イスラエル公共放送協会(KAN)は、米大統領府(ホワイトハウス)の複数の高官が、イスラエル側の関係者に対して、ドナルド・トランプ米大統領がシリアに駐留を続けている米軍兵士数千人を撤退させる意向を持っている旨伝えてきたと報じた。
KANによると、米軍の撤退は、イスラエルで多くの懸念と不安を引き起こしているとともに、トルコの攻撃に直面しているクルド民族主義組織の民主統一党(PYD)、同組織の武装組織の人民防衛隊(YPG)を主体とするシリア民主軍、北・東シリア地域民主自治局にも影響を与えると見られるという。
米国防総省が2024年12月に発表したところによると、米軍は約2000人をシリア領内各所に駐留させている。
(C)青山弘之 All rights reserved.
