トルコのエルドアン大統領はYPG主体の「マンビジュ解放作戦」においてクルド人は兵站支援を行っているだけと主張し、有志連合の支援を受けるシリア民主軍による「レッド・ライン」抵触を黙認(2016年6月2日)

『ハヤート』(6月3日付)によると、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はケニアの首都ナイロビでの記者会見で、アレッポ県東部のマンビジュ市攻略に向け、有志連合の支援を受けて攻勢を強める西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に関して、戦闘員のほとんどがクルド人ではなく、アラブ人であり、人民防衛隊が主に兵站支援を行っているとの見解を示し、作戦に理解を示した。

『ハヤート』はまた、トルコ軍の複数の消息筋の話として、トルコ軍がこの作戦には直接参加していないと伝えた。

エルドアン政権は、アレッポ県のユーフラテス川以西への人民防衛隊の進軍を「レッド・ライン」とみなし、反発してきた。

AFP, June 2, 2016、AP, June 2, 2016、ARA News, June 2, 2016、Champress, June 2, 2016、al-Hayat, June 3, 2016、Iraqi News, June 2, 2016、Kull-na Shuraka’, June 2, 2016、al-Mada Press, June 2, 2016、Naharnet, June 2, 2016、NNA, June 2, 2016、Reuters, June 2, 2016、SANA, June 2, 2016、UPI, June 2, 2016などをもとに作成。

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