SANA(3月24日付)によると、23日にラタキア県カサブ町での戦闘で死亡したヒラール・アサド氏の遺体がラタキア市ザーヒー・アズラク軍病院からカルダーハ市郊外のジャバル・アッリーンに搬送され、埋葬された。
葬儀には、アフマド・シャイフ・アブドゥルカーディル県知事、ムハンマド・シュライティフ・バアス党ラタキア支部指導部書記長、アンマール・アサド人民議会議員、アイマン・ザイトゥーン師、ムハンマド・リダー・ハーティム師、アフマド・シャイフー師らイスラーム教(スンナ派)のウラマーらが参列した。
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『ハヤート』(3月25日付)は、反体制勢力が複数の目撃者から得た情報として、ヒラール・アサド氏の死亡報道直後、息子のスライマーン氏が、武装した仲間とともにラタキア市内のスンナ派が多く住む街区に四輪駆動車で乗り付けて、銃を乱射、手榴弾を投げるなどし、警察に逮捕されたと報じた。
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SANA(3月24日付)によると、イドリブ県ムハムバル村で、軍による「テロとの戦い」を支持する集会が開かれ、多数の地元住民が参加した。
またヒムス市シーン町でも、女性数百人がデモを行い、軍による「テロとの戦い」支持を表明した。
さらにスワイダー市では、教員組合スワイダー支部の呼びかけのもと、同様のデモが行われた。
AFP, March 24, 2014、AP, March 24, 2014、ARA News, March 24, 2014、Champress, March 24, 2014、al-Hayat, March 25, 2014、Iraqinews.com, March 24, 2014、Kull-na Shuraka’, March 24, 2014、Naharnet, March 24, 2014、NNA, March 24, 2014、Reuters, March 24, 2014、SANA, March 24, 2014、UPI, March 24, 2014などをもとに作成。
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