外務省(公式サイト)は報道発表を出し、アフマド・シャルア暫定大統領とアナス・ハッターブ内務大臣を「国連安保理決議第1267号、第1333号、第1390号、第1988号、第1989号、第2243号及び第2255号に基づく我が国の資産凍結措置対象リスト」(令和7年11月12日付)から削除したと伝えた。
声明の内容は以下の通り。
タリバーン関係者等に対する資産凍結等の措置の対象者の削除について
我が国は、これまで、国際連合安全保障理事会決議第1267号、第1989号及び第2253号等に基づき、同理事会制裁委員会により指定されたタリバーン関係者等に対し資産凍結等の措置を講じてきたが、今般、国際連合安全保障理事会決議第2799号に基づき、タリバーン関係者等として指定する資産凍結等の対象者リストから2個人を削除したことに伴い、当該者に対する資産凍結等の措置を解除することとする。
1. 措置の内容
外務省告示(11月12日公布)により、資産凍結等の措置の対象から削除されるタリバーン関係者等に対する外国為替及び外国貿易法に基づく支払規制及び資本取引規制等を11月12日付で解除する。
2. 対象者
別添参照
(注)今回の措置により、当該措置の対象となるタリバーン関係者等及びその他のテロリスト等は合計538個人・団体となる。
(参考)別添
1. タリバーン関係者等に対する資産凍結等の措置の対象者の削除について(三省連名報道発表)(PDF)
2. 削除されるタリバーン関係者等(PDF)総合外交政策局 国際安全・治安対策協力室
Arab News Japanによると、リストの中でシャルア暫定大統領は637番、ハッターブ内務大臣は668番として指定されていた
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これを受けて、在日本シリア大使館(フェイスブック)も13日、同声明のアラビア語訳(暫定版)を発表した。
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