クルド赤新月社は北・東シリア地域民主自治局および同局支配地域の住民が提供した支援物資13,500パックを沿岸部に届ける(2025年4月10日)

ANHAによると、クルド赤新月社は、北・東シリア地域民主自治局および同局支配地域の住民が提供した支援物資13,500パック(食料品6,000パック、清掃用品2,500パック、穀物350トン)を沿岸部に届けた。

沿岸部への物資提供は2回目。

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アレッポ県、ダルアー県、イドリブ県、ダマスカス郊外県で住民が相次いで殺害される(2025年4月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンビジュ市南西の街道で身元不明の遺体2体が発見された。

また、アレッポ市サラーフッディーン地区の地区長が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で女性1人が若者どうしの撃ち合いの流れ弾を受けて死亡した。

また、イズラア市では、内務省総合治安局の隊員1人が正体不明の武装グループによって撃たれて負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフル・ジャーリス村近くを街道脇で、何者かによって殺害された女性1人が遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がアシャーラ市で麻薬密輸商人を逮捕、所持していたカプタゴン約50錠を押収した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ハビーヤ村で身元不明の男性の1人が発見された。

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ダマスカス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、クウェート・ナンバーの車に乗った男性が交通警官に暴行を加え、内務省総合治安局がこの男性を逮捕した。

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北・東シリア地域民主自治局のバドラーン・ジヤー・クルド氏:「クルド民族主義勢力は、連邦制、多元主義、民主主義に基づく代議政体の必要を強調するという共通の政治ビジョンで合意している」(2025年4月10日)

北・東シリア地域民主自治局の幹部の1人バドラーン・ジヤー・クルド氏はロイター通信の取材に対して、クルド民族主義勢力は、連邦制、多元主義、民主主義に基づく代議政体の必要を強調するという共通の政治ビジョンで合意していると述べた。

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ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒジュリー師:「私たちとダマスカスの政権との間に合意はない。今のダマスカスを支配しているのは武装テロ組織であり、これはシリア国民にも国際社会にも容認できるものではない」(2025年4月10日)

ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒクマト・ヒジュリー師は、全米公共ラジオ(NPR)のインタビューに応じ、アフマド・シャルア暫定大統領への不信感を露わにするとともに、移行期政権との戦闘の用意はできていると強気の姿勢を示した。

インタビューのなかで、ヒジュリー師は、以下の通り述べた。

私たちとダマスカスの(移行期)政権との間に合意はない。
今のダマスカスを支配しているのは武装テロ組織であり、これはシリア国民にも国際社会にも容認できるものではない。
私たちは外部の誰かがこの地域に入ってくることを望んでいない。なぜなら、今は移行期であり、きわめて危険かつ繊細な時期だからだ。
流血は、さらなる流血を生むだけだ。私たちは宗派主義を拒否する。目指すのは、市民国家の構築だ。
私たちは、自分が生きている土地に常に忠誠を誓っている。

また、スワイダー軍事評議会を率いる前政権士官のターリク・シューフィーも記事のなかで以下の通り述べている。

土地と山の尊厳を守りながら、シリアの領土保全を損なわない限り、我々は誰とでも協力する用意がある。自由世界、特にアメリカとイスラエルに対し、過激派からドゥルーズ地域全体を守ってほしいと訴えている。

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ジャアファリー駐ロシア・シリア大使は外務在外居住者省からの帰国命令を拒否し、ロシアに人道的保護を求めて亡命を申請(2025年4月10日)

エレム・ニュースは、シリアの複数の政治筋の話として、バッシャール・ジャアファリー駐ロシア・シリア大使が外務在外居住者省からの帰国命令を拒否し、ロシアに人道的保護を求めて亡命を申請したと伝えた。

匿名筋によると、ジャアファリー大使は、帰国命令に驚きを示したうえで、「帰国を拒否したのは、地位に執着しているからではなく、退職年齢をすでに超えており、継続的な治療を要する健康状態にあるためだ」と述べた。

だが、情報筋によれば、ジャアファリー大使は、外務在外居住者省の決定、とりわけ現地大使館の職員のなかから臨時代理大使を任命するとした点について、「近視眼的で場当たり的なもので、シリアの利益を損なうものだ」と問題視しているという。

