北・東シリア地域民主自治局のアレッポ内務治安部隊(アサーイシュ)はフェイスブックを通じた情報発信を停止、シリア民主軍がこれを代行(2026年1月9日)

アレッポ市アシュラフィーヤ地区がアフマド・シャルア移行期政権の軍部隊(シリア軍)と内務治安部隊によって制圧されたことを受けて、北・東シリア地域民主自治局のアレッポ内務治安部隊(アサーイシュ)はフェイスブックを通じた情報発信を停止、シリア民主軍がフェイスブックを通じてその声明を発表するようになった。

その内容は以下の通り:
更新情報:移行期政権の諸派アムシャート師団、ハムザート師団、ヌールッディーン・ザンキー運動など)がワーディー・ザイトゥーン方面からアレッポ市シャイフ・マクスード地区に対し、戦車および重火器による直接的支援のもと、二度にわたる突入作戦を実行、アサーイシュがこれを撃退した。

世論向け声明:シリア軍作戦局が発表した攻撃対象にハーリド・ファジュル病院が含まれていることを批判。

更新情報(フェイスブック):シャイフ・マクスード地区が移行期政権諸派の集中的な砲撃を受けて、アサーイシュが抵抗を継続。

更新情報:アサーイシュがシャイフ・マクスード地区周辺に集結していた移行期政権の諸派を攻撃、確実な損害を与える。

更新情報:アサーイシュが移行期政権諸派所属の無人航空機1機を撃墜。

声明:旧体制の残党やクルディスタン労働者党がシャイフ・マクスード地区の防衛にあたっているとする移行期政権の情報発信を、真実を歪めるための卑劣な試みと非難また、移行期政権諸派が、戦闘参加を拒否した10人をシリア民主軍が殺害したとの情報を否定。

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一方、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて以下の通り発表した。
更新情報:移行期政権諸派所属の無人航空機がハーリド・ファジュル病院を攻撃し、同病院は機能停止に追い込まれた。

現地記録:移行期政権寄りのメディア・チャンネルによる生放送映像の中で、民間防衛機構の隊員が、武装した状態で登場している様子が確認された。

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北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて、住民およびアサーイシュがシャイフ・マクスードおよびアシュラフィーエ両地区に留まり防衛する決意を確認し、圧力や降伏の呼びかけを拒否し、民間人への攻撃に関与、またはそれを防げなかったいかなる主体にも治安を委ねないとした両地区総評議会の決定に支持を表明した。

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ANHAによると、ハーリド・ファジャル病院に対する移行期政権の攻撃で、複数の医療関係者が殉職した。

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シリア人権監視団によると、移行期政権当局は、クルド赤新月社の救急隊による負傷者の搬送および人道支援物資のシャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区への搬入を阻止した。

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シリア人権監視団によると、これまでの戦闘での死者は合計62人、負傷者は115人あまりに達した。

死者の内訳は以下の通り:
・民間人37人(女性7人、子ども5人を含む)
・軍関係者25人(移行期政権側24人、アサーイシュ川1人

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