ラッカ県マアダーン町周辺、ガーニム・アリー村一帯でシャルア移行期政権の国防省に所属する武装勢力とシリア民主軍との間で激しい交戦(2025年11月15日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、マアダーン町周辺地域で、アフマド・シャルア移行期政権の国防省に所属する武装勢力とシリア民主軍との間で激しい交戦が発生した。

戦闘は、交戦は約2時間続き、中・重火器が使用されたという。

また、シリア人権監視団によると、ガーニム・アリー村一帯でも両者は交戦、シャルア移行期政権側は無人航空機も投入して、攻撃を行った。

これに関して、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、ガーニム・アリー村の戦線で重火器や無人航空機による奇襲攻撃を受けたが、これを阻止したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市の刑務所周辺でシャルア移行期政の部隊とその傘下にある武装勢力の狙撃手が女性たちを乗せたセルビスを銃撃(2025年11月15日)

スワイダー県では、SANAによると、無法集団が停戦合意を破り、ウルガー村方面にあるアフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊の拠点を攻撃した。

一方、シリア人権監視団によると、スワイダー市の刑務所周辺で、シャルア移行期政の部隊とその傘下にある武装勢力の狙撃手が車輛1台を攻撃、また同市西部郊外にあるアスリハ村へ向かう道路で、農作業に従事する女性たちを乗せたセルビス(乗り合いバス)に対して至近距離から銃撃を行った。

**

国民防衛部隊は16日未明、フェイスブックを通じて声明を出し、「ダマスカスのテロ組織」がスワイダー県西部戦線およびスワイダー市西の戦線停戦違反を繰り返していると発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

UNDOFがクナイトラ県ラフィード町で地元の自治評議会および住民ボランティアと協力し、大規模な清掃キャンペーンを実施(2025年11月15日)


クナイトラ県では、SANAによると、国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)の部隊がラフィード町で地元の自治評議会および住民ボランティアと協力し、大規模な清掃キャンペーンを行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャイバーニー外務在外居住者大臣は、シリアとEUのパートナーシップ構築・強化を目的とした「シリア市民社会との対話の日」会議に出席(2025年11月15日)


外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、首都ダマスカス郊外のコンベンションセンターで開催された「シリア市民社会との対話の日」会議に出席した。

会議は「組織的対話に向けた第一歩」というスローガンのもとで開催され、シリアとEUのパートナーシップを構築・強化することが目的。

SANAによると、会議には、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣のほか、ヒンド・カバワート社会問題労働大臣、欧州委員会外務執行機関(EEAS)オロフ・スコーグ事務局次長、EU駐シリア代表部のミハエル・オンマハト臨時代理大使らが出席した。

また、SANAによると、市民社会と政府との間における透明性・協力・相互信頼に基づくパートナーシップの構築を目指す主要課題をテーマに、複数のセッションが行われた。

**

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、首都ダマスカスで、フランスのアンヌ=クレール・ル=ジャンドル大統領顧問と会談、両国共通の関心事について協議、二国間関係の強化の方法を検討した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国民防衛部隊はスワイダー市西部地区と市西側の前線各所でシャルア移行期政権に属する武装勢力が組織的な敵対的違反行為を行ったと発表(2025年11月14日)

国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて、13日深夜から14日未明にかけて、スワイダー市西部地区と市西側の前線各所で、アフマド・シャルア移行期政権に属する武装勢力が組織的な敵対的違反行為を行ったと発表した。

停戦違反の攻撃が行われたのは、マジュダル村、マンスーラ村、リーマト・ハーズィム村サリーム村、アティール村、シャクラーウィーヤ村、タッル・ハディード村一帯で、国民防衛部隊はこれに対して迎撃を行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県文化局は文化省がアレッポ市で開催を予定していた「アクサー大洪水」と銘打たれたイベントが、イスラエルの圧力に応じて中止されたとの一部情報を否定(2025年11月14日)


イナブ・バラディーによると、アレッポ県文化局は、文化省が11月14日にアレッポ市で開催を予定していた「アクサー大洪水」と銘打たれたイベントが、イスラエルの圧力に応じて中止されたとの一部情報を否定した。

文化局の関係筋によると、イベントは11月6日に告知されたものの、正式な承認を得ていなかったために、告知から2時間あまりで中止が決定されていたという。

**

これに関連して、イスラエル外務省は、Xを通じて以下の通り発表していた。

シリア大統領のジャウラーニーは「新しいシリア」について語っているが、その一方で、同氏の文化省は、ホロコースト以降でユダヤ人に対する最大規模の虐殺(アクサー大洪水などとして祝われている)である10月7日の虐殺を祝う国家的パーティーへと市民を招待している。
虐殺を祝う者は、変革を求めているのではなく、さらなる虐殺を求めているのだ。

