安部隊の隊員5,000人に加えて、シリア民主軍所属各組織、女性防衛隊。



 

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内務治安部隊のハリー・ハサン報道官は、フール・キャンプ入り口で記者会見を行い、「人道と治安」作戦が、キャンプ内のダーイシュ(イスラーム国)のセルの摘発し、その影響力を奪うことが目的であることを明らかにした。

記者会見には、シリア民主軍のキーヌー・カブラーイル報道官、人民防衛隊(YPG)のヌーリー・マフムード報道官、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域評議会総司令部のアフィーナール・ダイラク氏も同席した。

ハサン報道官によると、キャンプに捕虜として収容されているダーイシュ(イスラーム国)・メンバーは、ヒスバ(宗教警察)や独自の法廷を設置する一方、子供たちに独自の教育を施し、そのことが新たなテロリストを生み出し、世界全体の脅威となる危険があるとしたうえで、子供たちを救出する必要があると強調した。

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内務治安部隊は声明を出し、「人道と安全」作戦での最初の成果として、ダーイシュ・メンバーの疑いがあるとして手配リストに記載されていた9人をキャンプの第1ブロックで拘束したを発表した。

うち1人は、ダーイシュによるメンバー勧誘に長らく携わっていたアブー・サアド・イラーキーなる幹部も含まれているという。

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SANA(3月26日付)は、複数の地元筋の話として、シリア民主軍の部隊が米主導の有志連合の支援を受けて、26日朝からキャンプを包囲し、突入の構えをみせていると伝えていた。

また、ANHA(3月26日付)も、フール町一帯地域の部族長や名士が、フール・キャンプを「世界でもっとも危険なキャンプ」と評し、シリア民主軍と内務治安部隊に対して、「断固たる措置」を講じ、「キャンプ内外でダーイシュのセルを摘発・掃討するための大規模作戦を実施するよう要請したと伝えていた。

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シリア人権監視団によると、2021年に入ってキャンプでは、41人が殺害されている。

うち30人がイラク難民(子供2人、女性5人を含む)、8人がシリア人国内避難民(IDPs、子供1人、女性3人を含む)、1人がシリア評議会(シリア人IDPsの管理を委託されている組織)の議長、2人がアサーイシュ隊員。

トルコで活動する独立系シンクタンクのジュスール研究所が2020年9月1日に発表したレポートによると、フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

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一方、SANA(3月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県ハサカ市のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配地)で、シリア軍が米軍のヘリポート近くの民家複数棟の住民を強制的に立ち退かせた。

AFP, March 28, 2021、ANHA, March 26, 2021、March 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2021、Reuters, March 28, 2021、SANA, March 26, 2021、March 28, 2021、SOHR, March 28, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で142人、北・東シリア自治局支配地域で95人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で2人(2021年3月28日)

保健省は政府支配地域で新たに142人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者120人が完治し、12人が死亡したと発表した。

これにより、3月28日現在の同地での感染者数は計18,498人、うち死亡したのは1,239人、回復したのは12,377人となった。

SANA(3月28日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに95人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、3月28日現在の同地での感染者数は計9,665人、うち死亡したのは369人、回復したのは1,293人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性61人、女性34人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市15人、カーミシュリー市40人、マーリキーヤ(ダイリーク)市9人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村4人、ダルバースィーヤ市1人、ラッカ県のラッカ市9人、タブカ市8人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市4人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)5人。

ANHA(3月28日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で3月28日に新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、40人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡2人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡0人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,288人、うち回復したのは19,455人、死亡したのは637人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1544014092470143/

AFP, March 28, 2021、ACU, March 28, 2021、ANHA, March 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2021、Reuters, March 28, 2021、SANA, March 28, 2021、SOHR, March 28, 2021などをもとに作成。

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当局は国内で活動を続ける反体制派による「国民民主戦線」(JWD)結成大会開催を禁止(2021年3月27日)

国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はRT(3月27日付)の取材に対して、「国民民主戦線」(JWD)結成大会の開催が当局によって禁止されたことを明らかにした。


アブドゥルアズィーム代表によると、大会の準備委員会は、3月26日晩、内務省への申請が提出されるまで開催は禁止される旨連絡を受けたという。

また、この通知と前後して、総合情報部、刑事治安局、警察が、開催場所であるアブドゥルアズィーズ氏の自宅周辺周辺に配置され、参加者やメディアの会場への出入りが禁止されたという。

