ダイル・ザウル県ウマル油田近くで、米主導の有志連合とシリア民主軍の車列の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発(2021年4月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているウマル油田近くで、兵站物資を輸送する米主導の有志連合と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車列の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

一方、ズィーバーン町ではダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装グループが、若者1人を銃で撃ち、死亡させた。

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シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ダイル・ザウル県、ヒムス県スフナ市一帯の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って35回あまりの爆撃を実施した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある県南部のディブスィー・ディブスィー・アフナーン村近郊で、羊飼いの住民が放牧中に何者かの襲撃を受け、子供1人が死亡した。

AFP, April 20, 2021、ANHA, April 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2021、Reuters, April 20, 2021、SANA, April 20, 2021、SOHR, April 20, 2021などをもとに作成。

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