**

また、イスラエルの中東研究者・メディア解説者のエディ・コーヘン氏は、Xを通じて以下の通り綴っていた。

アブー・ムハンマド・ジャウラーニーとその政府に警告する。
明日・金曜日の正午までに、この祝賀イベントを中止し、イスラエル国民とパレスチナ国民のすべての被害者に対し、悪党ムスリム同胞団のメンバーであるお前たちのテロリスト文化大臣のムハンマド・ヤースィーン・サーリフが行っているこの茶番について、ただちに謝罪を行え。
私の人生のなかで、これほど嫌悪すべき、粗暴で、鈍感で、救いようのない人物を見たことはない。この男と同じレベルなのは、舌なめずり野郎のムーサー・ウマルくらいだ。
正直に言えば、シリアがこのような連中に率いられていることが悲しい。
このような狂信者が文化大臣であることは、シリアという国、文明、歴史の矮小化そのものだ。シリアは文明と歴史の国であり、こうした下劣な連中のテロの巣窟ではない。
祝賀イベントの中止、謝罪、そしてこの狂人の解任を要求する。
解任とは、完全な解任だ。
コーヘン相手では、お前はもう目を閉じることもできない。

(C)青山弘之 All rights reserved.

内務治安部隊がヒムス県内のアラウィー派の聖廟を拠点として利用したことに対して、住民たちが県に正式な苦情を提出(2025年11月14日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務治安部隊の要員が数日前、ムハッラム街道沿いにあるアラウィー派の聖廟シャイフ・ハミード(アフマド・ブン・バッタ・シャーミー廟を拠点として利用したことが判明し、住民たちが県に対して正式な苦情を提出した。

これを受けて、ヒムス県知事の命令により、治安要員は聖廟から排除・撤退させられたが、聖廟は、外壁を扉、内部の大理石を荒らされるなどの損傷を受け、木々も一部伐採されていた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ県東部ブーハマド村およびガーニム・アリー村の一帯でシリア民主軍とシャルア移行期政権の国防省に属する武装勢力が交戦(2025年11月14日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、県東部ブーハマド村およびガーニム・アリー村の一帯で、シリア民主軍の部隊とアフマド・シャルア移行期政権の国防省に属する武装勢力の間で深夜、断続的な衝突が発生した。

**

アレッポ内務治安部隊(北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ))のマフムード・アリー・マルダリー報道官は、フェイスブック)を通じて、アフマド・シャルア移行期政権との4月の合意に従い、アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区に設置していた検問所の撤去を行ったことと発表した。

一方、アサーイシュはフェイスブックを通じてスィッリーン町地域で麻薬窃盗グループを摘発したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県マンビジュ市でシュユーフ・タフターニー町の住民が抗議デモを行い、北・東シリア地域民主自治局の支配下にある町への帰還を要求するとともに、分断・分離プロジェクトへの拒否を訴え(2025年11月14日)

アレッポ県では、SANAによると、マンビジュ市でシュユーフ・タフターニー町の住民が抗議デモを行い、北・東シリア地域民主自治局の支配下にある町への帰還を要求するとともに、分断・分離プロジェクトへの拒否を訴えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャイバーニー外務在外居住者大臣は、英国ロンドン首都において開催されたシリア英国ビジネス評議会の行事に出席(2025年11月14日)


外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、英国ロンドン首都において開催されたシリア英国ビジネス評議会の行事に出席した。

**

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ロンドンで英国実業家および投資家らと会談した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県マッザ地区へのロケット弾攻撃が行われ、爆発により女性1人が負傷(2025年11月14日)


ダマスカス県では、SANAによると、マッザ地区へのロケット弾攻撃が行われ、爆発により女性1人が負傷した。

また、SANAによると、
攻撃に関して、国防省の広報通信局は、首都ダマスカス周辺からカチューシャ型のロケット弾2発がマッザ区およびその周囲の住宅地に着弾、複数の民間人が負傷し、物的被害が生じたと発表した。

また、国防省のアースィム・ガルユーン広報通信局長は、フェイスブックを通じて、軍の専門チームが、落下角度とロケット弾の着弾地点の解析を通じて、発射地点を突き止めることに成功したと発表した。

一方、シリア人権監視団が16日に発表したところによると、ロケット弾のうち2発はアラウィー派が多く住むマッザ86地区、1発は大統領宮殿に通じる道路に着弾した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

大統領府報道局はシャルア暫定大統領が2016年以来、米主導の有志連合と協力していたという情報が掲載されたことについて真実とは何の関係もないと発表(2025年11月14日)

SANAによると、大統領府報道局は、一部の報道において、アフマド・シャルア暫定大統領が2016年以来、米主導の有志連合と協力していたという情報が掲載されたことについて、その内容は事実ではなく、真実とは何の関係もない単なる主張に過ぎないと発表した。

同局は、シャルア暫定大統領は、過去においていかなる外国勢力とも調整・協力を行っておらず、そうした指示も発したこともなく、当時採られたすべての決定・措置は、独立決定として行われたものであると強調した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

文化省はダマスカス国立博物館から盗まれ、行方不明となっている6体の彫像について詳細な仕様を記した通達を発出(2025年11月13日)