事態を踏まえ、準備委員会は開催延期を決定した。

AFP, March 28, 2021、ANHA, March 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2021、Reuters, March 28, 2021、RT, March 27, 2021、SANA, March 28, 2021、SOHR, March 28, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がハマー県東部の砂漠地帯で、ダーイシュに対して約30回の爆撃を実施し、戦闘員6人殺害(2021年3月27日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、シリア政府の支配下にあるイスリヤー村に至る街道沿線の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して約30回の爆撃を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員6人を殺害した。

AFP, March 27, 2021、ANHA, March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2021、Reuters, March 27, 2021、SANA, March 27, 2021、SOHR, March 27, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県スワイダーン・ジャズィーラ村の薬局店をダーイシュ・メンバーと思われる覆面姿の2人組が襲撃し、中にいた薬剤師1人を殺害(2021年3月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスワイダーン・ジャズィーラ村の薬局店を、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる覆面姿の2人組が襲撃し、中にいた薬剤師1人を殺害した。

AFP, March 27, 2021、ANHA, March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2021、Reuters, March 27, 2021、SANA, March 27, 2021、SOHR, March 27, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がトルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市近郊のシリア国民軍の拠点を襲撃、戦闘員複数人を殺傷(2021年3月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のラアス・アイン市近郊のウンム・マナージール村に潜入し、シリア国民軍の拠点を襲撃、5人を殺害、3人を負傷させた。

AFP, March 27, 2021、ANHA, March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2021、Reuters, March 27, 2021、SANA, March 27, 2021、SOHR, March 27, 2021、March 28, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県でハムザ師団と、同師団を最近になって離反しシャーム軍団に移籍したグループが激しく交戦(2021年3月27日)

アレッポ県では、ANHA(3月27日付)によると、トルコの占領下にあるいわゆる「オリーブの枝」地域のバースータ村、ブルジュ・アブダールー村、カフルズィート村で、シリア国民軍に所属するシャーム軍団とハムザ師団が激しく交戦し、双方に死傷者が出た。

シリア人権監視団によると、交戦したのは、ハムザ師団と、同師団を最近になって離反しシャーム軍団に移籍したグループ。

1人が死亡、10人が負傷した。

AFP, March 27, 2021、ANHA, March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2021、Reuters, March 27, 2021、SANA, March 27, 2021、SOHR, March 27, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構の治安部隊がトルコ国境に近いイドリブ県アティマ村で潜伏していたダーイシュがアジトを襲撃(2021年3月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安部隊がトルコ国境に近いアティマ村で潜伏していたダーイシュ(イスラーム国)がアジトを襲撃した。

襲撃を受けたダーイシュのメンバーのうち1名は、装着していた爆弾ベルトを爆発させ、抵抗を試みたが、死傷者はなく、シャーム解放機構はメンバー複数人を拘束した。

AFP, March 27, 2021、ANHA, March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2021、Reuters, March 27, 2021、SANA, March 27, 2021、SOHR, March 27, 2021などをもとに作成。

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ラッカ県アイン・イーサー市一帯の戦闘でシリア民主軍によって殺害されたシリア国民軍の遺体7体がロシア軍の仲介でトルコに引き渡される(2021年3月27日)

ラッカ県では、ANHA(3月27日付)によると、3月18日から20日にかけてシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市一帯で発生したトルコ軍およびその支援を受けるシリア国民軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘で、シリア民主軍によって殺害されたシリア国民軍の戦闘員37人の遺体の一部が、ロシア軍の仲介によって、トルコ軍に引き渡された。

シリア人権監視団によると、引き渡された遺体は7体。

AFP, March 27, 2021、ANHA, March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2021、Reuters, March 27, 2021、SANA, March 27, 2021、SOHR, March 27, 2021などをもとに作成。

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石油鉱物資源省はスエズ運河での大型コンテナ座礁に伴う航路封鎖で、シリアへの石油の輸入に遅れが生じ、価格高騰を招いていると発表(2021年3月27日)

石油鉱物資源省は声明を出し、3月23日のスエズ運河で正栄汽船(愛媛県)が所有する大型コンテナ船が座礁し、航路を塞ぎ、貨物船の渋滞が生じている問題に関して、シリアへの石油の輸入に遅れが生じ、国内で石油の価格の高騰を招いているとしたうえで、ガソリンや灯油を可能な限り安定的に供給できるよう努めていると発表した。

SANA(3月27日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/mopmr.gov.sy/posts/3804590912970411

AFP, March 27, 2021、ANHA, March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2021、Reuters, March 27, 2021、SANA, March 27, 2021、SOHR, March 27, 2021などをもとに作成。

