アレッポ県では、ANHA(2月21日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン郡の中心都市アフリーン市のヴィーラート通りで大きな爆発があった。
爆発は、トルコの支援を受ける反体制武装集団(国民軍)が観閲式を行っている最中に発生した。
この爆発に関して、人民防衛隊(YPG)に近いアフリーン解放軍団が声明を出し、爆弾を仕掛けた車を爆発させたことを認めた。
アフリーン解放軍団によると、この攻撃で、反体制武装集団戦闘員25人を殺害、トルコの諜報機関メンバー4人を含む36人を負傷させたと発表した。
一方、ドゥラル・シャーミーヤ(2月21日付)によると、この爆発で男性1人と女児1人が死亡、19人が負傷したという。
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また、トルコ占領下のジャラーブルス市西のガンドゥーラ町でも、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、トルコ軍兵士3人、シャーム戦線の戦闘員3人が死亡した。
ドゥラル・シャーミーヤ(2月21日付)によると、爆発は、治安部隊が爆発物を撤去しようとした際に発生したという。
この事件に関しても、アフリーン解放軍団が22日に声明を出し、爆弾を仕掛けた車を爆発させたことを認めた。
声明によると、この攻撃で「アアザーズ治安局」を名のる反体制武装集団の治安部隊メンバー4人とトルコの諜報機関メンバー4人を殺害したという。
AFP, February 21, 2019、ANHA, February 21, 2019、AP, February 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2019、February 22, 2019、al-Hayat, February 22, 2019、Reuters, February 21, 2019、SANA, February 21, 2019、UPI, February 21, 2019などをもとに作成。
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