文化省はフェイスブックを通じて、首都ダマスカスの国立博物館から盗まれ、行方不明となっている6体の彫像について詳細な仕様を記した通達を発出した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権の部隊とその傘下の武装勢力がスワイダー県を無人航空機などで攻撃、4人が負傷(2025年11月13日)

スワイダー県では、SANAは、無法グループがウルガー村、タッル・アクラア村、タッル・ハディード村、マズラア町を迫撃砲と重機関銃で攻撃したと伝えた。

一方、スワイダー24シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の部隊とその傘下の武装勢力が武装した無人航空機3機でイラー村を爆撃、若者2人が負傷した。

またマジュダル村では、農場に駐留していたシャルア移行期政権の部隊と武装勢力が重機関銃で村周辺を攻撃した。

シリア人権監視団スワイダー24によると、これを受けて、移行期政権の部隊、武装勢力と、国民防衛部隊が交戦、民間人2人が負傷した。

また、この戦闘と前後した、移行期政権の部隊と武装勢力は、マジュダル村周辺を重機関銃で攻撃した。

シリア人権監視団によると、移行期政権の部隊と武装勢力は、リーマト・ハーズィム村から、アティール村、サリーム村の住宅地を重機関銃で砲撃した。

シリア人権監視団によと、これを受けて、国民防衛部隊に属す「尊厳の男たち」運動の第104バーシャー旅団がマジュダル村および県西部の前線に増援部隊を派遣した。

**

国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて声明を出し、イラー村に対する無人航空機による攻撃で3人が負傷、マジュダル村への重機関銃による攻撃で隊員1人が負傷したと発表した。

**

高等法務委員会は、フェイスブックを通じて、高等教育委員会の再編成にかかる決定第103号を発布したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

タルトゥース県で内務治安部隊が前政権時代にイランとつながりがあったとするスンナ派の宗教指導者とそのグループのメンバーを逮捕(2025年11月13日)


タルトゥース県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安部隊が、法律違反者らの潜伏地を標的とした精密治安作戦を実施、大量の武器・弾薬を押収、複数名を逮捕した。

内務省(フェイスブック)によると、この作戦に関して、アブドゥルアール・ムハンマド・アブドゥルアール県内務治安部隊司令官(大佐)は、シャイフ・バドル郡で旧体制残党とつながりのある武装組織を摘発したことを明らかにした。

初期捜査によると、この武装組織は20名以上の民間人の暗殺、外部勢力に支援され、旧体制側の民兵として、宗派の対立を煽り、若者や子どもの体系的な徴用と洗脳を通じた動員んみ関与していたことが確認されたという。

また、内務省(フェイスブック)によると、この作戦で、アブドゥルガニー・カッサーブと息子2人を彼らが拠点としていた作戦指令室で逮捕したと発表した。

またこの3人と合わせて、約10名の構成員も同時に逮捕された。

SANA https://www.facebook.com/sana.gov/posts/pfbid02pHVZFFbhe9TdjbZxyzcfcQadmXw1g4EP76xCNJ7KMABKGHymKQkjhuW4UuZyAa27l によると、内務省のヌールッディーン・バーバー報道官は、カッサーブ容疑者について、「イラン・イスラーム革命防衛隊とシリアにおけるその民兵の手先の1人」、「アレッポ市でイランのもっとも重要なイデオロギー的手先の1人と目され、アアザミーヤ地区で破壊的思想を広め、そのための勧誘を行うセンターを運営、同センターを通じて、イランおよび旧体制のために、シリア人に対する治安活動を行っていた」と発表した。

シリア人権監視団はシーア派の信頼できる情報筋の話として、カッサーブ容疑者はスンナ派の宗教者であり、シーア派化してはおらず、アレッポ市で活動していた時のイランとの関係は、宗教・文化面に限定されていて、直接的な支援や資金提供は受けていなかったと発表した。

また、彼は、宗教講義や布教活動を行い、弟子たちを宗教唱歌のグループとして編成するなど、その暴力と無縁で、政治・治安よりも宗教的・社会的性格が強かったという。

**

ラタキア県では、SANAによると、ジャブル市の近郊で、内務治安部隊と旧体制残党の一団との間で衝突が発生した。

SANAによると、衝突はアイン・シカーク町近くで発生し、内務治安部隊の隊員3人が負傷した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・ヒスン村で、パン製造工場の警備員が何者かにより殺害された。

一方、シリア人権監視団によると、県内各地の学校で続く「尊厳スト」に合わせ、複数の教師が抗議デモを行った。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ住宅地区で、住民が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダルアー県ダーイル市出身の若者が本日、ダマスカス国際空港に向かう道路を走行中に、正体不明の武装グループに至近距離から銃撃されて死亡した。

**

アレッポ県では、内務省(フェイスブック)によると、県のテロ対策支局が、内務治安部隊と協力して、サイドナーヤ刑務所の看守だったマフムード・アリー・アフマド容疑者を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャイバーニー外務在外居住者大臣が英国の首都ロンドンを訪問し、大使館を再開(2025年11月13日)


