シリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣国防省所轄の自由シリア軍参謀総評議会は声明を出し、アブドゥルハミード・ザカリヤー大佐の身柄をトルコの治安当局に引き渡したいと表明、トルコに彼の処罰を要請した。
声明によると、ザカリヤー大佐は、カタールの衛星テレビ局ジャズィーラの名物番組「イッティジャーフ・ムアーキス」に19日出演した際、「総司令部の許可無く機密情報を漏洩し…シリア革命の安全を脅かした」ために、参謀総評議会はザカリヤー大佐を拘束したという。
ザカリヤー大佐は19日に出演した「イッティジャーフ・ムアーキス」で、ジュネーブ会議に参加している反体制政治勢力が、「現地の革命家を売り渡し…、彼らをテロリストとみなし…、戦闘を継続するイッザ軍への支援を阻止した」などと発言していた。
イッザ軍は、バラク・オバマ前米政権の支援を受けていた「穏健な反体制派」で、現在もハマー県北部で、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構と連携して戦闘を継続している。
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これに対して、ザカリヤー大佐は自身のツイッターを通じて、「革命を盗んだ者たちのことを話したまでだ…。さらに暴露すると、リビア人がシリア革命に無償で武器や弾薬を供与してくれていた。かれらはレバノンの港に武器を運ぶための船賃を払ってくれていた」などと述べた。
また、複数の活動家らがツイッターで「我らはみなアブドゥルハミード・ザカリヤー自由大佐」と銘打ったハッシュタグを拡散し、抗議の意思を示した。
AFP, December 20, 2017、Aljazeera.net, December 19, 2017、ANHA, December 20, 2017、AP, December 20, 2017、ARA News, December 20, 2017、Champress, December 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2017、al-Hayat, December 20, 2017、al-Mada Press, December 20, 2017、Naharnet, December 20, 2017、NNA, December 20, 2017、Reuters, December 20, 2017、SANA, December 20, 2017、UPI, December 20, 2017などをもとに作成。
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