米主導の有志連合が、段階的撤退発表後初めて、車輛5台からなるパトロール部隊がヘリコプターの護衛とともにダイル・ザウル県に派遣、アズバ村からCONOCOガス田に向かって巡回(2025年8月19日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の部隊が、段階的撤退発表後初めて、車輛5台からなるパトロール部隊がヘリコプターの護衛とともに同県に派遣、アズバ村からCONOCOガス田に向かって巡回を行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領が米国上下両院の議員団と会談(2025年8月19日)

外務在外居住者省は、フェイスブックを通じて、シャルア暫定大統領が、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣およびアナス・ハッターブ内務大臣とともに、首都ダマスカスで米国上下両院の議員団と会談した。

AP通信によると、シリアを訪れたのは、エイブラハム・ハマダ下院議員(共和党・アリゾナ州選出)らで、シリア国内でダーイシュ(イスラーム国)により拉致され、その後に死亡が確認された米国人援助活動家のケイラ・ミューラー氏の遺体返還について協議した。

ミューラー氏(当時26歳)は2013年8月にシリア北部で拘束され、その後1年以上たってから家族と米当局が死亡を確認した。

**

Xによると、アフマド・シャルア暫定大統領は首都ダマスカスの人民宮殿において、CMACGMグループのルドルフ・ジャック・サアダ取締役会長が率いる代表団と会談した。

会談では、ラタキア港に新しい埠頭を建設するために、陸路・海路の出入口を統括する総局との間で締結された協定の第2段階を早期に開始することが確認された。

また、ドライポートの採用やダマスカス国際空港を経由した貨物輸送の実施についても合意がなされた。

**

SANAによると、アブドゥッラフマーン・スィルハーン准将を団長とする国防省の代表団がトルコ国防大学を訪問、副学長や複数の士官らと会談し、防衛分野のさまざまな領域における訓練・教育での協力拡大を目的とした経験や見解の交換が行われた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県スブハ村にあるアサーイシュの検問所を襲撃(2025年8月19日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに属する武装グループがスブハ村にある北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所を襲撃、戦闘となった

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領は大統領令第142号を発布し、イブラーヒーム・アブドゥルマリク・アラビー氏を特命全権大使に任命し、ニューヨークの国際連合本部におけるシリアの常駐代表に指名(2025年8月19日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は大統領令第142号を発布し、イブラーヒーム・アブドゥルマリク・アラビー氏を特命全権大使に任命し、ニューヨークの国際連合本部におけるシリアの常駐代表に指名した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍がクナイトラ県クードナ村とアイン・ザイワーン村に侵入、ブライカ村やビイル・アジャム村で掘削・整地作業(2025年8月19日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がアフマル丘に設置している前哨基地からクードナ村とアイン・ザイワーン村に侵入、オートバイなどに対して銃撃を行うとともに、複数の民家で捜索活動を行った。

イスラエル軍はまた、これに先立ち放棄された旧シリア軍の拠点(カウス・ナブア駐屯地)に侵入、約1時間にわたって掃討と捜索を行った。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊はまた、ブライカ村やビイル・アジャム村で、掘削・整地作業を行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエルのドゥルーズ派の最高宗教指導者であるムワッファク・タリーフ師がバッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使と会談:シリア南部の情勢やスワイダー県に対するシャルア移行期政権の部隊による封鎖の解除をめぐって議論(2025年8月19日)

シリア人権監視団によると、フランスの首都パリで、シリア南部の情勢やスワイダー県に対するアフマド・シャルア移行期政権の部隊による封鎖の解除をめぐってイスラエルのドゥルーズ派の最高宗教指導者であるムワッファク・タリーフ師が、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使と会談した。

これに関して、タリーフ師は、フェイスブックを通じて、会談においてスワイダー県の情勢を議論、米政府に対して以下の点に即時取り組むよう要請した。

1. 包括的かつ持続的な停戦の確立。
2. 米国の保証のもと、スワイダー県への人道支援を届けるための安全な陸路回廊の開設。
3. スワイダー県に対する包囲の解除。

さらに、アフマド・シャルア移行期政権側に誘拐された人々の解放や、西部および北部のドゥルーズ派の村落への避難民の帰還についても取り上げられた。

会談は、バッラク大使がイスラエルのロン・ダーマー戦略問題担当大臣およびシリアのアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者省と会談する数時間前に行われた。

