英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから94日目となる6月7日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県3件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のカンスフラ村、ファッティーラ村、バイニーン村、ルワイハ村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフル・アンマ村に進攻を試み、「決戦」作戦司令室と激しく交戦した。
AFP, June 7, 2020、ANHA, June 7, 2020、AP, June 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 7, 2020、Reuters, June 7, 2020、SANA, June 7, 2020、SOHR, June 7, 2020、UPI, June 7, 2020などをもとに作成。
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