外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣が英国の首都ロンドンを訪問し、英国在住のシリア人コミュニティの代表と会談した。

**

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、ロンドンにあるシリア大使館を訪れ、シリア国旗を掲揚、14年ぶりとなる正式業務の再開を宣言した。

**

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、英国のハミッシュ・フォルクナー中東担当国務大臣と会談、二国間関係を強化する方法や地域・国際情勢について意見を交わした。

**

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、英国のイヴェット・クーパー外務大臣と会談、二国間関係の発展の展望、さまざまな分野における協力強化の方法、地域・国際的な情勢について意見交換を行った。

**

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)で開催された「新しいシリアの外交政策のヴィジョンと役割」と題された討論会に参加した。

SANAによると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣の討論会での発言の骨子は以下の通り。

米国との関係は非常に良好に進んでおり、地域全体に影響を及ぼすだろう。
ロンドンで再開した我々の大使館はシリア人の利益に奉仕するものであり、もはや情報機関の拠点には戻らない。
英国とは非常に重要な案件があり、関係を強化する歴史的な機会を活かそうとしている。シリアはもはや周縁的な国家ではなく、世界すべての国にとって重要だ。
現在シリアとシリア人にとって開かれているこの好機を逃してはならない。世界に「新しいシリア」を紹介するために、24時間体制で取り組んでいる。
この11ヵ月の間に、世界のシリアを見る目を変え、以前存在していた懸念を取り除いた。
シリアは疲弊し、移行期を経験しており、自らを表現するには時間が必要である。我々は、シリアが国民に信じられる国家になり、国民から遠い存在ではなくなることを望んでいる。
健全な政治環境を整備し、すべての人の参加を確立するために取り組んでいる。シリアは選挙に依拠する共和制国家であり、すべてのシリア人が参加する大統領選挙・議会選挙が行われることになる。
シリアの経験の成功は、共存・信頼構築・旧体制が植えつけていた宗派主義の排除にかかっていると考えている。
政府・省庁・社会における多様性の強化に取り組んでおり、制度の文化を保持してきた。憲法と法律の修復には、熟考された方法で取り組んでいる。
スワイダーと沿岸部での出来事にはそれぞれ異なる文脈があり、政府にとって大きな課題となった。沿岸部の出来事は旧体制の残党によって引き起こされたものであり、我々は犯された越権行為を容認しない。
スワイダーの出来事は、社会的な(不満の)蓄積が衝突へと転化したもので、それをイスラエルの介入が爆発させた。政府は県内の治安維持を試みた。
スワイダー危機の封じ込めに慎重に取り組んでいるが、県内には和解を望まない勢力が存在する。
あらゆるレベルでスワイダーを支援しようと試み、これまでに70の支援物資車列を派遣した。
イスラエルは現在シリアで否定的な役割を果たしており、起きた変化を快く思っていない。シリア領土での侵犯を続けているが、我々は挑発に引きずられず、外交的に応じようとした。
代理戦争の当事者になりたくはなく、静穏を望み、イスラエルとの対立激化の回避と、攻撃を受けているというイスラエルの主張の払拭を目指している。我々はシリア再建に取り組んでおり、イスラエルとのいかなる潜在的合意もその枠組みで捉えている。
多くの国際的当事者が、イスラエルの侵犯に対する我々の外交的立場を支持している。
旧体制は我々にすべての当事者との問題を残したが、我々は世界にシリアを再定義することに成功した。
シリアが世界から援助や支援を乞う場所であることを我々は望まない。むしろ変化のインスピレーションの源となることを望む。
シリアを特徴づける多様性の重要性を信じており、いかなる形の分割も受け入れない。統一シリアの中で全ての当事者・構成要素を統合することを目指す。
年末までにすべての制裁が解除されると我々は考えており、これによりすべての部門で幅広く多様な投資の機会が開かれる。
いかなる陣営にも属したくなく、すべての側と良好な関係とパートナーシップを構築するために取り組んでいる。
ロシアとは現実的な関係を構築しており、ロシアが以前のようにシリアを支配することは望まず、またロシアを敵に回すことも望まない。
移行期司法はシリア政府が支援する道筋であり、旧体制時代に苦しんだすべての被害者が満足を感じられるよう取り組んでいる。
ガザにおける停戦が継続し、復興・人道支援の導入・避難民の地区への帰還につながることを望む。

ムラースィルーンなどが14日に伝えたところによると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、会談のなかで、以下の通り発言した。

我々は、政府・各省庁・社会における多元性の強化に取り組んでいる。
我々は利用可能な能力に応じて活動しており、4年から5年以内の大統領選挙を望んでいる。
将来的には政党を持つことになるだろう。
シリアには、(前政権時とは)別の宗派的支配は存在しないだろう。我々はシリアを地域と世界の手本となる国へと変えていきたいと考えている。
シリアには宗派問題はない。だが、前体制はそれ(宗派対立)を植え付けようと努めていた。
我々は、シリアの経験の成功は共生、信頼構築、宗派主義の拒絶にかかっていると考えている。

 

(C)青山弘之 All rights reserved.

