ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村を2度にわたって爆撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるブライジュ村近郊でシリア軍兵士を狙撃し、射殺した。
「決戦」作戦司令室はまた、政府支配下のダール・カビーラ村一帯を砲撃した。
これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、カフル・ウワイド村などを砲撃したほか、ガーニヤ村近郊で車をミサイルで攻撃し、住民2人が負傷した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にある県西部の第46中隊基地一帯でシリア軍を狙撃し、兵士2人を殺害した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県21件、ラタキア県9件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は36件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, December 24, 2020、ANHA, December 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 24, 2020、Reuters, December 24, 2020、SANA, December 24, 2020、SOHR, December 24, 2020などをもとに作成。
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