クッルナー・シュラカー(5月16日付)が伝えたところによると、ヨルダン北部のシリア国境地帯に位置するルクバーン地区にあるシリア人難民キャンプの入口に設置されている部族自由人軍のチェック・ポイント付近で、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、火災が発生、民間人10人を含む15人が死亡、数十人が負傷した。
これに関して、南部部族自由人連合部族自由人軍は声明を出し、アイマン・ザーヒル・ブハイル司令官ら5人が死亡したと発表した。
一方、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を宣伝するアアマーク通信(5月16日付)は、この爆発に関して、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員がルクバーン・キャンプを攻撃したと伝えた。
ルクバーン地区のシリア人難民キャンプには約10万人の難民が身を寄せており、米英軍、そしてヨルダン軍が支援する部族自由人軍など「ハマード浄化のため我らは馬具を備えし」作戦司令室参加組織や「新シリア軍」が拠点として使用している。
AFP, May 16, 2017、AP, May 16, 2017、ARA News, May 16, 2017、Champress, May 16, 2017、al-Hayat, May 17, 2017、Kull-na Shuraka’, May 16, 2017、al-Mada Press, May 16, 2017、Naharnet, May 16, 2017、NNA, May 16, 2017、Reuters, May 16, 2017、SANA, May 16, 2017、UPI, May 16, 2017などをもとに作成。
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