ロシア軍のヴラジミール・ゾロトヒン少将は、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団に対して、同地からの退去に向けた新たな提案を行ったことを明らかにした。
ロイター通信(3月6日付)によると、この新提案は、①退去に同意した戦闘員とその家族が退去するための経路で安全を確保する、②法的訴追の免除を保障する、③家族とともに軽火器を携えて退去することを認める、というもの。
ゾロトヒン少将は「この人道回廊(ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプ)は東グータ地方の市民だけでなく、戦闘員そしてその家族のために開かれたものだ…。違法な武装集団のメンバーが個人の武器を携帯することは認められている」と述べた。
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ラフマーン軍団のワーイル・アルワーン報道官は「ロシアと連絡をとってはいない…。ロシアは強制移住させるために軍事攻勢を強めている」と非難した。
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SANA(3月6日付)は、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに設置された人道回廊を通じた住民の避難が、東グータ地方で活動を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団が退去を阻止しているために実現しなかったと伝えた。
AFP, March 6, 2018、ANHA, March 6, 2018、AP, March 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2018、al-Hayat, March 7, 2018、Reuters, March 6, 2018、SANA, March 6, 2018、UPI, March 6, 2018などをもとに作成。
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