シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2022年4月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、バーラ村、ファッティーラ村、バイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、男性2人が口論となり、うち1人がもう1人を銃で撃ち、殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアムキーヤ町、灌漑計画地区を砲撃した。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、キータ村で正体不明の武装集団がカウンセラー・弁護士の男性が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

またヒルバト・ガザーラ町とアルマー町を結ぶ街道で、正体不明の武装集団が空軍情報部の傘下で活動する地元民兵のリーダーと護衛複数人を襲撃、殺害した。

さらにサナマイン市でも住民が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, April 17, 2022、ANHA, April 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 17, 2022、Reuters, April 17, 2022、SANA, April 17, 2022、SOHR, April 17, 2022などをもとに作成。

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