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米軍の貨物トレーラー38輛からなる車列がハサカ県北東部の穀物サイロに貯蔵されていた小麦をイラクに持ち出す(2021年3月27日)

ハサカ県では、SANA(3月27日付)によると、米軍の貨物トレーラー38輛からなる車列が、県北東部のタッル・アッルー村の穀物サイロに貯蔵されていた小麦を、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由して、シリア国外に持ち去った。

AFP, March 27, 2021、ANHA, March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2021、Reuters, March 27, 2021、SANA, March 27, 2021、SOHR, March 27, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県マジュダリヤー村一帯を砲撃し、シャーム解放機構の戦闘員5人を殺害(2021年3月27日)

SANA(3月27日付)は、イドリブ県とアレッポ県の当局が、シリア軍とシリア赤新月社との連携のもと、3月25日にサラーキブ市・タルナバ村間(イドリブ県)とアブー・ザンディーン村(アレッポ県)で再開させた通行所に関して、両県で活動を続ける「テロ組織」が反体制派支配地からの退去を希望する住民の移動を阻止しているとしたうえで、25日から27日までの3日間で住民の移動はなかったと伝えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマジュダリヤー村一帯を砲撃し、シャーム解放機構の戦闘員5人を殺害、4人を負傷させた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市近郊で、治安当局に協力していた男性1人が正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を15件(イドリブ県7件、ラタキア県2件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は15件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 27, 2021、ANHA, March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 27, 2021、Reuters, March 27, 2021、SANA, March 27, 2021、SOHR, March 27, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で155人、北・東シリア自治局支配地域で78人(2021年3月27日)

保健省は政府支配地域で新たに155人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者115人が完治し、11人が死亡したと発表した。

これにより、3月27日現在の同地での感染者数は計18,356人、うち死亡したのは1,227人、回復したのは12,257人となった。

SANA(3月27日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに78人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、3月27日現在の同地での感染者数は計9,570人、うち死亡したのは366人、回復したのは1,291人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性46人、女性32人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市19人、カーミシュリー市34人、マーリキーヤ(ダイリーク)市11人、マアバダ(カルキールキー)町2人、ルマイラーン町1人、タッル・タムル町2人、アレッポ県のシャフバー地区(タッル・リフアト市)3人、ダイル・ザウル県6人。

ANHA(3月27日付)が伝えた。

AFP, March 27, 2021、ANHA, March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2021、Reuters, March 27, 2021、SANA, March 27, 2021、SOHR, March 27, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民205人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は652,340人に(2021年3月27日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月27日付)を公開し、3月26日に難民205人(うち女性62人、子供105人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民205人(うち女性62人、子供105人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は652,340人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者257,092人(うち女性77,283人、子ども130,842人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,747,928人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は881,620人(うち女性264,559人、子供449,333人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は81,857人(うち女性30,036人、子供30,620人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,350,453人(うち女性412,595人、子供674,386人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 27, 2021をもとに作成。

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シャーム解放機構によって拘束された新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構の司令官とメンバーの釈放を求めて、妻たちが抗議デモ(2021年3月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県北部のタッルアーダ村で、シャーム解放機構によって拘束された新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構の司令官とメンバーの釈放を求めて、妻たちがデモを行った。

一方、サルワ村近郊の街道では、シャーム解放機構のメンバー1人が正体不明の武装集団の襲撃を受け、死亡した。

AFP, March 26, 2021、ANHA, March 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2021、Reuters, March 26, 2021、SANA, March 26, 2021、SOHR, March 26, 2021などをもとに作成。

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アル=カーイダが軍事・治安権限を握るイドリブ市とトルコ占領下のアフリーン市で政府による住民退避用の通行所を再開に抗議するデモ(2021年3月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、シリア政府が反体制派支配地との境界で住民退避用の通行所を再開させたことに抗議するデモが行われた。

デモでは体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行も合わせて訴えられた。

https://www.facebook.com/syriahro/posts/10159934805728115?__cft__%5B0%5D=AZUTJv9PxVI0pEx26amlP-MTZuKP9Rllo7oMyXV51QxUt69Ve0TDK9XGugMY1ZOcD-x4vZHxfmXd3gI8ykQQpK0tJC8F9wk6eR0LPs4pxwQJga2R0_cNLO7OmruOad8JliMiuOVdwEUQb8NRpaGNQWWRVV0LahSfiezrLjkaGrK2UQ&__tn__=%2CO%2CP-R

