シャルア移行期政権の関係当局は、ダマスカス・タワーズ・プロジェクトの受注したイタリア企業UBAKO I S.R.Lに関する情報の真偽確認を開始:ペーパー・カンパニーの可能性も(2025年8月8日)

ムドゥンによると、アフマド・シャルア移行期政権の関係当局は、ダマスカス・タワーズ・プロジェクトの受注したイタリア企業UBAKO I S.R.Lに関する情報の真偽確認を開始した。

イタリアの商業登記簿に記録された公的データによれば、UBAKO I S.R.Lは2022年4月8日にミラノ市で登録され、資本金はわずか1万6,000ユーロに。

経済分類ATECO 46.73.29によると、この会社の事業分野は建材の卸売業である。

財務データによれば、同社は2022年に約20万9,000ユーロの収入を計上した一方で、3,316ユーロの純損失を出している。また、登記記録では2025年時点でも従業員数は1人を超えていないことが示されている。

同社の所有者や取締役に関する公式情報は存在せず、一部の商業データベースでは、ジョヴァンニ・ロッシが最高経営責任者(CEO)、アリージア・コンティが執行役員(COO)を務めているとされるが、会社側からの公式な確認はない。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はクナイトラ県サラーム市(旧バアス市)郊外にある治安部隊施設を無人航空機で攻撃(2025年8月8日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機が、サラーム市(旧バアス市)郊外にある治安部隊施設を攻撃し、物的被害が発生した。

シリア人権監視団の統計によると、2025年初頭から今回までにイスラエルはシリア領内を計89回にわたり攻撃(うち79回が爆撃、10回が地上攻撃)、これにより、武器・弾薬庫、司令部、施設、車輛など約132ヵ所が損壊または破壊された。

人的被害は計54人で、その内訳は以下の通り。
・軍事作戦局および国防省関係者:24人死亡、51人負傷
・身元不明者:5人(うちレバノン人2人)
・民間人:16人死亡、3人負傷
・武装した民間人:9人死亡

爆撃の県別内訳は以下の通り:
・アレッポ県:7回
・ダマスカス県・ダマスカス郊外県:24回(民間人3人死亡〈女性1人含む〉、身元不明5人死亡〈レバノン人2人含む〉、軍人2人死亡)
・スワイダー県:17回(国防省関係者15人死亡)
・ヒムス県:8回(うち2回はシリア・レバノン国境の非公式通路を標的)
・クナイトラ県:7回(民間人1人と軍事作戦局2人死亡、1人負傷)
・ダルアー県:17回(民間人4人と軍事作戦局1人死亡、他負傷者あり)
・タルトゥース県:2回
・ラタキア県:5回(民間人1人死亡、3人負傷)
・ハマー県:2回(軍事作戦局4人死亡)
地上攻撃の内訳:
・ダルアー県:5回(武装した民間人16人死亡、他負傷者あり)
・ダマスカス県:1回
・クナイトラ県:4回

また、シリア人権監視団によると、
軍用車輛5台からなるイスラエル軍部隊が、アフマル丘の前哨基地からラフィード町とイッシャ村を結ぶ街道に侵入し、路上に検問所を設置した。

また、4輪駆動車5台からなる別の部隊がルワイヒーナ村に侵入し、臨時検問所を設置した。

**

イスラエル軍は、Xを通じて、同軍、シャバク、シンベトが、レバノンのベカーア県で、シリアにおけるパレスチナ解放人民戦線(PFLP)軍事・安全部門の責任者であるムハンマド・ワッシャーフ(アブー・ハリール)を殺害したと発表した。

これに関して、PFLPもテレグラムで暗殺の事実を認めた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県でシーア派男性が殺害(2025年8月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、数日前にハマー市のクスール地区の自宅で内務省総合治安局の巡回部隊の急襲を受けて、銃撃により負傷していた若い男性が死亡した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バーブ・トゥーマ地区とドワイラア地区を結ぶ道路上で、若い男性が車のなかで頭部を銃撃され処刑された状態で発見された。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジュッブ・サファー村にある第33旅団付近で、身元不明の若い男性の遺体が発見された。

