ロバック元駐バーレーン米国大使がシリア民主評議会本部を訪問し、ダーイシュ壊滅後について協議(2019年3月3日)

ウィリアム・ロバック(William Roebuck)元駐バーレーン米国大使が、ラッカ県タッル・アブヤド市近郊のアイン・イーサー市にあるシリア民主評議会(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体)の本部を訪問、イルハーム・アフマド執行委員会共同議長、ジハード・ウマル渉外局共同議長、ファルハード・ハンムー渉外局局員と会談した。

シリア民主評議会の広報局の発表によると、会談では、シリア北部および東部での情勢、とりわけシリア民主軍と有志連合によるダイル・ザウル県南東部バーグーズ村でのダーイシュ(イスラーム国)との戦いについて意見を交わした。

会談ではまた、バーグーズ村でのダーイシュ壊滅後についても協議され、シリア民主軍がロバック氏に対して、シリア北部および東部に対するトルコの侵攻の脅威が続くなか、同地域がダーイシュのスリーパー・セルの反撃の脅威にも直面していると強調したという。

会談出席者は、ダーイシュを完全に根絶するまでシリア民主軍と有志連合が連携・協力する必要があることを確認した。

ANHA(3月3日付)が伝えた。

AFP, March 3, 2019、ANHA, March 3, 2019、AP, March 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2019、al-Hayat, March 4, 2019、Reuters, March 3, 2019、SANA, March 3, 2019、UPI, March 3, 2019などをもとに作成。

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