アサド大統領は、2017年シリア正教青年総会に参加したシリア正教の主教および青年代表と首都ダマスカスで会談した。
会談にはシリア正教アンティオキア全東方総主教区のイグナティウス・アフレム2世カリーム総主教が同席、シリア社会におけるキリスト教の重要性などについて意見を交わした。
アサド大統領は会談で、こうした会合によって、キリスト教徒がシリアにとって客人でも移民でもなく、祖国の礎をなし、キリスト教徒なしに、多様性に富んだシリアは存在し得ないと述べた。
アサド大統領はまた、「シリアは共存国家ではなく、等質的な国家である…。共存とは、
他者を受け入れることを意味するのに対し、等質とは差別のない完全なる共生である…。なかには、我々の地域においてキリスト教徒を標的とし…、宗派主義的国家に分断しようとする者もいるが…、こうしたことをどのシリア人も受け入れないだろう」と強調した。
SANA(9月17日付)が伝えた。
AFP, September 17, 2017、ANHA, September 17, 2017、AP, September 17, 2017、ARA News, September 17, 2017、Champress, September 17, 2017、al-Hayat, September 18, 2017、Kull-na Shuraka’, September 17, 2017、al-Mada Press, September 17, 2017、Naharnet, September 17, 2017、NNA, September 17, 2017、Reuters, September 17, 2017、SANA, September 17, 2017、UPI, September 17, 2017などをもとに作成。
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