日本の外務省はシャルア暫定大統領とハッターブ内務大臣を資産凍結措置対象リストから削除したと発表(2025年11月12日)

外務省(公式サイト)は報道発表を出し、アフマド・シャルア暫定大統領とアナス・ハッターブ内務大臣を「国連安保理決議第1267号、第1333号、第1390号、第1988号、第1989号、第2243号及び第2255号に基づく我が国の資産凍結措置対象リスト」(令和7年11月12日付)から削除したと伝えた。

声明の内容は以下の通り。

タリバーン関係者等に対する資産凍結等の措置の対象者の削除について
我が国は、これまで、国際連合安全保障理事会決議第1267号、第1989号及び第2253号等に基づき、同理事会制裁委員会により指定されたタリバーン関係者等に対し資産凍結等の措置を講じてきたが、今般、国際連合安全保障理事会決議第2799号に基づき、タリバーン関係者等として指定する資産凍結等の対象者リストから2個人を削除したことに伴い、当該者に対する資産凍結等の措置を解除することとする。
1. 措置の内容
外務省告示(11月12日公布)により、資産凍結等の措置の対象から削除されるタリバーン関係者等に対する外国為替及び外国貿易法に基づく支払規制及び資本取引規制等を11月12日付で解除する。
2. 対象者
別添参照
(注)今回の措置により、当該措置の対象となるタリバーン関係者等及びその他のテロリスト等は合計538個人・団体となる。
(参考)別添
1. タリバーン関係者等に対する資産凍結等の措置の対象者の削除について(三省連名報道発表)(PDF)
2. 削除されるタリバーン関係者等(PDF)

総合外交政策局 国際安全・治安対策協力室

Arab News Japanによると、リストの中でシャルア暫定大統領は637番、ハッターブ内務大臣は668番として指定されていた

**

これを受けて、在日本シリア大使館(フェイスブック)も13日、同声明のアラビア語訳(暫定版)を発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トランプ米大統領、シャルア暫定大統領はホワイトハウスでの贈呈品の交換時に、互いの妻の数を訊き合い笑いを誘う(2025年11月12日)

アラビーヤ・チャンネル(英語版)ムラースィルーンなどは、ドナルド・トランプ米大統領が、米ホワイトハウスを訪問したアフマド・シャルア暫定大統領に「トランプ・ヴィクトリー 45-47」と名付けられた署名入りの男性用香水を贈呈、これに対してシャルア暫定大統領はトランプ大統領に、歴史上最初に発見されたアルファベットの複製、最古の刻印(印章)の記録が残る複製、最初に記録された楽譜の複製、歴史上最初に文書化された関税台帳の複製を贈呈したと伝え、その時の映像を公開(転載)した。

 

トランプ大統領は贈呈に際して、シャルア暫定大統領とシャイバーニー外務在外居住者大臣の首元に自ら香水を吹きかけ、シャルア暫定大統領に、香水を二つプレゼントするとして、一つは自分用、もう一つは夫人用にと述べたのちに、「かみさんは何人いるんだ、1人か」と問いかけると、シャルア暫定大統領は笑いながら「1人です」と答えた。

一方、シャルア暫定大統領も、トランプ大統領にプレゼントの内容を説明したのち、複製品を夫人にも贈呈したいと述べたうえで、「夫人は何人おられますか」と問い返すと、トランプ大統領は「今のところ1人だけだ」と答えて、笑いを誘った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラタキア県内務治安部隊は特殊作戦を実施し、クドス旅団のシャーディー・アドナーン・アーガー司令官(大佐)を逮捕(2025年11月12日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、タッル・ミルフ村で、前政権時代のものと見られる集団墓地が発見され、3人の遺骨が回収された。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、観光関連のコンテンツ制作に携わる若者が11日にアレッポ市内で自動車との事故に遭った後、暴行を受けた事件として、記録した映像を公開した。

**

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安部隊がタルトゥース市内の診療所で、耳鼻咽喉科の専門医を拘束した。

この医師は、前政権崩壊前には首都ダマスカスのティシュリーン軍病院で勤務していた。

**

ラタキア県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊が特殊作戦を実施し、クドス旅団のシャーディー・アドナーン・アーガー司令官(大佐)を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バドラーン・ジヤー・クルド北・東シリア地域民主自治局執行評議会共同副議長:「ダマスカスとシリア民主軍の間には、同軍をシリア軍の一ブロック、ないしは複数の師団として統合する口頭合意がある」(2025年11月12日)

