北・東シリア自治局はカーミシュリー国際空港でダマスカスからの乗客約20人を隔離センターへ移送(2020年4月5日)

ハサカ県では、ANHA(4月5日付)によると、ダマスカス国際空港からの旅客便がカーミシュリー国際空港に到着、北・東シリア自治局の緊急事態対応チームが乗客約20人を出迎え、新型コロナウイルスの感染を確認するための初期検査を実施、その後隔離センターに移送した。

北・東シリア自治局ジャズィーラ地方の保健委員会(保健省に相当)のマナール・ムハンマド共同議長によると、隔離された乗客は、14日間センターで滞在し、感染が確認されなければ、センターから出られ、感染が確認されれば、感染者を隔離するための施設に移されるという。

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一方、シリア人権監視団は、北・東シリア自治局が新型コロナウイルスの感染を確認するためだとして、ハサカ県北部のトルコとの国境地帯に派遣されるシリア軍兵士複数人を連行し、外出と外部との接触を禁止していると発表した。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

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