シリア民主軍はダイル・ザウル県、ラッカ県で多数を拘束(2022年1月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるザッル村、アブー・ナイタル村、ハリージーヤ村、ダマーン村、ズィーバーン町、タヤーナ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が26日と27日に、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる29人を拘束した。

また、北・東シリア自治局はダイル・ザウル県内の支配地で1月27日午前6時から2月1日午前6時まで外出禁止令を発動した。

グワイラーン刑務所での混乱の波及を回避するのが目的。

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ラッカ県では、SANA(1月27日付)によると、シリア民主軍がラッカ市、ジャルニーヤ町で北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプ(ハサカ県)での収容生活を終えて帰還していた元国内避難民(IDPs)約50人の身柄を拘束、連行した。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

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