北・東シリア地域民主自治局のバドラーン・ジヤー・クルド執行評議会共同副議長は、アラビーヤ・チャンネルのインタビューに応じ、そのなかで以下の通り述べた。

ダマスカスとシリア民主軍の間には、同軍をシリア軍の一ブロック、ないしは複数の師団として統合する口頭合意がある。
シリア大統領と米大統領の会談とそこでの合意は、国の新たな段階を形作るものだ。
制裁の停止は前向きかつ重要な一歩であり、シリア国民を疲弊させていた。
シリアの有志連合への参加は転換点であり、シリア民主軍と共有空間を生む。
有志連合は地域でその存在を強化しており、現在のパートナーシップは過去の段階よりも強固である。

**

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の自衛部隊のヌーリーマフムード総司令官は、殉教者遺族および住民との会合で、「北・東シリア地域の自治行政は、諸コミュニティの統合と、外部勢力による地域社会の構造破壊を狙う企図に対する防衛において、成功したモデルである」と強調した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

在シリア日本大使館の辻昭弘臨時代理大使がハイカル通信情報技術大臣と会談(2025年11月11日)


SANAによると、在シリア日本大使館の辻昭弘臨時代理大使がアブドゥッサラーム・ハイカル通信情報技術大臣と会談し、通信および情報技術分野における協力の展望、インフラ整備の発展、およびシリアにおける革新的なデジタルビジネス環境の支援について協議した。

通信情報技術省の庁舎で行われた会談において、両者は、デジタルバンキング・サービスやそれに関連する法的枠組み、電子金融取引を保護するために必要なサイバーセキュリティ水準など、幅広い協力の可能性について意見を交わした。

また、技術革新・起業・スタートアップ企業の能力強化における経験交流の重要性を確認した。

辻代理大使は、日本が自国の先端技術を有する企業を通じて貢献する用意があることを強調、「2025年は両国関係における新たな段階であり、開発的パートナーシップと安定支援に向けた節目の年である」と述べた。

両者は通信・技術分野への投資を促進し、安全で魅力的な法的環境を整えるための共同プログラムの策定を継続することで一致した。

**

SANAによると、国連シリア常駐調整官事務所・開発担当上級官員の河本和美氏が率いる国連開発計画(UNDP)代表団が、シリア開発基金を訪れ、共同開発分野における取り組みの調整や、小口融資機関との連携を通じた無利子融資の仕組み整備、さらに職業・技能学校の支援による対象層の能力強化とスキル開発について協議した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

文化省古物博物館総局はダマスカス国立博物館の展示物の一部が失われた事件について正式な捜査を開始したと発表(2025年11月11日)

文化省古物博物館総局は、フェイスブックを通じて、ムハンマド・ヤースィーン・サーリフ文化大臣の直接指揮と内務省との連携のもと、ダマスカス国立博物館の展示物の一部が失われた事件について正式な捜査を開始したと発表した。

イナブ・バラディーによると、事件は11月9日の夜に発生し、いくつかの古代彫像や希少な遺物が被害にあったという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

在シリア米大使館、バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使はシリアが有志連合に加盟したと発表(2025年11月11日)

在シリア米大使館はXを通じて、シリアが有志連合(生来の決戦作戦合同部隊(CJTF-OIR))の90番目の加盟国となったとするビデオ声明を公開した。

**

これを受け、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使は、Xを通じて、以下の通り綴った。

これは、シリアの歴史および世界的な「テロとの戦い」において、極めて重要な節目を示すものである。
シリアは正式に、ダーイシュ(イスラーム国)打倒のための有志連合に参加した世界で90番目のパートナーとなった。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権とつながりがある「テロ組織」が無人航空機を使用してスワイダー市西部の戦線を攻撃(2025年11月11日)

国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて声明を出し、アフマド・シャルア移行期政権とつながりがある「テロ組織」が停戦を公然かつ意図的に侵犯し、無人航空機を使用してスワイダー市西部の戦線を攻撃したと発表した。

一方、SANAは、法の支配から外れた武装集団が、停戦合意に違反し、スワイダー県のタッル・ハディード村、タッル・アクラア村を重機関銃および迫撃砲弾で攻撃したと伝えた。

シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の国防省・内務省合同部隊、ベドウィン系武装勢力からの攻撃が、国民防衛部隊の陣地を攻撃、戦闘が発生した。

**

シリア人権監視団によると、シャフバー町で「サバーヤー・サナド」がアフマド・シャルア移行期政権によって誘拐された人々の解放を要求するデモを続けた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:シャルア移行期政権はシリア民主軍の舞台が支配地域外で米主導の有志連合と共同作戦を実施することに原則同意(2025年11月11日)

シリア人権監視団(SOHR)は、独自に入手した情報だとして、シリア民主軍の情報部門とアフマド・シャルア暫定政府の諜報機関が、過去15日間にわたって、協力態勢の構築に向けた協議を続けていると発表した。

この協力態勢は、治安分野での情報共有および共同作戦計画の調整を目的とするものとみられている。

**

シリア人権監視団(SOHR)は、独自に入手した情報だとして、シリア民主軍がアフマド・シャルア移行期政権との協力に向けて幹部リストを提出したと発表した。

リストには、クルド人、アラブ人、アッシリア人などすべての宗派・エスニック集団の構成員の代表が含まれているという。

**

シリア人権監視団(SOHR)は、独自に入手した情報だとして、米主導の有志連合が現時点でシャルア移行期政権の部隊(シリア軍)との協力を拒否、諜報機関に連携を限定することを決定したと発表した。

