シリア軍はヒムス県東部、ダイル・ザウル県でダーイシュに対する掃討作戦を継続(2017年9月7日)

ヒムス県では、SANA(9月7日付)によると、シリア軍がジュッブ・ジャッラーフ町一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ラスム・ハミーダ村、西ハブラ村、同地一帯の丘陵地帯を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(9月7日付)によると、シリア軍が、ダイル・ザウル市西部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、第137連隊基地一帯での支配地域を拡大、また戦略的要衝のラッカ橋を制圧した。

シリア軍はまた、電気保全旅団基地、シューラー村一帯を爆撃した。

SANA, September 7, 2017

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はダイル・ザウル市とスフナ市を結ぶ街道と第137連隊基地一帯の支配地域を拡大する一方、フサイニーヤ町を空爆した。

また、米主導の有志連合と思われる戦闘機がブーカマール市郊外のサーリヒーヤ地区、マフカーン町近郊を空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県東部でダーイシュ(イスラーム国)との交戦を続けた。

AFP, September 7, 2017、AP, September 7, 2017、ARA News, September 7, 2017、Champress, September 7, 2017、al-Hayat, September 8, 2017、Kull-na Shuraka’, September 7, 2017、al-Mada Press, September 7, 2017、Naharnet, September 7, 2017、NNA, September 7, 2017、Reuters, September 7, 2017、SANA, September 7, 2017、UPI, September 7, 2017などをもとに作成。

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