遺体には激しい拷問の痕跡があり、さらに身体各所に複数の銃弾を受けていた。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タッル・アグル村近郊で、前日に正体不明の武装グループによって拉致されていたシーア派の若い男性の遺体が発見された。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハナーヌー地区にあるウスマーン・ビン・マズウーン・モスクでの金曜午後の礼拝の説教中に、モスクのイマームが前共和国ムフティーのアフマド・バドルッディーン・ハッスーン師の釈放を祈願したことをきっかけに、多くの礼拝者が反発、説教を遮り、イマームをモスクから外に追い出す事態に発展した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マフカーン町で、何者かが少女を自宅前で拉致し、少女は焼かれた遺体となって町内の下水道の排水口内で発見された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

武装グループがシャルア移行期政権支配地からユーフラテス川を渡って東岸に潜入、ダイル・ザウル県ジャズラート村にあるシリア民主軍の拠点を攻撃(2025年8月8日)

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、武装グループがボートを使ってアフマド・シャルア移行期政権支配地からユーフラテス川を渡って東岸に潜入し、ジャズラート村にあるシリア民主軍の拠点をRPG弾で攻撃し、交戦したと発表した。

また、ANHAが9日に伝えたところによると、シャルア移行期政権の支配地から武装グループがユーフラテス川を渡り、東岸のフワイジャト・ファイフマート村の川岸にいた住民4人を狙撃し、負傷させた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権匿名筋は「北・東シリアの構成体の立場統一」会議(コンファレンス)を「極めて危険な事態悪化」と非難、現在行われている交渉過程に影響を及ぼすと述べる(2025年8月8日)

アナトリア通信は、アフマド・シャルア移行期政権の匿名筋の話として、「北・東シリアの構成体の立場統一」会議(コンファレンス)と称されるものについて、クルディスタン労働者党(PKK)、人民防衛隊(YPG)、シリア民主軍が交渉に真剣でないことを示すもので、「極めて危険な事態悪化」で、現在行われている交渉過程に影響を及ぼすと述べた。

そのうえで、シャルア暫定大統領とシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官による3月10日合意の実施に向けた真剣な提案がない場合、パリで予定されている次回の交渉を中止することも含め、政府が選択肢を検討していると明らかにした。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「北・東シリアの構成体の立場統一」会議(コンファレンス)が開催され、シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会のガザール議長、ドゥルーズ派の最高宗教指導者であるヒジュリー師がビデオ・メッセージを送る(2025年8月8日)

ANHAによると、ハサカ県ハサカ市グワイラーン地区にある文化芸術センターで、「北・東シリアの構成体の立場統一」会議(コンファレンス)が開催された。

「我々の統合を許可する多様性と、我々の未来を築くパートナーシップのために共に」をスローガンとして掲げる会議には、北・東シリア地域のクルド人、アラブ人、シリア正教・アッシリア東方教会・カルディア派信徒、アルメニア人、トルクメン人、チェルケス人の活動家、有識者、北・東シリア地域民主自治局(アフィーン・スワイド執行評議会共同議長、フサイン・ウスマーン同共同議長、イルハーム・アフマド渉外委員会共同議長)、シリア民主軍、シリア民主評議会(ライラー・カラマーン共同議長)、スィルヤーニー連合、民主社会運動、クルド国民評議会といった政党・政治組織、女性団体などの代表者、ジャジーラ・ユーフラテス管区のマールモーリス・アムスィーフ大司教、ムルシド・ハズナウィー師、来賓ら400~500名が参加した。



冒頭、北・東シリア地域民主自治局渉外委員会のイルハーム・アフマド共同議長が挨拶を行い、会議を「戦争に対して対話で立ち向かい、周縁化に対して組織化で対抗し、相互承認・真のパートナーシップ・社会的正義に基づく民主的モデルを構築する」という諸人民の意思を生きたかたちで示すものであると述べた。