この決定は、軍指揮系統の統合や現場協調の再構築をめぐる複雑な政治的調整を背景としており、有志連合側は現地部隊との情報共有や安全保障協定の履行状況を注視しているとされる。

**

シリア人権監視団(SOHR)は、独自に入手した情報だとして、近く開催予定のシリア民主軍とシャルア移行期政権の会合で、3月10日合意に基づく協力の具体的な詳細について協議が行われる予定であると発表した。

**

シリア人権監視団(SOHR)は、独自に入手した情報だとして、シャルア移行期政権がシリア民主軍の統合に関して、同軍が3個師団と3個対テロ特殊旅団を編成し、うち1個旅団が北・東シリア地域民主自治局の支配地域以外の地域で米主導の有志連合と共同作戦を実施することで原則合意した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領は『ワシントン・ポスト』のインタビューに応じる:マイノリティ宗派への攻撃を止めるための具体的策を明示せず(2025年11月11日)

『ワシントン・ポスト』によると、米国の首都ワシントンDCを訪問中のアフマド・シャルア暫定大統領に対するインタビューを掲載した。

インタビューは約1時間に及び、シャルア暫定大統領はそのなかで以下の通り述べた。

最も重要な目的は、シリアと米国との関係を築き始めることだ。というのも、過去100年間、それはあまり良い関係ではなかったからだ。
我々は米国とシリアの間の共通の利害を探していた。そして、我々は多くの共通の利害を持っていることを見出した…。例えば、安全保障上の利害、経済的利害などだ。シリアの安定は地域全体に影響を与え、シリアの不安定もまた地域に影響を与える。
安定は経済と結びついており、経済、すなわち経済発展は制裁の解除と結びついている。この議論は数ヵ月にわたって続いており、私は良い結果に到達したと信じている。しかし、我々はまだ最終的な決定を待っている。

まず、戦うということは、それが高貴な目的のために行われるならば、恥ずかしいことではない。特に、自らの土地と、不正義に苦しむ人々を守るために戦っている場合には、私は、それはむしろ称賛されるべきことだと信じている。
私は多くの戦争で戦ってきた。だが、私は無実の人間の死を引き起こしたことは一度もない。
人が戦いに身を投じるときには、非常に強い倫理的基盤を持っているべきだ。この地域は、西側諸国、とりわけ米国の政策の影響を受けてきた…。それらの政策の一部は誤りであり、無意味な戦争をいくつも引き起こしたと認める米国人が非常に多くいる。

(マイノリティ宗派への攻撃を止めるための具体的策について)シリアはつい最近まで激しい戦争から抜け出したばかりであり、60年にわたって国を支配していた独裁的で苛酷な体制の下に生きてきた。我々は今、移行期にあります。移行期には、安定した国々とは異なる状況、条件、法律が存在する。例えば、米国の南北戦争が終わった後、1年で安定していたと言えるのか?… 我々は今、国家を再建し、法を回復・再構築する段階にある。だが、私はシリアに問題がまったくないとは言っていない。物語はまだ終わっていないのだ。独立や自治を求める集団には個別の利害がある。そのような党派の中には、自らの利害を正当化しようとし、宗派や信仰をその傘として利用する者もいる。彼らは、自らの宗派や信仰に対する存在的脅威について語ります。シリアでは、我々は1400年間、異なる集団、異なる宗教集団と共存してきた。我々は今も存在しており、その多様性を今も保持している。

我々はダーイシュ(イスラーム国)と10年間にわたって戦争をしてきた。そしてそれを、西側のいかなる勢力や他のいかなる国とも協調することなく行ってきた。今日のシリアは、この責任を担う能力を持っている。シリアを分断したままにしておくこと、あるいは政府の管理下にないいかなる軍事力を持つことも、ダーイシュが繁栄するための最良の環境を意味する。私は、最良の解決策は、シリアに駐留している米軍が、(シリア民主軍のシリア軍への統合を)監督することだと信じている。そうすれば、シリア領土を防衛する任務は国家の責任となるだろう。

