シリア外務省、米国防総省はトルコ軍によるシリア・イラクへの越境爆撃をそろって批判(2017年4月26日)

外務在外居住者省高官筋は、トルコ軍によるシリア・イラク領内の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊やクルディスタン労働者党の拠点を狙った越境空爆に関して、SANA(4月26日付)に対して、「エルドアン体制によるシリア領内へのあからさま敵対行為が…国際法、国連憲章、善隣主義に反し、主権、領土の一体性に抵触するとして…最も激しい表現で非難する」と述べた。

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米国防総省のマーク・トナー報道官は、トルコ軍によるシリア・イラク領内の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、クルディスタン労働者党、イラク・クルディスタン自治政府ペシュメルガの拠点に対する越境空爆に関して、「深い懸念」を表明、「有志連合は、ダーイシュ(イスラーム国)との戦いにおける我々のパートナーが犠牲となった空爆に同意していない」と批判した。

AFP, April 26, 2017、AP, April 26, 2017、ARA News, April 26, 2017、Champress, April 26, 2017、al-Hayat, April 27, 2017、Kull-na Shuraka’, April 26, 2017、al-Mada Press, April 26, 2017、Naharnet, April 26, 2017、NNA, April 26, 2017、Reuters, April 26, 2017、SANA, April 26, 2017、UPI, April 26, 2017などをもとに作成。

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