 

https://www.facebook.com/syriahro/posts/10159934806313115?__cft__%5B0%5D=AZXbTRlFTH0AjyRLC7LxQ93KxM103YZy7Zy257eR1JoqRYJpX-VpeO9nSINGju2Y_RMKm95R-b5I1It-YhYnxDbdQ93jMPpZPU5wMBzn9D42JRqsZGzr2ReHydb6pDxDR8liTqskuAhEKN90Vu2MNCmA&__tn__=%2CO%2CP-R

 

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アレッポ県でも、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市で同様のデモが行われた。

AFP, March 26, 2021、ANHA, March 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2021、Reuters, March 26, 2021、SANA, March 26, 2021、SOHR, March 26, 2021などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるスワイダー県クライヤー町で、スルターン・バーシャー・アトラシュの命日に合わせて、住民若干名が反体制デモ(2021年3月26日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるクライヤー町で、1925年のフランス委任統治に対するアラブ大反乱を指導したスルターン・バーシャー・アトラシュの命日(1982年3月26日)に合わせて、住民若干名がデモを行い、政府当局が拘束した逮捕者の釈放や体制打倒を訴えた。

AFP, March 26, 2021、ANHA, March 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2021、Reuters, March 26, 2021、SANA, March 26, 2021、SOHR, March 26, 2021などをもとに作成。

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シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊の街道に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人死亡(2021年3月26日)

ハサカ県では、SANA(3月26日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊の街道に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人が死亡、子供1人が負傷した。

AFP, March 26, 2021、ANHA, March 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2021、Reuters, March 26, 2021、SANA, March 26, 2021、SOHR, March 26, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県タッル・タムル町一帯を砲撃、侵攻を試みるが、シリア民主軍が撃退(2021年3月26日)

ハサカ県では、SANA(3月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のハシュマ村、ダルダーラ村の民家に対して攻撃を行った。

ANHA(3月26日付)によると、シリア国民軍はライハーニーヤ村方面からの侵攻を試みたが、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のタッル・タムル軍事評議会が迎撃し、これを撃退した。

ANHA(3月27日付)によると、シリア民主軍はこの戦闘で、シリア国民軍戦闘員3人を殺害、車輌1輌を破壊した。

AFP, March 26, 2021、ANHA, March 26, 2021、March 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2021、Reuters, March 26, 2021、SANA, March 26, 2021、SOHR, March 26, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシリア政府の支配下にあるヒムス県スフナ市近郊の砂漠地帯で、ダーイシュに対して約12回の爆撃を実施(2021年3月26日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシリア政府の支配下にあるスフナ市近郊の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して約12回の爆撃を実施した。

AFP, March 26, 2021、ANHA, March 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2021、Reuters, March 26, 2021、SANA, March 26, 2021、SOHR, March 26, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で155人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で4人(2021年3月26日)

保健省は政府支配地域で新たに155人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者120人が完治し、10人が死亡したと発表した。

これにより、3月26日現在の同地での感染者数は計18,201人、うち死亡したのは1,216人、回復したのは12,142人となった。

SANA(3月26日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で3月26日に新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、16人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡1人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡2人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計21,286人、うち回復したのは19,369人、死亡したのは637人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1542538332617719/

AFP, March 26, 2021、ACU, March 26, 2021、ANHA, March 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2021、Reuters, March 26, 2021、SANA, March 26, 2021、SOHR, March 26, 2021などをもとに作成。

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シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方、ガーブ平原を砲撃(2021年3月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるスフーフン村、ファッティーラ村、バーラ村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアムキーヤ町、クライディーン村、アンカーウィー村砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるジャッバー村とウンム・バーティナ村を結ぶ街道で、バアス党の現地の支部長の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、この支部長が死亡、子供と兄弟1人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県12件、ラタキア県6件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 26, 2021、ANHA, March 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 26, 2021、Reuters, March 26, 2021、SANA, March 26, 2021、SOHR, March 26, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民174人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は652,135人に(2021年3月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月26日付)を公開し、3月25日に難民174人(うち女性52人、子供89人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民174人(うち女性52人、子供89人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は652,135人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者256,248人(うち女性77,221人、子ども130,737人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,747,928人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は881,415人(うち女性264,497人、子供449,228人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は81,857人(うち女性30,036人、子供30,620人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,350,453人(うち女性412,595人、子供674,386人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 26, 2021をもとに作成。

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ハマー県東部のウカイリバート町で親政府民兵がダーイシュの襲撃を受け、7人死亡、3人負傷(2021年3月25日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、親政府民兵が県東部のウカイリバート町でダーイシュ(イスラーム国)の襲撃を受け、7人が死亡、3人が負傷した。

