米主導の有志連合は、スパイ活動を目的にダーイシュに潜入していた要員を救出するため、ダイル・ザウル県西部で空挺作戦を実施か?(2017年8月26日)

クッルナー・シュラカー(8月27日付)は、米国主導の有志連合はダイル・ザウル県西部のダーイシュ(イスラーム国)支配地域で空挺作戦を実施したと伝えた。

ARA News(8月28日付)は複数の地元消息筋の話として、この空挺作戦には有志連合のヘリコプター3機が参加、ティブニー町郊外にある岩塩坑南部のハサースィー・アブー・ハミード地区に降下、ダーイシュに参加していた欧州出身者複数名を連行したと伝えた。

連行された欧州出身者は、「スパイ活動を目的にダーイシュの組織に植え付けられていた」要員だという。

また別の消息筋によると、作戦はダーイシュ司令官複数名の殺害を目的としていたが、ダーイシュの抵抗を受けて失敗に終わったという。

ARA News, August 28, 2017

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 27, 2017、August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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