シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構はテレグラムを通じて声明を出し、イドリブ県での「アル=カーイダ」に対するトルコ軍と自由シリア軍の軍事行動を支援すると述べた最高交渉委員会代表で元首相のリヤード・ヒジャーブ氏の発言を非難した。
声明でシャーム解放機構は「最高交渉委員会はシリア国民に負託されていないことを行っtれきたばかりか…、非公式の会合や大会で行われていることを国民に明らかにしてこなかった…。国外の反体制派は…革命勢力を包囲、弱体化させ、自らが代表しているという国民の正統性を欠いている…。我々は今日、もっとも代表的な革命勢力であるシャーム解放機構との戦いを煽る最高交渉委員会代表の異常な発言に驚いている…。このような言動が外国のアジェンダに沿ったもので、犯罪者体制に利することを懸念する」と表明した。
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なお、ヒジャーブ氏は21日にジャズィーラ(9月21日付)の取材に対し「我々はトルコおよび自由シリア軍によるイドリブ県でのアル=カーイダに対するあらゆる軍事作戦を支援する」と述べていた。
AFP, September 21, 2017、Aljazeera.net, September 21, 2017、ANHA, September 21, 2017、AP, September 21, 2017、ARA News, September 21, 2017、Champress, September 21, 2017、al-Hayat, September 22, 2017、Kull-na Shuraka’, September 21, 2017、al-Mada Press, September 21, 2017、Naharnet, September 21, 2017、NNA, September 21, 2017、Reuters, September 21, 2017、SANA, September 21, 2017、UPI, September 21, 2017などをもとに作成。
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