AFP, March 26, 2021、ANHA, March 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2021、Reuters, March 26, 2021、SANA, March 26, 2021、SOHR, March 26, 2021などをもとに作成。

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ヒズブッラーはロシア軍司令部が設置されているフマイミーム航空基地に部隊を展開させていることを明らかにするとともに、シリアからの撤退を求められたとの一部報道を否定(2021年3月25日)

レバノンのヒズブッラーの渉外部門責任者のアンマール・ムーサウィー氏は、マナール・チャンネル(3月25日付)のインタビューに応じ、そのなかで、ヒズブッラーがシリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県のフマイミーム航空基地に部隊を展開させ、ロシア軍とともに任務に就いていることを明らかにした。

ムーサウィー氏はまた、3月15日のムハンマド・ラアド国民議会議員を代表とするヒズブッラー使節団のロシア訪問時に、シリアからの撤退を求められたとの一部報道を否定し、訪問が双方の協力関係にとって建設的なものだったと述べた。

また、ヒズブッラーは、英国とオランダを除く多くの国と関係を築いており、そのなかには、トルコ、一部湾岸諸国、EU諸国が含まれると付言した。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Qanat al-Manar, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で150人、北・東シリア自治局支配地域で86人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で6人(2021年3月25日)

保健省は政府支配地域で新たに150人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者115人が完治し、11人が死亡したと発表した。

これにより、3月25日現在の同地での感染者数は計18,046人、うち死亡したのは1,206人、回復したのは12,022人となった。

SANA(3月25日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに86人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、3月25日現在の同地での感染者数は計9,383人、うち死亡したのは364人、回復したのは1,280人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性45人、女性41人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市18人、カーミシュリー市30人、マーリキーヤ(ダイリーク)市14人、ダルバースィーヤ市4人、タッル・タムル町1人、ラッカ県のラッカ市11人、アレッポ県のシャフバー地区(タッル・リフアト市)1人、ダイル・ザウル県7人。

ANHA(3月25日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で3月25日に新たに6人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、48人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡6人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,282人、うち回復したのは19,353人、死亡したのは637人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1541960002675552/

AFP, March 25, 2021、ACU, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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トルコ外務省高官筋はロシアと通行所再開を合意したとの一部報道を否定(2021年3月25日)

トルコ外務省高官筋は、アラビー・ジャディード(3月25日付)に対して、イドリブ県とアレッポ県での通行所再開について、ロシアから再開について提案がされ、その是非について協議を行っているが、同国との間でいかなる合意も締結されていないと述べた。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-‘Arabi al-Jadid, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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反体制派支配下のイドリブ市とトルコ占領下のジンディールス町で通行所設置に抗議するデモ(2021年3月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、シリア政府支配地と反体制派支配地の境界への通行所設置に抗議するデモが行われた。

参加者は、通行所設置に抗議するとともに、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行を訴えた。

同様のデモは、トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市近郊のジンディールス町でも行われた。

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シリア革命反体制勢力国民連立の傘下で活動する暫定内閣のアブドゥッラフマーン・ムスタファー首班は、通行所の再開についてロシアとトルコが合意したとの一部報道に関して、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/stmabdurrahman)に次のように綴り、強く否定した。

一部の情報サイトやSNSで、解放区(反体制派支配地のこと)と占領地(シリア政府支配地のこと)の間で交差点が開放されたとの不正確なニュースが流れている。だが、我々は、このニュースがまったく真実ではなく、暫定内閣が我らの祝福された革命の原則を決して放棄しせず、誇り高き私らの人民の要求から逸脱することは決してないと明言したい。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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米軍の車輌18輌からなる車列がハサカ県で収穫された小麦を積んで、ティグリス川河畔に違法に設置されているスィーマルカー国境通行所からイラク領内に出国(2021年3月25日)

ハサカ県では、SANA(3月25日付)によると、米軍の車輌18輌からなる車列がマーリキーヤ市一帯地域で収穫された小麦を積んで、ティグリス川河畔に違法に設置されているスィーマルカー国境通行所からイラク領内に出国した。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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ハサカ市で住民がシリア民主軍の犯罪行為に抗議するデモ(2021年3月25日)

ハサカ県では、SANA(3月25日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のズフール地区(北・東シリア自治局支配地)で、住民が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の犯罪行為に抗議するデモを行った。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるサアド村とスワル町間の街道で、シリア民主軍の車輌の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発、兵士2人が死亡、複数人が負傷した。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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