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シャルア暫定大統領は3月の沿岸部などでの国防軍部隊や内務省総合治安局などによるとされるアラウィー派住民らへの虐殺の真相究明に取り組む独立調査国民委員会の委員と会談:任期を3ヵ月延長する大統領令を発令(2025年4月10日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、3月の沿岸部などでの国防軍部隊や内務省総合治安局などによるとされるアラウィー派住民らへの虐殺の真相究明に取り組む独立調査国民委員会の委員と会談し、委員会から調査の進捗についての報告を受けた。

会談後、シャルア暫定大統領は、大統領令(2025年第11号)を施行し、委員会の任期を再更新なしで3ヵ月延長することを定めた。

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ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、ヤースィル・ファルハーン報道官はシャルア暫定大統領との会談で、41カ所で違反行為が行われ、それに基づいて41件の訴訟が行われている一方、いまだに委員会が訪問できていない現場があるなどとして、1ヵ月という任期では調査を完了するには不十分であることを伝え、シャルア暫定大統領は調査が困難であることを理解したという。

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韓国の趙外交部長官(外務大臣)がシリアを訪問、シャルア暫定大統領、シャイバーニー外務在外居住者大臣と会談:シリア・韓国の外交関係樹立(2025年4月10日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領とアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、趙兌烈(チョ・テヨル)韓国外交部長官(外務大臣)を代表とする韓国の上級使節団と会談した。

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SANAによると、趙外交部長官はシャルア暫定大統領との会談に先立ち、シャイバーニー外務在外居住者大臣と個別に会談し、シリアと韓国の外交関係樹立を定めた協定に調印した。

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SANAによると、ヒンド・カバワート社会問題労働大臣が、フランスのジャン=フランソワ・ギヨーム・シリア担当特使と会談し、シリアの社会復興と経済エンパワーメントを支援するための協力の方途などについて議論した。

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有力ビジネスマンのサーミル・ファウズ氏がシャルア移行期政権との関係改善に向けた合意に至ることができず、UAEに出国(2025年4月9日)

サウト・アースィマは、複数筋の話として、シリアの有力ビジネスマンのサーミル・ファウズ氏がアフマド・シャルア移行期政権との関係改善に向けた合意に至ることができず、UAEへの出国を余儀なくされたと伝えた。

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前政権の予備部隊である「砂漠の鷹」の司令官だったムハンマド・ジャービル氏は3月の沿岸部での内務省総合治安局への一斉要撃に前政権のギヤース・ダッラ准将が作戦を指揮していたことを認める(2025年4月9日)

前政権の予備部隊である「砂漠の鷹」の司令官だったムハンマド・ジャービル氏は、UAEのニュース・チャンネルマシュハドによるインタビューのなかで、3月の沿岸部での「旧体制の残党」による内務省総合治安局への一斉要撃への関与していたとするシリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表の発言を受け、前政権のギヤース・ダッラ准将が作戦を指揮していたことを認めた。


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イナブ・バラディーによると、シリア解放軍事評議会のギヤース・スライマーン・ダッラ准将は3月6日に声明第1号を発表し、組織を結成すると発表、シリア全土の占領・テロ勢力からの完全解放、現政権の打倒と宗派主義的抑圧装置の解体、市民の声明と財産の保護、愛国主義と民主主義に基づく国家機関の再建、難民・避難民の帰国に向けた環境整備、人権を尊弘し、すべての国民の正義と平等を保障する統合的主権国家の樹立をめざすと標ぼうしていた。

ダッラ准将は1971年ラタキア県ジャブラシ近郊のバイト・ヤーシュート村生まれで、マーヒル・アサド准将が司令官を務めてていた第4師団所属の「ガイス軍団」を指揮していた。

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イスラエル軍地上部隊が8日深夜から9日未明にかけて、クナイトラ県トゥルナジャ村に侵攻し、村の住宅1棟を強襲、捜索活動(2025年4月9日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、8日深夜から9日未明にかけて、トゥルナジャ村に侵攻し、村の住宅1棟を強襲、捜索活動を行った。

