ドナルド・トランプ米大統領はロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行った。
米・ロシア両首脳の電話会談はトランプ政権発足後3度目で、米軍がイドリブ県ハーン・シャイフーン市での化学兵器使用疑惑を受けてヒムス県シャイーラート航空基地をミサイル攻撃して以降初めてとなる。
『ワシントン・ポスト』(5月2日付)によると、会談では、シリア情勢などへの対応について意見が交わされ、シリアでの停戦を仲介するためにともに行動することを改めて確認、またトランプ大統領は、開幕(3日)に開幕するカザフスタンの首都アスタナでのシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)に米国の代表を派遣することに同意したという。
会談に関して、ホワイト・ハウスは声明で、トランプ大統領がシリア領内(ないしは周辺諸国)の国境地帯に設置をめざしている「安全地帯」について意見を交わしたと発表したが、ロシア大統領府は会談内容について詳細は明かさなかった。
AFP, May 2, 2017、AP, May 2, 2017、ARA News, May 2, 2017、Champress, May 2, 2017、al-Hayat, May 3, 2017、Kull-na Shuraka’, May 2, 2017、al-Mada Press, May 2, 2017、Naharnet, May 2, 2017、NNA, May 2, 2017、Reuters, May 2, 2017、SANA, May 2, 2017、UPI, May 2, 2017、The Washington Post, May 2, 2017などをもとに作成。
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