シリア政府は「テロ支援・資金援助」の疑いのあるビジネスマン15万人を含む300万人の指名手配者リストを作成(2018年8月2日)

反体制系サイトのドゥラル・シャーミーヤ(8月2日付)は、シリアの複数のメディアの情報として、シリア政府が国内外で居住者約300万人からなる指名手配者リストを作成しており、そのなかには15万人のビジネスマンが含まれていると伝えた。

指名手配者リストの存在は、ジャミール・ハサン空軍情報部長(少将)が7月27日に同部の士官33人を招集して、開催した会合で明らかにされた。

ハサン空軍情報部長は会合で、「テロ支援と資金援助」の疑いのあるビジネスマン15万人を含む300万人からなるリストがあると指摘、「シリアは国内に「ガン細胞」が存在すること許さない。3000万の破壊分子よりも1000万の従順な人の方がましだ…。政府は言葉、ないしは行動で関与した者、さらには沈黙をもって関与した者を処罰するだろう」と述べた。

AFP, August 2, 2018、ANHA, August 2, 2018、AP, August 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 2, 2018、al-Hayat, August 3, 2018、Reuters, August 2, 2018、SANA, August 2, 2018、UPI, August 2, 2018などをもとに作成。

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