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ブルース米国務省報道官:「米国は現在、シリアのいかなる政体も正当な政府としては認めていない」(2025年4月9日)

米国務省のタミー・ブルース報道官は、ジャズィーラ・チャンネルの取材に応じ、そのなかで、米国が在ニューヨーク・シリア代表部(国連)を格下げしたことに関して、米国の現行の承認政策に基づく行政上の決定であると説明したうえで、米国は現在、シリアのいかなる政体も正当な政府としては認めていないと付け加えた。

今回の措置は米国の現行の承認政策に基づく行政上の決定であると説明し、アメリカは現在、シリアのいかなる組織も正当な政府としては認めていないと付け加えた。

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ロイター通信:ドナルド・トランプ米政権が最近になって打ち切られていたシリアなどでの緊急食糧援助プログラムのうち、少なくとも6件を復活(2025年4月9日)

ロイター通信によると、ドナルド・トランプ米政権が8日、最近になって打ち切られていた米国の緊急食糧援助プログラムのうち、少なくとも6件を復活させる動きを見せたと、事情に詳しい6人の関係者の話として伝えた。

ジェレミー・ルーイン米国国際開発庁(USAID)副長官代行(政府効率化省の一員とされる人物)は、職員宛ての内部メールで、打ち切りの撤回を要請、5人の関係者によれば、レバノン、シリア、ソマリア、ヨルダン、イラク、エクアドルにおける世界食糧計画(WFP)への助成金の復活を求めたという。

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トルコ占領下の「平和の泉」地域で活動を続けてきたシリア国民軍の士官と戦闘員合わせて14人がトルコを経由して自らの出生地がある北・東シリア地域民主自治局の支配地に脱出(2025年4月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域で活動を続けてきたシリア国民軍の士官と戦闘員合わせて14人がトルコに一端入国したのち、自らの出生地がある北・東シリア地域民主自治局の支配地に入国した。

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シリア人権監視団:3月にタルトゥース県バーニヤース市で殺害されていた女性4人を含む17人の氏名を新たに確認したと発表:3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は62件、殺害された民間人の数は1,676人に(2025年4月9日)

シリア人権監視団は、3月にタルトゥース県バーニヤース市で殺害されていた女性4人を含む17人の氏名を新たに確認したと発表した。

これにより、3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は62件となり、殺害された民間人の数は1,676人となった。

県別の内訳は以下の通り:
ラタキア県866人
タルトゥース県525人
ハマー県272人
ヒムス県13人

犠牲者のなかには、アラウィー派以外の宗派の信者も含まれている。

なお、民間人の他にも国防省部隊の兵士と内務省総合治安局の隊員273人、「旧体制の残党」の民兵259人が死亡しており、民間人の死者と合わせた死者総数は2,208人となっている。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会のガザール議長が声明を発表:「シリア沿岸部や中部でアラウィー派が「過激テロ思想」に従わなかったというだけの理由で、虐殺、略奪、誘拐、拘束の被害に晒され続けている」(2025年4月9日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会はフェイスブックを通じて、ガザール・ガザール議長の声明を発表し、シリア沿岸部や中部でアラウィー派が、「過激テロ思想」に従わなかったというだけの理由で、虐殺、略奪、誘拐、拘束の被害に晒され続けているとしたうえで、国際社会に対して、無辜の民間人を保護、独立国際調査機関の設置、国際人道機関の役割の活性化を呼びかけるとともに、人種、宗教にかかわらず、声明を守ることは、政治行動ではなく、人道的義務だと主唱した。

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ハマー県、ヒムス県などでアラウィー派住民らが殺害される(2025年4月9日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)シリア人権監視団などは、ダマスカス県の市街地で、「俺たちが解放したんだ、俺たちが好きなようにこの国を運営する」などと大声で怒鳴り、内務省総合治安局の隊員に食って掛かる男性を撮影した映像を公開した。

また、シリア人権監視団によると、 バルザ地区のティシュリーン病院前の検問所が正体不明の武装グループの襲撃を受け、内務省総合治安局の隊員2人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のタターン地区で若い男性1人が、オートバイに乗った武装した男性に銃で撃たれて死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のアズハリー交差点一帯で、内務省総合治安局が未明、大規模な逮捕・捜索活動を実施した。