バッラク大使はタリーフ師に対し、会談で提起されたすべての要点を確実に盛り込んだ即時合意の重要性を強調した。

なお、バラック大使とシャイバーニー外務在外居住者大臣の会談を受けて、バッラク大使とタリーフ師と会談が行われる予定だという。

**

また、バッラク大使もXを通じて、「温かく有意義な会談」が行われたと発表、「スワイダー県の情勢について議論し、すべての関係者の利害をいかに調整し、緊張を緩和し、相互理解を構築するかについて話し合った」ことを明らかにした。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャイバーニー外務在外居住者大臣はフランスを訪れ、首都パリでイスラエルの代表団と会談、地域およびシリア南部の安定強化に関わる複数の課題について協議(2025年8月19日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣はフランスを訪れ、首都パリでイスラエルの代表団と会談、地域およびシリア南部の安定強化に関わる複数の課題について協議を行った。

協議は、緊張緩和、シリア内政への不干渉、地域の安定を支える合意形成、スワイダー県における停戦監視、ならびに1974年の兵力引き離し合意の再活性化に焦点を当てて行われた。

協議は米国の仲介のもとで行われた。

イスラエルのドゥルーズ派の最高宗教指導者であるムワッファク・タリーフ師が、フェイスブックを通じて明らかにしたところによると、シャイバーニー外務在外居住者省と会談したのはイスラエルのロン・ダーマー戦略問題担当大臣。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー県の高等法務委員会は、旧シリア軍の准将だったシュカイブ・アジュワド・ナスル氏の辞退を受けて、シャーディー・ファーイズ・ムルシド判事を内務治安部隊の司令官に任命(2025年8月19日)

スワイダー県の高等法務委員会は、フェイスブックを通じて決定第5号(8月12日付)が発出され、同委員会のシャーディー・ファーイズ・ムルシド判事が内務治安部隊の司令官に任命されたと発表した。

イナブ・バラディーによると、ムルシド氏の内部治安部隊司令官への就任は、前任者で旧シリア軍の准将だったシュカイブ・アジュワド・ナスル氏が司令官への就任を辞退したのをうけたもの。

(C)青山弘之 All rights reserved.

タルトゥース市内で19日未明、内務治安部隊の道パトロール隊が武装グループから直接発砲を受け、隊員2人が殉職(2025年8月19日)

タルトゥース県では、SANAによると、タルトゥース市内で19日未明、路脇に停められていた不審車輛に接近した内務治安部隊の道パトロール隊が、車内に潜んでいた正体不明の武装グループの1人から直接発砲を受け、隊員2人が殉職した。

武装グループは発砲後、そのまま逃走した。

しかし、シリア人権監視団によると、事件は、内務治安部隊が追跡していた2台の車輛がジャミーヤ橋付近で衝突し、その後銃撃戦へと発展し、2人が死亡した。

殺害された2人のなかには私服姿の者もおり、事件は内務治安部隊どうしの内部的な争いに過ぎないという。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タッルドゥー市で、住民が正体不明の武装グループから直接の銃撃を受け、死亡した。

また、シリア人権監視団によると、ヒムス市のワーディー・ザハブ地区で、オートバイに乗った正体不明の武装グループ、住宅のバルコニーを銃撃、未成年のアラウィー派の少女が死亡し、アラウィー派の若い男性1人が負傷した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、首都ダマスカスとドゥマイル市を結ぶ街道で、ディーゼル燃料の販売業者の若い男性が正体不明の武装グループから直接銃撃を受け、死亡した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務治安部隊が旧シリア軍大佐のヤーイル・ハサン容疑者と補佐官であるワジーフ・イブラーヒーム容疑者をマヒーン山地域で逮捕した。

**

ラタキア県では、フェイスブックによると、内務省の治安当局が、ジャブラ市北のブスターン・バーシャー村周辺で集団墓地を発見、9体の遺体を回収した。

また、イフバーリーヤ・チャンネルによると、内務治安部隊が3月にマシュキータ村で発生した虐殺事件の犯人を逮捕したと発表した。

この事件では5人が犠牲となり、さらに2人が負傷している。

**

SANAによると、ダマスカス県のフサーム・ハッターブ主任検事は、ウマイヤ・モスクで拘束後に死亡したユースフ・ムハンマド・ラッバードの死因について、痙攣発作に伴う脳低酸素症によるものであると発表した。
ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、武装グループシリア電子決済会社の本部に押し入り、従業員の中からアラウィー派に属する者を探し出し、武器で脅して辞表を提出するよう強要した。

**

なお、シリア人権監視団によると、サドコップ国営燃料会社(本社ダマスカス県)では過去3ヵ月にわたり、アラウィー派に属する数百人の従業員が排除されているという。

(C)青山弘之 All rights reserved.