アフマド共同議長はまた、北・東シリア地域の構成体が、多様性は脅威ではなく、力の源であることを証明したとしたうえで、真の保護は外部からもたらされるのではなく、公正かつ持続可能な平和を構築しようとする共同の意思から生まれると強調し、一元的なイデオロギーによる統治の継続は危機の深刻化を招くのみだと警告した。

アフマド共同議長はさらに、会議が真のパートナーシップ、相互承認、公正な代表、真の市民権、多元性、そして民主的分権を基礎とし、国の統合と安定を保証する新しいシリアの将来像を描くための政治的かつ民衆的な必然であると述べた。

そのうえで、北・東シリア地域の代表者の本会議への参加が政治・憲法プロセスの核心をなすもので、「すべての構成体の権利を認め、その将来の構築に積極的に参加させることなしに、新しいシリアを築くことはできない」と強調した。

また、この会議が諸人民の意思から出発し、平等な市民権、排除なき包括的アイデンティティ、説明責任を負う権力、そして権利と義務の均衡という公正な基盤に基づき、国家を再建するための広範な進路に向けた出発点であると主張した。

そして、最後に、この会議がすべての人民を差別なく包摂する新しいシリアに向けた前進の一歩となり、長きにわたる専制と否認の時代を経て、政治に倫理的意味を取り戻す契機となることを願っていると結んだ。

**

ANHAによると、続いて、北・東シリア地域民主自治局のフサイン・ウスマーン執行評議会共同議長が演説を行った。

演説のなかで、ウスマーン共同議長は、北・東シリア地域の経験について、「自由で民主的なシリアの建設が、シリア社会の構成体の結束と立場統一、あらゆる排除と専制の拒否によってしか実現しないことを証明するものだ」と評価、自治局が掲げる「正義、平等、分権の原則は、全ての国民を差別なく包摂する新しいシリアの将来プロジェクトの礎石である」と強調した。

また、この重要な局面においては、宗派主義や人種差別を排し、分裂や対立を生み出そうとするあらゆる試みに立ち向かい、多様性と多元性を対立の道具ではなく豊かさの力として位置づける文化を根付かせながら、全ての人を包み込むシリア国家建設のために協力する必要があると訴えた。

次にシリア民主評議会のライラー・カラマーン共同議長が演説を行い、国民が分断を超えて団結し、国家の未来に焦点を合わせるべきだとしたうえで、女性の役割について強調し、「女性の自由をヴィジョンの核心に据えない国家プロジェクトは不完全であると信じている。未来のシリア、そして差別を拒み平等を確立する公正な社会の建設に、女性がパートナーとして参加することが不可欠である」と述べた。

また、シリアにおけるヘイトスピーチの高まりや、沿岸地方およびスワイダー県での事件に懸念を表明し、これらが国を再び分断の悪循環に陥れることを目的としていると指摘、マイノリティに対するヘイトスピーチを拒否し、それを広める者を処罰するよう求め、シリアの統一と安定を確保すべきだと述べた。

さらに、3月10日に交わされたシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官とアフマド・シャルア暫定大統領の合意(3月10日合意)を支持し、その条項を迅速に履行して参加の原則に基づく新しいシリアを築くよう呼びかけた。

続いて、北・東シリア地域で活動するシリア女性評議会を代表してアミーナ・ウマル氏が演説を行い、シリアが経験してきた戦争や紛争、そしてヘイトスピーチの増大、社会的緊張の激化、宗派的扇動に焦点を当て、シリアの女性がこれまで大きな抑圧と周縁化に直面してきたこと、そして現在も意思決定からの排除と周縁化に苦しんでいることを指摘した。

ANHAによると、続いて、シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会のガザール・ガザール議長、ムワッヒド・ドゥルーズ・ムスリム精神指導部の長であるヒクマト・ヒジュリー師がそれぞれビデオ・メッセージを送った。