同地で、内務省総合治安局の隊員らが白昼に丸腰の若い男性の遺体を傷つける映像が拡散されたのを受けたもの。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カッブー村とアウスィーヤ村で、前日に何者かによって誘拐されていた若い男性2人が遺体で発見された。

また、ヒムス市カラム・ザイトゥーン地区の住居では、アラウィー派の若い男性4人(1人は住居の持ち主、3人はこの住居に家具を搬入していた業者)が正体不明の武装グループによって拉致され、即決処刑されて死亡、遺体で発見された。

一方、SANAが内務省の発表として伝えたところによると、内務省総合治安局が本朝、ヒムス市ムハージリーン地区で治安作戦を実施し、多数の指名手配者を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるハトラ村で「イランの民兵」のメンバーとされる4人を逮捕した。

また、ブーカマール市では、内務省総合治安局が魔術・呪術師とされる男性が、逮捕から2日後に拷問によって死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市で武装した2人組が、住民(兄弟)2人を前政権の予備部隊に所属していたとして銃で撃ち、処刑した。

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シリア民主軍部隊の第2陣約5,000人がアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区から撤退(2025年4月9日)

アレッポ県では、SANAによると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に配置されていたシリア民主軍部隊の第2陣が、アフマド・シャルア暫定政権の国防省および同省部隊の見守るなか、撤退を開始した。

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ANHAによると、第2陣は約500人の男女戦闘員からなり、両地区を撤退し、北・東シリア地域民主自治局の支配地に向かった。

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イスラエル軍のアドライ報道官がシリア南部の安全地帯を視察:「我々はシリアの内政に干渉するつもりはないが、イスラエルの安全に対するいかなる脅威も認めない」(2025年4月8日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はXで、シリア南部の安全地帯に配備されているイスラエル軍部隊を視察したとしたうえで、「我々はシリアの内政に干渉するつもりはないが、イスラエルの安全に対するいかなる脅威も認めない」と発表した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が無人航空機3機の護衛を伴い、スィンディヤーナ村に新たに侵攻した。

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一方、SANAによると、サラーム市(旧バアス市)の迎賓館広場で、イスラエルの攻撃を非難するデモが行われた。

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シリア人権ネットワーク:3月の1ヵ月間で1,562人が死亡、うち約900人がシャルア暫定政権により殺害される(2025年4月9日)

シリア人権ネットワークはHPで、月次報告を公開し、3月の1ヵ月間で1,562人(うち子ども102人、女性99人、医療スタッフ33人)が死亡したと発表した。

22ページからなる報告書では、アサド軍やその民兵の手による殺害、戦争残存物の爆発による死者が絶えないとしつつ、1,562人のうち1,334人(うち子ども60人、女性84人)が沿岸部での一連の暴力で死亡したと断じた。

1,334人のうち、889人(うち子ども51人、女性63人)は同地での軍事作戦に参加した武装部隊が、445人(うち子ども9人、女性21人)は前政権とつながりのある武装グループによって殺害された。

また、沿岸部以外の地域で、少なくとも民間人227人(うち子ども42人、女性15人)が死亡したことも確認されている。

内訳は、アフマド・シャルア暫定政権による殺害10人(うち子ども1人)、シリア民主軍による殺害2人(うち子ども1人)、前政権とつながりがある武装集団による殺害1人、その他215人(うち子ども40人、女性15人)。

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米軍の車輛20輌からなる車列がイラクとの国境に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入、カスラク村の米軍(有志連合)の基地に向かう(2025年4月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍の車輛20輌からなる車列が、イラクとの国境に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入、カスラク村の米軍(有志連合)の基地に向かった。

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シリア国民軍に所属する東部自由人運動の戦闘員1人が7日にラアス・アイン市で殺害されたダーイシュ(イスラーム国)の元有力司令官の葬儀会場に投げ込まれた手りゅう弾の爆発で死亡(2025年4月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍に所属する東部自由人運動の戦闘員1人が、7日にラアス・アイン市で殺害されたダーイシュ(イスラーム国)の元有力司令官の葬儀会場に投げ込まれた手りゅう弾の爆発で死亡した。

