トルコのアカル国防大臣は米国によるYPG支援、米軍とYPG戦闘員の懇談を批判(2018年11月18日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、カナダでジョセフ・米軍のジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長と会談し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)への支援を中止するよう改めて求めた。
アナトリア通信(11月18日付)によると、アカル国防大臣は会談で、トルコは米国に対して、テロリストと米軍兵士が一緒に収まった写真が二度と拡散しないよう警告、「あのような挑発的写真を拒否すると伝えた…。我々は戦略的パートナーがいかなるかたちであっても、テロを行い、民間人を殺戮するYPGと協力することを受け入れない」と述べたという。

al-Durar al-Shamiya, November 1, 2018

「挑発的写真」とは数日前に、インターネット上で拡散された米軍兵士とYPG主体のシリア民主軍の兵士が一緒に食事をする様子を撮影した写真のこと。

AFP, November 18, 2018、ANHA, November 18, 2018、AP, November 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2018、al-Hayat, November 19, 2018、Reuters, November 18, 2018、SANA, November 18, 2018、UPI, November 18, 2018などをもとに作成。

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