シリア石油輸送社内で真空タンク・トレーラーが爆発、大規模火災が発生:国内通商消費者保護省は1月20日からガソリンの価格を引き上げると発表(2021年1月19日)

ヒムス県では、SANA(1月19日付)によると、ヒムス市郊外のシリア石油輸送社(SCOT)内で真空タンク複数基から原油を抜き取ろうとしていた際に爆発が起こり、大規模火災に発展、消防隊と民間防衛隊(ホワイト・ヘルメットではない正規の組織)が消火活動にあたり、これを鎮火した。

バッサーム・トゥウマ石油鉱物資源大臣によると、爆発は、ヒムス精製所に原油を運ぼうとしていた真空タンク・トレーラー1台で発生し、周りのトレーラー複数台に引火したが、人的被害はなかったという。

爆発の原因については現在調査中だという。

一方、シリア人権監視団によると、真空タンク・トレーラー10台以上が爆発した。

そのなかには、北・東シリア自治局の支配地域で生産された原油を移送していたカーティルジー・グループ社所有の真空タンク・トレーラー3台も含まれていたという。

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こうしたなか、国内通商消費者保護省は、1月20日にプレミアム・ガソリンの価格を1リットルあたり、475シリア/ポンド、レギュラー・ガソリンの価格を1リットルあたり675シリア・ポンド引き上げると発表した。

AFP, January 19, 2021、ANHA, January 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2021、Reuters, January 19, 2021、SANA, January 19, 2021、SOHR, January 19, 2021などをもとに作成。

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