ミクダード外務在外居住者大臣は国連人権理事会の緊急特別会合でビデオ演説を行い、欧米諸国が他国に人権を侵害しているとの嫌疑をかけ、内政干渉の口実にしていると批判(2022年3月1日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、ロシアのウクライナに対する特別軍事作戦について協議するために、2月28日にスイスのジュネーブで開幕した国連人権理事会の緊急特別会合でオンラインで出席し、ビデオ演説を行った。

ミクダード外務在外居住者大臣は演説のなかで、西側諸国が人権理事会を利用し、他国に人権を侵害しているとの嫌疑をかけ、内政干渉の口実にしていると批判、シリアを標的とする一連の政治的な諸決議の真の目的は、これらの国が侵略、占領を行い、テロを支援し、シリアの国家に対してこれを利用していることを隠蔽するためだと強調した。

そのうえで、シリアが主権を維持し、外国の占領から国土を解放するために自らの責任を果たし続けると表明した。

AFP, March 1, 2022、ANHA, March 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2022、Reuters, March 1, 2022、SANA, March 1, 2022、SOHR, March 1, 2022などをもとに作成。

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