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タルトゥース県、ダルアー県、ヒムス県などでアラウィー派住民らの殺害続く(2025年4月8日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、何者かによって頭を銃で撃たれ、即決処刑されたアラウィー派の若者1人が遺体でタルトゥース市の海岸で発見された。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ジャッバー村東のブザーク丘で、アフマド・シャルア暫定政権の国防軍部隊の兵士1人が何者かによって殺害され、遺体で発見された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村の住民が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ハサカ県で活動していた前政権の国防隊のメンバー2人が内務省総合治安局よって逮捕された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ハダーサ村で誘拐されていた若者2人が遺体で発見され、ヒムス市ワアル地区の病院に収容された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がサルハブ市近郊のナフル・バーリド地区の農場で窃盗犯1人を殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がラタキア市のアズハリー交差点で若者グループに銃を乱射、住民3人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」を支持していた前政権の空軍情報部の元メンバーがダイル・ザウル市で内務省総合治安局によって逮捕され、その後死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフルナブル市近くで、身元不明の男性1人が遺体で発見された。

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シリア民主軍がアレッポ県ダイル・ハーフィル市近郊のラスム・ハルマル・イマーム村を砲撃し、女性1人が死亡、子ども1人が負傷(2025年4月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が昨年12月にシリア国民軍に制圧されたダイル・ハーフィル市近郊のラスム・ハルマル・イマーム村を砲撃し、女性1人が死亡、子ども1人が負傷した。

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ANHAによると、シリア民主軍広報センターは、アレッポ県ティシュリーン・ダム一帯での戦闘で兵士2人が新たに死亡したと発表した。

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在ロシア・シリア大使館は声明を出し、ジャアファリー大使の任務終了と中央行政への異動についての7日のSANAの報道を否定:シャイバーニー外務在外居住者大臣は大使館と在外代表部の再編を開始したと発表(2025年4月8日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)ジャズィーラ・チャンネルによると、在ロシア・シリア大使館は声明を出し、バッシャール・ジャアファリー大使の任務終了と中央行政への異動についての7日のSANAの報道を否定した。


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アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣はXで、アフマド・シャルア暫定大統領の指示を受け、在外シリア人への充実したサービス提供のため、大使館や在外代表部の再編を開始したと発表した。

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在レバノンおよび在レバノンのスイス大使館の使節団がイドリブ県の国内避難民(IDPs)の現状(2025年4月8日)

SANAによると、在レバノンおよび在レバノンのスイス大使館の使節団がイドリブ県のフィラース・カルドゥーシュ社会問題労働局長とともに、シリア北部の国内避難民(IDPs)の現状を視察した。

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SANAは7日に開催された移行期内閣の初会合の詳細を伝える(2025年4月8日)

SANAは、7日に開催された移行期内閣の初会合の詳細を伝えた。

会合では、シャルア暫定大統領が基調演説を行い、内閣の業務における優先事項と各省の担うべき課題を明示し、省庁間の連携の重要性を強調した。

とりわけ、シリア国民の優先事項に配慮した経済活性化に資する緊急計画の策定と、前政権が国家の構造、とりわけ経済・財政制度に与えた深刻な損害の修復が急務であるとし、それによって、課題を大規模な投資機会に転換し得る健全な投資環境の整備を促すことができると述べた。

シャルア暫定大統領はまた、復興問題の重要性と都市および町の整備に向けた戦略的計画の策定の必要性を強調し、文明的・文化的な連関と都市開発を結びつけるよう訴えた。

大統領はさらに、今後の内閣の業務における基軸として社会平和の原則、それに関連する愛国的メディア言説について言及、国民統合を強化し、分断を克服すべきものとしなければならないと述べた。

