シリア国内で活動する民主的変革諸勢力国民調整委員会はPYDが主導するシリア民主評議会を制憲委員会に参画させるよう主張(2018年10月23日)

シリア政府支配地域内で反体制活動を続けている民主的変革諸勢力国民調整委員会の政治局が首都ダマスカスで会合を開き、国内外の情勢への対応について協議した。

会合後、政治局は声明を出し、1月のソチでのシリア国民対話大会で設置合意され、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表のイニシアチブのもとに設置準備が行われている制憲委員会に関して、「シリア国内で活動するすべての愛国的で民主的な勢力、市民社会代表、とりわけシリア北東部で活動する勢力の参加を要請する」と主唱、これまで排除されてきた西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会を参画させるよう呼びかけた。

ANHA(10月23日付)が伝えた。

AFP, October 23, 2018、ANHA, October 23, 2018、AP, October 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2018、al-Hayat, October 24, 2018、Reuters, October 23, 2018、SANA, October 23, 2018、UPI, October 23, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.