ダーイシュのパキスタン人戦闘員がYPG主体のシリア民主軍に投降し、ダーイシュがトルコ国内に複数の拠点を有し、移動経路を確保していたと証言(2019年1月21日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(1月21日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県南東部で投降してきたダーイシュ(イスラーム国)のメンバー数十人を拘束した。

投降してきたメンバーの1人は、パキスタンのラホール市出身のファドル・ラフマーン・アブドゥルマジード氏(1971年生まれ、アブー・インアーム・ムハージル)は、ANHAが公開したビデオ映像のなかで、ダーイシュがトルコ国内に複数の拠点を有し、移動経路を確保していたと証言している。

https://youtu.be/7FQXgiAOTa0

ANHA(1月20日付)によると、シリア民主軍はまた、ダーイシュ支配地域から脱出できずにいた住民約600人を解放した。

AFP, January 21, 2019、ANHA, January 21, 2019、AP, January 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2019、al-Hayat, January 22, 2019、Reuters, January 21, 2019、SANA, January 21, 2019、UPI, January 21, 2019などをもとに作成。

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