シリア軍はダルアー市内で活動を続けるアル=カーイダ系のシャーム解放機構などへの攻勢を強める(2017年5月22日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が主導する「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース)」作戦司令室が攻略をめざすダルアー市マンシヤ地区に対して、シリア軍が攻勢を強め、シャーム解放機構などと激しく交戦した。

一方、SANA(5月22日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がダルアー市サハーリー地区、ダーヒヤ地区、軍住宅地区、マイサルーン地区に着弾し、女性2人を含む5人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(5月22日付)によると、マズラア地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、3人が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、ルクン・ディーン区郊外に迫撃砲弾が着弾し、3人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市西部郊外のサトヒーヤート村一帯で、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, May 22, 2017、AP, May 22, 2017、ARA News, May 22, 2017、Champress, May 22, 2017、al-Hayat, May 23, 2017、Kull-na Shuraka’, May 22, 2017、al-Mada Press, May 22, 2017、Naharnet, May 22, 2017、NNA, May 22, 2017、Reuters, May 22, 2017、SANA, May 22, 2017、UPI, May 22, 2017などをもとに作成。

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