リビアの国民合意政府はシリア政府がハフタル将軍率いるリビア国民軍を支援するために傭兵多数を新たに派遣したと発表(2020年12月16日)

リビアの国民合意政府(GNA)は、シリア政府が12月15日、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍を支援するために傭兵多数を新たに派遣したと発表した。

スルト・ジャフラ解放作戦司令室報道官のハーディー・ダーラ准将が発表した声明によると、シャーム・ウィング社のエアバスA320がシリア人傭兵を乗せて、ベンガジ市のバニナ空港に着陸したという。

アナトリア通信(12月16日付)が伝えた。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月16日付)によると、ロシアとシリア政府は、2020年6月までにダルアー県、スワイダー県、ハサカ県、ハマー県、ダイル・ザウル県の出身者2,700人を傭兵としてリビアに派遣しているという。

派遣された傭兵には、毎月1,000米ドルの報酬が支払われているという。

AFP, December 16, 2020、Anadolu Ajansı, December 16, 2020、ANHA, December 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 16, 2020、Reuters, December 16, 2020、SANA, December 16, 2020、SOHR, December 16, 2020などをもとに作成。

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