在シリア日本大使館の辻昭弘臨時代理大使がハイカル通信情報技術大臣と会談(2025年11月11日)


SANAによると、在シリア日本大使館の辻昭弘臨時代理大使がアブドゥッサラーム・ハイカル通信情報技術大臣と会談し、通信および情報技術分野における協力の展望、インフラ整備の発展、およびシリアにおける革新的なデジタルビジネス環境の支援について協議した。

通信情報技術省の庁舎で行われた会談において、両者は、デジタルバンキング・サービスやそれに関連する法的枠組み、電子金融取引を保護するために必要なサイバーセキュリティ水準など、幅広い協力の可能性について意見を交わした。

また、技術革新・起業・スタートアップ企業の能力強化における経験交流の重要性を確認した。

辻代理大使は、日本が自国の先端技術を有する企業を通じて貢献する用意があることを強調、「2025年は両国関係における新たな段階であり、開発的パートナーシップと安定支援に向けた節目の年である」と述べた。

両者は通信・技術分野への投資を促進し、安全で魅力的な法的環境を整えるための共同プログラムの策定を継続することで一致した。

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SANAによると、国連シリア常駐調整官事務所・開発担当上級官員の河本和美氏が率いる国連開発計画(UNDP)代表団が、シリア開発基金を訪れ、共同開発分野における取り組みの調整や、小口融資機関との連携を通じた無利子融資の仕組み整備、さらに職業・技能学校の支援による対象層の能力強化とスキル開発について協議した。

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