ダルアー県で活動するホワイト・ヘルメットのメンバーは西側諸国によるメンバー救出作戦で救出されなかった経緯を暴露(2018年7月23日)

ダルアー県で活動するホワイト・ヘルメットのメンバーの1人で「スィーザール」を名乗る23歳の男性は、西側諸国によるメンバー救出作戦の内幕を暴露した。

スィーザール氏は「ホワイト・ヘルメット・メンバーを退去させる計画があることを数日前に偶然しった」としたうえで、「ダルアー市のセンターに問い合わせ、自分の名前を登録するよう求めたが、関係する国際機関に氏名を通知した後なので登録できないと伝えられた」と述べた。

同氏はまた、「約400人が今も、ヨルダン国境に面するダルアー市や東西の農村地帯や、イスラエルがその一部を占領下に置いているゴラン高原に隣接するクナイトラ県に残っている」と付言した。

al-Durar al-Shamiya, July 23, 2018

AFP, July 23, 2018、ANHA, July 23, 2018、AP, July 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2018、al-Hayat, July 24, 2018、Reuters, July 23, 2018、SANA, July 23, 2018、UPI, July 23, 2018などをもとに作成。

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