イドリブ県では、『ハヤート』(5月22日付)によると、アスタナ9会議を受けるかたちで、トルコ軍の車列がシリア領内に進入、トルコ軍監視所が設置されている県南部に向かった。
トルコ軍はシリア領内に監視所12カ所の設置を完了したばかり。
監視所が設置されているのは、イドリブ県のイシュタブリク山、スルマーン村、タッル・トゥーカーン村、アレッポ県アレッポ市ラーシディーン地区、サルワ村、スィムアーン山、アキール山、アンダーン山、アイス村、ハマー県ムーリク市、ザイトゥーナ村、シヤール・マガール地区。
ドゥラル・シャーミーヤ(5月21日付)によると、トルコ軍による12番目の監視所設置に合わせて、ロシア軍によるイドリブ県への空爆は停止しており、19日以降、3日間にわたりロシア・シリア両軍の爆撃は行われてないという。
AFP, May 21, 2018、ANHA, May 21, 2018、AP, May 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2018、al-Hayat, May 22, 2018、Reuters, May 21, 2018、SANA, May 21, 2018、UPI, May 21, 2018などをもとに作成。
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