シリアは50年前にイスラエルと戦争状態に入った。そして1974年には、停戦協定(兵力引き離し協定)があった。この協定は50年間続いた。だが、旧体制が崩壊したとき、イスラエルはこの協定を破棄した。彼らはシリアでプレゼンスを拡大し、国連の(平和維持)任務を排除し、新たな領土を占領した。
イスラエルは12月8日以来、シリアで1,000回を超える爆撃を実施しており、その中には大統領宮殿と国防省の爆撃も含まれている。しかし、我々はシリアを再建したいので、これらの侵略に対して報復はしなかった。
イスラエルがシリアで行った進攻は、安全保障上の懸念から来ているのではなく、彼らの拡張主義的野心から来ている。
イスラエルは常に、「イランの民兵」やヒズブッラーがもたらす脅威を恐れているため、シリアに対して懸念を抱いていると主張してきた。しかし、我々こそがそれらの勢力をシリアから追い出したのだ。
我々はイスラエルと直接交渉を行っており、合意に達するまでの道のりを大きく進んでいる。しかし最終合意に至るためには、イスラエルが12月8日以前の国境まで撤退しなければならない。
米国はこの交渉で我々と共にあり、この件に関しては多くの国際的当事者が我々の見解を支持している。今日、我々はトランプ大統領も我々の見解を支持していることを確認した。そして彼は、これに対する解決策をできるだけ早く達成するよう全力を尽くすだろう。

この地域全体(首都ダマスカス南方)を非武装化することについて語るのは難しい。なぜなら、もし何らかの混乱が起きた場合、誰がそこを防衛するのだ? もし、この非武装地帯が、ある勢力によってイスラエルを攻撃するための発射台として利用されたら、その責任は誰が負うのか? そして最終的に言えば、これはシリアの領土であり、シリアは自国の領土を自らの意思で扱う自由を持つべきだ。
イスラエルは、イスラエルを守るためとしてゴラン高原を占領した。そして今、彼らはゴラン高原を守るためとして、シリア南部に条件を課している。数年後、彼らはシリア南部を守るために、シリア中央部を占領するかもしれない。その道のりの果てには、彼らはミュンヘンにまで到達することになるでしょう。

我々はロシアと10年間にわたって戦争をしてきた。それは厳しく、困難な戦争だった。彼らは何度も私を殺害したと発表した。
だが、我々はロシアを必要としている。なぜなら、彼らは国連安保理の常任理事国だからだ。我々はいくつかの問題で、彼らの票が我々の側にあることを必要としている。また、我々は彼らと戦略的な利害関係を共有している。我々は、ロシアがシリアに関して別の選択肢、あるいは他の方法を取るように追い込まれることを望んでいない。
バッシャール・アサドの問題はロシアにとって厄介なものだ。そして、我々の彼らとの関係は始まったばかりだ。我々はシリア人として、アサドを裁きにかけるよう求める権利を保持し続ける。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領はフォックス・ニュースのインタビューに応じる:「米軍がシリアに駐留する理由には一定の根拠があるが、その存在は今後シリア政府との調整のもとで行われなければならない」(2025年11月11日)

フォックス・ニュースは、米国の首都ワシントンDCを訪問中のアフマド・シャルア暫定大統領とのインタビューを放送した。

このなかで、シャルア暫定大統領は以下の通り述べた。

過去60年間、シリアは世界から孤立し、アメリカとの関係も途絶していた。
今回の訪問は、1940年代のシリア建国以来、シリアの大統領として初めてホワイトハウスを訪問した例である。
この訪問は、長い孤立を経たシリアにとって新しい国際関係の段階を意味し、ダマスカスとワシントンの間に新たな見方をもたらすだろう。
旧体制崩壊後、シリアは新しい段階に入り、特に米国との関係において変化があった。
トランプ大統領との会談では現在と将来の課題について話し合い、将来のシリア投資の機会にも触れた。
シリアはもはや米国にとって安全保障上の脅威ではなく、地政学的同盟国であり、ガス採掘分野などにおいて、米国が大規模に投資できる場所だと考えている。
会談ではまた、制裁解除についても話し合い、国連安保理では私および他の関係者に対する制裁を解除する決議が採択された。
我々は過去10年間にわたりダーイシュ(イスラーム国)との戦いに参加し、多くの犠牲を払ってきた。
米軍がシリアに駐留する理由には一定の根拠があるが、その存在は今後シリア政府との調整のもとで行われなければならない。
したがって、これらの問題について協議し、ダーイシュへの対応にかかる合意に達する必要がある。
シリアの状況は、(アブラハム)合意に署名した他国とは異なる…。我々には1967年以来イスラエルが占領しているゴラン高原との国境がある。現時点で直接交渉に入る予定はないが、トランプ大統領のもとでアメリカがこの問題において役割を果たす可能性はある。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャイバーニー外務在外居住者大臣:米国は駐米シリア代表団およびシリア大使館に課されていたすべての法的措置を解除(2025年11月11日)

アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、Xを通じて以下の通り綴った。

私は、友人である米国務長官が署名した決定の分所を受け取った。
その決定は、これまで米国によって駐米シリア代表団およびシリア大使館に課されていたすべての法的措置を解除するものだ。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領が、シリア系ユダヤ人のヨセフ・ハムラー師から祝福を受ける(2025年11月11日)

米中東研究所(MEI)のチャールズ・リスター上級研究員は、Xを通じて、10日にアフマド・シャルア暫定大統領が、シリア系ユダヤ人のヨセフ・ハムラー師から祝福を受けたと綴り、その際の写真を掲載した。

(C)青山弘之 All rights reserved.