シャーム・ファトフ戦線のオーストラリア人幹部が組織から離反し、「無所属」として活動を継続すると発表(2016年10月18日)

アレッポ市東部でアレッポ・ファトフ軍作戦司令室と共闘するアル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線のオーストラリア人幹部のムスタファー・ムハンマド氏(アブー・スライマーン・ウストラーリー)は、英語で声明を出し、戦線を離反すると発表した。

声明でムハンマド氏は「十分な検討を加えた末、私は10月1日にシャーム・ファトフ戦線を正式に辞めた。私はシリア国民に資するべく、無所属としての活動を計画している。明確に述べておきたいのは、ヌスラ戦線がアル=カーイダと関係解消したことが理由で辞めたのではないということだ。これ(ヌスラ戦線がアル=カーイダに忠誠を誓っていたこと)について、私はシャーム・ファトフ戦線だけでなく、シリア国民にとって利益をもたらさないと考えている。


AFP, October 18, 2016、AP, October 18, 2016、ARA News, October 18, 2016、Champress, October 18, 2016、al-Hayat, October 19, 2016、Iraqi News, October 18, 2016、Kull-na Shuraka’, October 18, 2016、al-Mada Press, October 18, 2016、Naharnet, October 18, 2016、NNA, October 18, 2016、Reuters, October 18, 2016、SANA, October 18, 2016、UPI, October 18, 2016などをもとに作成。

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