メッセージのなかで、ガザール議長は次のように述べた。

我々は真実が分権制または連邦制の実現にあると信じている。
この会議の開催、そしてシリア国民を結集し、その言葉を一つにまとめてシリアに利益をもたらそうとするすべての会議に、心から敬意を表する。我々は、我々全員の心を焼き尽くした不正と分断に立ち向かうため、隊列を整える必要がある。
暗黒思想がシリア人どうしを争わせ、名誉が踏みにじられ、聖域が奪われた。我々は、沿岸地方での痛ましい出来事を目の当たりにし、それは今日まで続いている。マール・イリヤース教会の爆破事件や、スワイダー県で起きていること、そしてクルド人が受けた被害も忘れてはならない。流された血は一つ、そして加害者も一つであり、その代償を払ったのは罪なき人々であった。
我々がたどり着いた現状を踏まえれば、全ての構成体の権利を排除なく保障する政治的解決を通じてしか、安全な未来への道は存在しない。我々は、宗教的・文化的特性を尊重し、各構成体の地位を守る地方分権または連邦制の実現こそが正しい道であると信じている。
我々は宗教と政治を分離した世俗国家を望んでおり、流血と戦争を止めるために互いに手を差し伸べたい。我々は急ぎ責任を担い、協働して自由と正義への道に到達しなければならない。その道こそが、国民にふさわしいシリアを築き、すべてのシリア国民の権利を守ることになるのだ。


一方、ヒジュリー師は次のように述べた。

兄弟姉妹の皆さん、多くの課題が押し寄せるこの時代にあって、我々は本日、この集いの光の下に集まり、北・東シリア諸構成体の立場統一が、戦争に疲弊した民の叫びに応えるものであることを確認する。
我々はシリアのすべての構成体に属する兄弟姉妹と共に立ち、多様性は脅威ではなく、我々の団結を強める宝であり、未来を築くパートナーシップであると強調する。この会議が、新たな道の始まりとなり、人間の自由を確立し、その人が宗派で測られるのではなく人間性で測られる祖国を築くための契機となることを願う。


ANHAによると、続いて、ジャジーラ・ユーフラテス教区のマールモーリス・アムスィーフ大司教、ヤズィード派を代表してハディーヤ・シャンムー氏、シリア正教・アッシリア東方教会・カルディア派信徒を代表してスィハーム・カリユー氏、アルメニア人を代表してアントラーニー・サイクスニアーン氏、アラブ人を代表してディヤーブ・ジーラート氏、トルクメン人を代表してムハンマド・ハムダーン氏、クルド人を代表してムルシド・ムシャウウィク・ハズナウィー師が、会議で演説を行った。

ANHAによると、会議は、閉幕声明を発表して閉幕した。

アラブ系のタイ部族評議会のハサン・ファルハーン議長が読み上げた声明では、政治構造における民族・宗教・文化の多様性の定着と、分権的統治および全構成体の実質的な参加を保障する民主的憲法の採用が必要であることが強調された。また、包括的なシリア国民会議の開催、移行期司法プロセスの開始、避難民の安全かつ尊厳ある帰還の保証、そして人口構成の変更の拒否が呼びかけられた。

声明はまた、沿岸地方、スワイダー県、さらにはキリスト教徒に対して行われている殺戮や略奪については、「人道に対する罪の域に達しており、誰であれ加害者を特定するために、公平な調査を行い、透明性と誠実さをもって取り組む必要がある。我々はこれを、国民的結束そのものに対する犯罪とみなす」と表明、北・東シリア地域における民族・宗教・文化の多様性は豊かさと力の源であると強調し、この多様性を政治・行政構造に定着させ、全ての構成体の代表権を保証することによって社会の団結を強化すべきだと訴えた。