続いて、シャルア暫定大統領は、各閣僚の所信見解と就任後の展望に耳を傾け、次回の閣議までに総合的な計画を提出するよう促し、迅速な実行を求めた。

各閣僚の発言では、それぞれの専門分野に基づき、国民生活に関わる国内外の問題、とりわけ経済制裁の解除と移行期内閣への国際的な支援などについて焦点が当てられた。

会議ではまた、国民軍の再建と国家による武器の独占、ならびにシリア民主軍との統合に向けた合意の段階的実施、スワイダー県の武装勢力への対応などについても議論された。

加えて、経済政策の方向性、経済省、財務省、中央銀行の連携による過去の弊害の克服、柔軟な政策の策定、官民の協力を通じた各分野での有望な機会の活用、国内観光の振興、国外在住者の帰還促進なども話し合われた。

そのほか、公共事業・住宅、国内避難民、農業支援、エネルギー供給、交通インフラの再整備、市民社会の活動組織化、国家文化の振興、地方行政の機能強化、公正な司法制度の構築、国営メディアの再活性化、メディア・シティ構想を含む将来的なメディア戦略の策定など、多岐にわたる分野での提案や計画が閣僚らから提示された。

会議の終わりに、シャルア暫定大統領が各省の早急な再編と人事を完了するよう強調するとともに、デジタル化の推進、将来を見据えた計画の策定、理論的な枠組みの速やかな実施への移行の必要性を改めて強調した。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市で近になってシリア国民軍の東部自由人運動に合流したダーイシュの元有力司令官が殺害される(2025年4月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った覆面姿の武装グループがトルコ占領下のラアス・アイン市で、最近になってシリア国民軍の東部自由人運動に合流したダーイシュ(イスラーム国)の元有力司令官の1人を殺害した。

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アサーイシュとYPJがハサカ県ロジュ・キャンプで実施していた治安作戦を終了、ダーイシュのメンバーら16人逮捕(2025年4月7日)

ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の女性部隊と女性防衛隊(YPJ)がロジュ・キャンプで実施していたダーイシュ(イスラーム国)・メンバーの家族を摘発するための治安作戦を終了、作戦期間中にダーイシュのスリーパーセルのメンバーと協力者16人を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがジャルズィー村で石油投資家を襲撃し、負傷させた。

ダーイシュのスリーパーセルはまた、ハワーイジュ村とシュハイル村を結ぶ街道にある北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所を襲撃した。

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ANHAによると、アフリーン解放軍団が声明を出し、シリア北・東部での任務遂行中に兵士1人が死亡したと発表した。

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タルトゥース県、ヒムス県でアラウィー派への襲撃相次ぐ(2025年4月7日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派の住民1人がハミーリー村の農地で正体不明の武装グループの襲撃を受けて死亡した。

また、タルトゥース市のハナーヌー通りで、車に乗った正体不明の武装グループが若い男性を殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、ヒムス市バーバー・アムル地区での民間人殺害に関与したとされる元政権関係者のマンフムード・シュドゥード容疑者を逮捕した。

また、ヒムス市ハドリー通りに隣接するタッルー通りで、黒い車に乗った正体不明の武装グループが床屋で働いしてるアラウィー派の男性1人を殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がハキーム村を強襲し、激しい砲撃を加えた。

攻撃は前政権を支持し、シャッバーハとして知られていたジャクムーク家の面々を摘発するのが目的だったが、親戚を訪問するために村を訪れていた若い男性1人らも恣意的に逮捕された。

一方、SANAによると、沿岸警備隊が、国防省海軍部隊の支援を受け、密輸船を拿捕し、欧州に違法に出国しようとしていた30人を拘束した。

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アレッポ県では、SANAによると、内務省麻薬撲滅局が総合治安局の支援を受け、サフィーラ市で麻薬密輸グループを逮捕、カプタゴン50000錠を押収した。

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ダマスカス県、アレッポ県、ダマスカス郊外県でイスラエルによるシリアへの攻撃に抗議するデモ(2025年4月7日)

SANAによると、ダマスカス県(ウマウィーイーン広場)、アレッポ県アアザーズ市(アレッポ自由大学)、アレッポ市(アレッポ大学)、ダマスカス郊外県ムウダミーヤト・シャーム市、タッル市で、イスラエルによるシリアへの攻撃に抗議するデモが行われ、ガザ地区でのイスラエルによるジェノサイドの停止、ダルアー県での砲撃による犠牲者の追悼などを訴えた。





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