アレッポ県では、SANA(1月14日付)によると、シリア軍が同盟部隊とともに県南部でシャーム解放機構などからなる武装集団に対する掃討作戦を継続し、ブルジュ・サブナ村、スワイハ村、イスマーイーリーヤ村、ムラッバアト・サッルーム村、ジュッブ・グライス村、ジュッブ・ハフィー村、ラスム・アブダ・ビーシャ村、ビーシャ村、大ムラッバア村、ルバイア村、バーカート村、ザイディーヤ村、ストブラート村、ラスム・バッシャース村、ジュッブ・ティーナ村、ラスム・カルクール村、大マダーイン村、ムシャイリファト・アルジュル村、タリール・サイヤーフ村、ザーナ村、ラスム・ファッターフ村、サミーリーヤ村、マギーラート・シブリー村、バスィーラ村、ハージブ村、ラスム・シューカーン村、スワイヤーン村、カフル・フート村、タイバ村、ブルジュ・ガザーウィー村、ジャディーダ村、サルジュ・ファーリア村、ハッジ・マンスール村、ヒルバト・ムアイジル村、クナイトラート村、西サルジャ村、ラジュム・ウマイラート村、マルハミーヤ村、マシュラファト・ハラーラート村を制圧した。
これにより、シリア軍はハナースィル市とタッル・ダマーン村を結ぶ幹線道路の北東部に位置するすべての町村およびフッス山一帯(400平方キロメートル)の制圧を完了し、イドリブ県南東部にあるシャーム解放機構の一大拠点アブー・ズフール航空基地まで2キロの距離に進軍した。
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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月14日付)によると、シャーム解放機構がトルキスタン・イスラーム党主導による「アッラーには彼らを助ける力がある」作戦の一環として、県南部のウンム・ハラーヒール村、ルワイビダ村、ジャドアーン村を制圧したと発表した。
『ハヤート』(1月15日付)によると、シャーム解放機構と自由シリア軍諸派はまた、タッル・マラク村、ハムダーニーヤ村などをシリア軍から奪還した。
このほか、『ハヤート』(1月15日付)によると、イドリブ市南部でシャーム軍団の司令官が爆弾の爆発に巻き込まれて死亡した。
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ダマスカス県では、SANA(1月14日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発がアッバースィーイーン地区、カッサーア地区に着弾した。
一方、ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が東グータ地方マディーラー市、ドゥーマー市を爆撃・砲撃した。
AFP, January 14, 2018、ANHA, January 14, 2018、AP, January 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2018、al-Hayat, January 15, 2018、Reuters, January 14, 2018、SANA, January 14, 2018、UPI, January 14, 2018などをもとに作成。
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