また、「我々はシリアの統一と主権を信じており、持続可能な解決は、民族・文化・宗教の多様性を確立・強化する民主的憲法を通じて実現されると考える。その憲法は、信仰の自由、社会的公正、そして良き統治と調和しつつ、全ての構成体が政治的・行政的プロセスに真に参加できる地方分権国家の基盤を築くものでなければならない」と強調、アフマド・シャルア移行期政権による憲法宣言がシリア国民の自由と人間の尊厳に対する願いを満たしておらず、移行期においてより広範な参加と公正な代表を保証するよう再検討が必要であると考えていると主張した。

さらに、国民和解の実現には、真実の究明、説明責任、損害の回復、差別のない対応、そして再発防止を柱とする実質的な移行期司法プロセスの開始が必要であり、それによって避難民の安全で尊厳ある自発的帰還に適した環境を整え、あらゆる形態の人口構成変更を拒否することが求められると強調した。

加えて、国家・社会運営への真の参加を促進するため、再建プロセスの主導における女性・若者・市民社会の積極的な役割、および地域社会における市民的平和・対話・憎悪の排除の価値を定着させることの重要性を確認した。

そして、現行の行政区画をシリアの人口構成や開発状況に適合させ、地域社会の地理的・歴史的・文化的特性を反映させるため、見直しを行う必要性を強調した。

一方、シリア民主軍とシャルア暫定政府の間で締結された3月10日合意とロジャヴァ・クルディスタンにおけるクルドの統一と立場の一致に関する会議(コンファレンス)については、その内容を国民的合意の構築に向けた建設的な一歩として順守することが、シリア国民が祖国と共通の未来への信頼を取り戻す道であると確認した。

また、包括的な国民的プロジェクトを確立し、シリアを現下の危機から救い出すために、あらゆる国民的・民主的勢力が参加する包括的かつ包括的なシリア国民会議の開催を呼びかけた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー県で新たな停戦違反:ベドウィン系武装集団がニジュラーン村を攻撃し、ドゥルーズ派武装勢力と交戦(2025年8月8日)

SANAによると、ダルアー県ブスラー・シャーム市に設置されている通行所に、スワイダー県への人道支援物資を積んだ車列が到着した。

車隊の派遣は今回が7回目で、28台の貨物車輛からなり、シリア・アラブ赤新月社、国連世界食糧計画(WFP)、国連人口基金(UNFPA)、アーガ・ハーン財団が準備した物資を積んでいる。

車輛の内訳は、食料バスケット、救援物資、宿泊用の備品(マットレスや毛布など)などを積んだシリア・アラブ赤新月社の貨物車輛19台、民間商業部門の貨物車輛9台、小麦粉を積載した貨物車輛1台、軽油輸送タンク車1台。

**

シリア人権監視団によると、スワイダー県では、新たな停戦違反が発生、武装集団(ベドウィン系)が北西部のニジュラーン村を中火器で攻撃し、ドゥルーズ派武装勢力と交戦、これにより双方の戦闘員2人が死亡、民家の一部が焼失するなどの物的被害が発生した。

なお、7月13日(日)朝以降のスワイダー県での戦闘、処刑、イスラエル軍の爆撃による死者数は累計1,622人に達した。

内訳は以下の通り。
・スワイダー県民:723人(民間人166人、うち子ども21人、女性56人)
・国防省・内務省総合治安局関係者:475人(うちベドウィン部族出身40人、レバノン人武装者1人)
・イスラエル爆撃により死亡した国防省・内務省関係者:15人
・イスラエル爆撃により死亡した民間人3人(女性1人、身元不明2人)
・報道関係者:2人(スワイダーでの戦闘中に死亡)
・国防省・内務省関係者による即決処刑犠牲者:401人(女性26人、子ども14人、高齢者1人を含む)
・ドゥルーズ派武装勢力による即決処刑犠牲者(ベドウィン部族出身者):3人(女性1人、子ども1人を含む)

**

スワイダー24によると、サルハド市やクライヤー町など県内の複数地域で平和的な座り込みデモが行われ、アフマド・シャルア移行期政権が行った虐殺を非難するスローガンが掲げられ、同県に対する包囲の解除が求められた。

(C)青山弘之 All rights reserved.