レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月25日の戦果について以下の通り発表した。
(時刻明示せず)イラニヤ入植地をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。
6時30分、ヒズブッラーの司令官ら、ページャーと無線機による一斉爆破攻撃に関与していた首都テルアビブ郊外にあるモサドの司令部をカーディル1弾道ミサイル1発で攻撃した。
(時刻明示せず)ハツォル・ハグリリート村をロケット弾数十発で攻撃。
(時刻明示せず)ダド基地の北部地区司令部をロケット弾数十発で攻撃。
(時刻明示せず)サール(キブツ)をロケット弾数十発で攻撃。
(時刻明示せず)キルヤト・モツキン市をロケット弾数十発で攻撃。
(時刻明示せず)ジフロン・ヤアコヴ町にある爆発物製造工場をファーディー3ミサイル複数発で攻撃。
(時刻明示せず)キルヤト・モツキン市をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。
(時刻明示せず)防空部隊がレバノン領空を侵犯した敵機2機をフーラー村、マイス・ジャバル村上空で迎撃し、これを撃退する。
(時刻明示せず)ラーミヤー陣地のスパイ設備を攻撃し、これを破壊。
(時刻明示せず)バラーニート兵舎を砲撃し、直接の損害を与える。
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レバノン・イスラーム抵抗は、25日の戦闘で初めて投入した地対地戦略弾道ミサイルのカーディル1ミサイルの映像と写真を公開した。
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レバノン・イスラーム抵抗はまた、イブラーヒーム・ムハンマド・クバイスィー司令官を含む戦闘員6人が死亡したと発表した。
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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。
午前6時54分、首都テルアビブ、ネタニア市地域で警報が発令され、地対地ミサイル1発がレバノンを越えたのが確認され、多連装ミサイルがこれを撃破。
午前8時7分、イスラエル中部への地対地ミサイルでの攻撃を受け、イスラエル空軍はミサイルが発射されたレバノンのナファーヒーヤ村地域を爆撃。イスラエル空軍は夜間、レバノン領内のヒズブッラーのテロ標的に対して一連の爆撃を実施し、テロ・インフラ、武器貯蔵施設などに打撃を与える。
午後9時30分、メナシェ山、カルメル山、アラ渓谷地域で警報が発令され、約5発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を迎撃、1発が同地に落下するのが確認される。
午前10時36分、レバノン南部のティブニーン村から本朝、多数の飛翔体がアラ渓谷に向けて発射され、イスラエル空軍が飛翔体の発射装置を攻撃。イスラエル空軍は1時間ほど前、レバノン南部にあるヒズブッラーの武器貯蔵施設数十ヵ所を攻撃。
午前11時6分、イスラエル軍は現在、レバノン南部とベカーア地方を重点的に爆撃中。
午前11時33分、上ガリラヤ地方で警報が発令され、約40発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、1発がサファド市地域の高齢者支援施設に着弾。
午後3時54分、イスラエル空軍ジェット戦闘機複数機は本日、ヒズブッラーの諜報機関に所属する60のテロ標的を爆撃し、諜報収集施設、指揮所、インフラなどを破壊。
午後4時27分、ヒズブッラーは本朝、サファド市やナハリヤ市を含むイスラエル北部に多数の飛翔体を発射。これを受け、イスラエル空軍は飛翔体発射地点、武器貯蔵施設、テロ・インフラなどを攻撃。これにより、280以上のテロ標的を攻撃。
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レバノンの保健省の発表によると、25日のイスラエル軍による爆撃で、新たに51人が死亡、220人以上が負傷した。
イスラエル軍の爆撃は、レバノン山地県キスラワーン郡のマアイスラ村(シーア派の村)、シューフ郡のジューン村にも初めて及び、少なくとも7人が死亡した。
ナハールネット(9月25日付)などが伝えた。
AFP, September 25, 2024、ANHA, September 25, 2024、‘Inab Baladi, September 25, 2024、Naharnet, September 25, 2024、Qanat al-Manar September 25, 2024、Reuters, September 25, 2024、SANA, September 25, 2024、SOHR, September 25, 2024などをもとに作成。
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