ロシア軍がハサカ県北東部でパトロールを実施、米軍の大型トレーラー55輌がイラクからハサカ県に進入(2020年10月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の装甲車5輌からなる部隊がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるカーミシュリー市からカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市、マーリキーヤ(ダイリーク)市、ルマイラーン町にいたる地域でパトロールを実施した。

一方、SANA(10月7日付)によると、米軍の大型トレーラーなど55輌からなる車列がイラク領内からワリード国境通行所を経由して違法に入国、米軍の影響下にあるルマイラーン町方面に向かった。

このほか、シリア人権監視団によると、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊の国境地帯でトルコ領内に入国しようとした住民と密輸業者合わせて7人に対して、トルコ軍の国境警備隊が発砲し、2人を殺害した。

AFP, October 7, 2020、ANHA, October 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 7, 2020、Reuters, October 7, 2020、SANA, October 7, 2020、SOHR, October 7, 2020などをもとに作成。

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