東グータ地方ハラスター市で活動してきたアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動戦闘員とその家族1,500人以上がイドリブ県に退去(2018年3月22日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月22日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府とアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線)の停戦合意に従い、東グータ地方のハラスター市から戦闘員413人と家族合わせて1,580人(うち女性385人、子供576人)が、シリア政府によって用意された大型バス28台に乗って、同地を退去、イドリブ県に向かった。

シリア政府とシャーム自由人イスラーム運動の合意では、戦闘員1,500人とその家族6,000人の合わせて7,500人の退去が定められているという。

SANA, March 22, 2018

SANA, March 22, 2018

SANA, March 22, 2018

SANA, March 22, 2018

SANA, March 22, 2018

SANA, March 22, 2018

**

シリア軍はまた、シャーム自由人イスラーム運動が支配していたハラスター市内で、武装集団に拉致されていた人質・捕虜多数を解放した。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月22日付)によると、この釈放は、シリア政府とシャーム自由人イスラーム運動の捕虜交換によるもの。

SANA, March 22, 2018

AFP, March 22, 2018、ANHA, March 22, 2018、AP, March 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018、al-Hayat, March 23, 2018、Reuters, March 22, 2018、SANA, March 22, 2018、UPI, March 22, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.